茨木のり子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【茨木のり子さんの偏愛詩集が素晴らしかった件】
岩波ジュニア新書というレーベルと、『詩のこころを読む』というタイトルから、私はてっきり「詩をどう楽しむか」を教えてくれるHow-to本なのだろうと想像してページをめくった。♪♫
読み終えて感じたのは、読み方を間違ってしまったなと……。 (;´д`)トホホ…
本書は指南書ではなく著者の詩人、詩への押しの熱い語り『茨木のり子の「偏愛」詩集』だったので途中で迷子状態になってしまった。₍ (ง •ω•)ว ⁾⁾ ウロウロ
茨木のり子さんの綴る言葉や、紹介されている詩の解説は、本当に素晴らしいものでした。ただ、彼女の詩に対する熱量と主観が強すぎて、茨木さんの言葉でページが埋め尽くされている分、読んでいる自分が自由に想像したり、人生を重ね合わせたりできる「余白」がもう少し欲しかったな、というのが正直なところ。 ((๑•́ ₃ •̀๑)
それでも自分なりに茨木さんに必死についていこうとしながらも、素敵な詩への出会いもありました。
谷川俊太郎さんの『かなしみ』を読んだとき、「何か大切なものを忘れてきてしまったような感覚」がスッと心に馴染みました。✨
また、「ちびへび」の詩を読んだときは、みんなに煙たがれている孤独な姿が、宮沢賢治の『よだかの星』のよだかに似ているなぁ、と自分なりの景色を重ね合わせることができました。( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )❤︎
正直よく分からない詩もあったけど、たくさんの詩と出会え自分なりに「感じ方」を得られた詩に巡り会えただけでも今回の読書は大成功だったかな!✨
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Posted by ブクログ
あくまで理解力ゼロの私が感じたものを簡潔にざっくり解釈してみたもので見当違いも多数あると思われ
たぶん授業などで習ってるくらい有名なんだけど記憶にない(当時の先生に申し訳ない)
最初の方で感じたのはエッセイのような親しみやすさ、解釈と言えるか分からないくらい分かりやすい言葉選びだった。略語を選んだのには日本語の七五調のようにリズムよくするためなのだと納得。
どの詩も人との関係性を表しているものが多く、有名な表題作は確かに人を奮い立たせた。そんな熱い印象な人でなく他の作品の方はユーモアがあったり懐かしむといった哀愁あるものが多い。というか表題作だけ異質でもある気がした。
・詩集と刺繍
2つの共通点のところが好きだった あってもなくてもいいだけどなくなることのない代物なのだと立ち寄った本屋でのエッセイのようだった
・癖
愛情の裏返し この最後の締めくくりになるくらい角を丸くなりたい
・自分の感受性くらい
波打っていても微動だにしない強い詩だった
・存在の哀れ
許してきたものが記憶に留まってることなく前を向いてる詩だった
・知命
助けてあげることが多いように感じるけど自分も助けられているという気づき
・青年
目の前の青年の影に昔の自分を感じる詩
・青梅街道
変わってゆく変わってしまった風景を歌った詩
・二人の左官屋
壁を整えにやってきた人にうっとりさせられたことと昔のロシアの音楽家が左官屋にあった話と重ねてる詩
・夏の声
いくじなしのむうちゃんは語呂が良かったのだろうかポエチカルに結合とあった 泣けない大人になるのは簡単だともとれた
・廃屋
人が家に棲むというだけで家が守られているものかと歌った詩
・孤独
分からなかった 孤独な親は親になってはならないということか
・友人
数少ない友人を懐かしくきっと今あっても変わらないそしてその記憶もしかりか
・底なし柄杓
金子光晴という偉大な詩人がおり人によく奢ってお金はなかったが詩に関してはどう作っていたのか分からないくらいすごいものだった。北斗七星の下あたり〜はその詩の作り方も星と一緒の運命を辿っているという詩
・波の音
異国の波の擬音、波の音にはニュートラル効果も哀愁もある
・顔
なんだろう悪口ではないにしろ顔のことで言われるとモヤっとする。そんなことも受け止め瞑想したぶんそうでしょうと答える技量を感じた
・系図
系図そのものに対しての皮肉に感じた。先祖の果てが我々なのだとも。
・木の実
なかなか暗い。太平洋戦の日本兵の死の報道があったのだろうか戦後暫く経ったころだと思う、戦死した子の母親が自分だったらとその赤ちゃん時代を慮る
・四海波静
意味は2つあり世の中が平和と広いものに小さいものがあるたとえでもある。頼朝と後白河天皇の例えも飛び出し、戦争責任を答えた人をバカにしたのは分かったラスト2行がどんな意図があったのか
・殴る
殴りたい奴が多すぎて夢の中にまで出てくるが顔がわからない 人を殴ったこともないが先祖まで辿るとこの思いは理解できるという
・鍵
開かない扉はない鍵は待っているのだと。誰かとミステリーを読んでいたのかと思えるような印象も -
Posted by ブクログ
ネタバレ「自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ」を読むために購入したのだけれど、ほんと自分に対して「自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ」と思った。
また、解説にて伊藤比呂美さんが紹介されていた『倚りかからず』という詩もとても痺れた。
「倚りかかるとすれば それは 椅子の背もたれだけ」
この凜とした力強さに、パワーが漲ってくるのを感じる。自分を誇り、自信をもってよいのだと。
美容室を予約していた朝、思いついて髪を30cmほど切り人生で一番の短さになった日に読むには最適であった。ものごとは、私がそうと決めれば変えられるのだ。