茨木のり子のレビュー一覧

  • 詩のこころを読む

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    小さな四行詩に、ささやかな拍手を

    音楽の歌詞でなく、俳句や川柳とも違う「詩」。わたしは詩にそこまで興味はなかったのですが、詩について語る機会があり、なにか参考になる本はあるかと探りを入れてみたところこの本と出会いました。『自分の感受性くらい』等で有名な伝説的詩人・茨木のり子が、今まで詩という大海の浅瀬しか知らなかった私に、「もう一歩だけ沖に近づくと面白いかもよ」と教えてくれるような本で、著者の優しさを感じます。著者がセレクトしたたくさんの詩を、わかりやすい解説とともに味わうことができ、詩の入門書にうってつけです。基本のキである「詩の味わい方」を説いてくれます。

    辻征夫『春の問題』という詩の

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    2025年09月29日
  • 自分の感受性くらい

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    当時の時代背景とはメッセージの背景にある社会は違うだろう。

    しかし、今の時代は昔より他者の声や目がSNSやインターネットで透け、AI大多数の人より「頭」が良い意見をくれる。

    こんな状況において、改めて我々人間に突きつけられてる、激や喝を入れるようなメッセージを私は受け取った。

    一個体生命としての感受性を守り、育てる。そのための栄養を摂取する一つの手段としても読書はあると思う。

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    2025年05月04日
  • ハングルへの旅 新装版

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    よその国の言葉を学ぶということは、その国の歴史や文化、そして自国との関係に目を向けざるをえない。本書は韓国の良いもの、日本と似ているところ、違うところが、何の優越感も横柄さもなく描かれている。
    ハングルを学ぶ人は格段に増えたとはいえ、隣国へのヘイト感情を抱く人は根強くいる。主語を大きくひとまとめにして好き嫌いを判断しがちだが、そんな時はこの本を読み、顔が見えるひとりひとりを思い浮かべたい。

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    2024年05月13日
  • 詩のこころを読む

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    若いときはまず自立して生きていくことに必死で、プラス旅行やら趣味やらひとつひとつ新たな経験ができれば十分満足だった。詩というのはそういう価値観と距離がある気がする。感じ方の木目の細かさに充実感があるというか。折に触れて覚えている詩を思い出して自分の今を思う、というのは素敵だな。私も少し近づけるとよいな、詩に。

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    2023年11月27日
  • ハングルへの旅 新装版

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    「自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ」
    著書のこの言葉通り、韓国語の森に自分の力で深部まで分け入った彼女の、語学について綴ったエッセイ。

    「その美術を愛しながら、同時にそれらの人々が、作者たる民族に対して冷淡なのに驚かされる。」
    柳宗悦の言葉にもハッとさせられた。

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    2023年08月04日
  • ハングルへの旅 新装版

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    韓国人の友達がいて、韓国に何度も遊びに行って、韓国が好きな自分が、韓国語を話せないことが急に情けなくなった。これから、少しずつ勉強して、韓国語で友達と話したい、とこの本を読んで改めて思った。

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    2023年04月02日
  • 永遠の詩02 茨木のり子

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    茨木のり子さんの詩集ですね。
    永遠の詩シリーズです。
    このシリーズはほんとうに、詩との出会いを形づくるきっかけを結びつけてくれますね。
    茨木さんの詩は、初めて味わいましたが、私の心に深くすんなり、ほんとうにすんなり受け入れました。
    詩集を読むのはかなりの想像力と理解力、感性を駆使しますが、茨木さんの詩は、飾りがなくそれでいて、真相を的確に捕らえられていて、情愛と励ましに溢れています。

      みずうみ
     《だいたいお母さんてものはさ
      しいん
      としたところがなくちゃいけないんだ》
     
     名台詞を聴くものかな!

     ふりかえると
     お下げとお河童と
     二つのランドセルがゆれてゆく
     落葉の道

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    2023年02月04日
  • 永遠の詩02 茨木のり子

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    ネタバレ

     お気に入りの書店の本店にて。 
    うずたかく積まれた数多の書籍の中の一冊。
    旅先だから、出逢えた『茨木のり子』なのかも。

    『嘘がつけない人だった。
    詩においても、生活においても
           ーーーーーー谷川俊太郎(詩人)』

    そんな茨木のり子さんに、" 清々しいまでの潔さ " を感じ、カッコいい〜と痺れています。

     やはり、『自分の感受性くらい』は、最高だし、ファンの多い『わたしが一番きれいだったとき』も、ほんとうに素敵。
     だけど、わたしは、変わらず『汲む』が痺れるほど好き。 それは、初心に帰れるから。 自分で自分を包み込むような感覚を覚えるから。

     そして、今回

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    2022年12月21日
  • 永遠の詩02 茨木のり子

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    名詩「利根川の海」にはじまり有名な「わたしが一番きれいだったとき」から最後の詩集「歳月」まで、厳選された詩が編まれた本書。
    戦争を生き抜いた茨木のり子さんの凛として美しい死の数々。
    初めて読んだ一冊が「歳月」であったためか、やはり個人的には晩年の詩がすごく好きです。「夢」「恋歌」「急がなくては」「(存在)」「歳月」など。

    厳選されたものなのでどの詩も本当に素晴らしいのですが、
    「答」は本書の中で一番好きで、私自身、ふと一番幸せだった時といえば、と振り返った時がありそれを再体験したような感覚でした。子を持つ母なら、どんな人生を送っていたとしても共感できるのではないでしょうか。
    ほかに「兄弟」「

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    2022年04月01日
  • 永遠の詩02 茨木のり子

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    作者は戦争を生きた人だ。戦時中は女学生で愛国心を胸に生きていきた。
    現代、少なくとも日本は戦時中ではない。そして多様化を推し進めようとしている。そのような中でも多数と同じであることを求められることは多い。「普通は」や「みんなは」といった言葉、同一であることを求めること。自分の感性を持ち続けることは難しいと思う。そんな現代人に「自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ」と檄を飛ばしてくれていると感じた。自分だけが持ち得る感性を大切にしていきたいと思った。

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    2022年03月07日
  • 詩のこころを読む

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    卒業以来久しぶりに詩に触れた。
    学生の頃にはただ暗唱させられ、深く味わうということもなかったが、詩とはかくも力強く、日本語は美しいものだったのだと感心した。
    これまで詩の読み方がわからなかったが、他の詩も読んでみたいと思った。

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    2021年12月29日
  • 詩のこころを読む

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    こころにひっかかって取れない詩歌

    人のそういうのを知れるってとても素敵で、私にはこうなんだよって対話をしたくなって、古本屋で迎えたこの本に引かれていた赤線と、お話をしている気分になった。
    なんとも、素敵でわくわくする時間を久しぶりに過ごせて、有難いなと思ったし、私には必要なんだと何度でも再確認する。きっとこれからも。

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    2021年10月02日
  • 永遠の詩02 茨木のり子

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    残念ながらと言うべきか、小学生の頃の自分にとって、詩とは「言葉が少なくて読むのが楽なもの」以上のものではありませんでした。

    大人になった今、何故だか詩というものに心をくすぐられながらも、「何がそんなに良いのか?」と問われれば、明確な答えは見つかっていません。

    ただ茨木さんの言葉をまとまった形で読むと、「無理に頭で解ろうとしなくていいんだ」ということを教えられるような気がします。

    論理的に解き明かそうなんて大それた事をやろうとしなくても、「あぁその感じわかるなぁ」と自分の中に自然と共振する部分を発見するのも、詩の楽しみ方かもしれません。

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    2021年03月07日
  • 永遠の詩02 茨木のり子

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    「自分の感受性くらい」で頼りない自分に喝をいれてもらい、「幾千年」で桜蘭の少女の嘆きに耳を傾け、「倚りかからず」でしゃきんと背筋をのばす。
    「夢」で愛する人との重みを感じて、それをいつか失う日が来ることにおびえる。(存在)で透明な気と気の2人を感じ安心する。
    そんな風に読みました。

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    2014年04月27日
  • 永遠の詩02 茨木のり子

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    「詩」には2種類あって(私としては)、言葉の羅列で意味は分からないんだけれども何となく雰囲気を楽しむというものと、分かりやすい言葉でダイレクトに伝わってくるもの。この詩集は後者。表紙の詩に魅かれて読んでみましたが、他の編もとても良く、静かに満ちていくような読後感。いつかまた再読したい。

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    2013年08月20日
  • 永遠の詩02 茨木のり子

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    「自分の感受性くらい」が収録されているので読んでみましたが、解説が付いているにもかかわらず自分にはすこし難しい1冊でした。とても深く、詩と言うものはなんとすごいんだろうと初めてしに触れて驚きました。

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    2013年01月28日
  • 永遠の詩02 茨木のり子

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    自分の感受性くらい/自分で守れ/ばかものよ/ なにもできないことを人のせいにしないで生きてるだろか。自分。

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    2011年10月26日
  • 永遠の詩02 茨木のり子

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    読み応えのある詩。厳しくも優しい言葉に魅力を感じました。悩み苦しむのは人の性。誰が読んでも共感を感じるんじゃないかなと思います。茨木のり子の詩に勇気付けられながら自分も強く生きていきたいなぁと思いました。

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    2011年09月14日
  • 永遠の詩02 茨木のり子

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    手元に戻ってきて再読。何度読み返した事だろう。一人ぼっちを腑に感じた時は誰に会ったって寂しさや絶望は埋まらない。この本を眺め、抱いて眠るのです。孤独にきく薬は人の温もりじゃなく、甘えるなよと背中をぴしゃっと叩いてくれる言葉。でもね、なにより彼女が亡き夫に詠うのが好き。メロディーつけたくなるくらいピンク色。寄りかからずの独立した女性が、愛を謳えばただの可憐な乙女だよ。

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    2011年08月26日
  • 永遠の詩02 茨木のり子

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    なんだか色々うまくいかないし、
    体調もいまいち。。。

    という頃に手にとった本。

    表題にもなっている

    「自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ」

    が、ガツンと効いた。

    それから、

    「一人は賑やか」
    「汲む」

    でハッとさせられ、

    「急がなくては」

    で泣いた。


    厳しい言葉を綴っていても、
    その裏にたしかに人への愛情が感じられるから、
    むしろ温かい。

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    2011年08月06日