大石直紀のレビュー一覧
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たまたま読んだ物語の舞台が、自分が住んできる地域だととても身近に感じて嬉しい。また、旅先などで書店に入るとその土地を題材とした企画コーナーがあったりするので、旅先でその土地を舞台とした物語を読むのも楽しい。以前、出張で奈良市に宿泊した時に「鹿男あをによし 」を読んだことがあったが、翌日の早朝に奈良公園を散歩していて、今にも鹿が話し出すのではないかと思ったこともあった。それもまた、旅先での楽しい過ごし方なのだろうと思う。
一方で、昔訪れたことのある場所が舞台の物語を読んでも楽しいし、あの時はこんなことをしたなと懐かしく思い出すことも多い。特に、とても良い思い出があったりわざわざ時間を作って訪れ -
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今年もまた桜の季節がやってくる。ジョギングをしていると早咲きの桜がちらほらと咲き始めていて、季節の足音が聞こえてくるような気がする。
桜の花が咲く季節は卒入学や転勤、退職などの時期とも重なり、別れや出会いの季節でもある。桜の花を見ると懐かしい気持ちになったり、心の中がふんわりと暖かくなるのは、別れや出会いの記憶と一緒に桜の花が脳裏に焼き付いているからだろう。
これから少しずつソメイヨシノも咲き始めて、いつものジョギングコースも徐々に桜色に彩られてくる。なかなか大手を振って花見が出来るご時世ではないが、今年もまた桜の花を見ながら昔懐かしい顔をいくつも思い浮かべてみたい。
大石直記さんの書か -
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ネタバレ【あらすじ】
謎のデータがネット上にバラ撒かれ、削除された…。直後、一人の男の死体が発見される。東京明和銀行本店システム部の中山雄吾。ネットに不正アクセスし、機密情報を流した疑いで、マークされていた男だ。死体発見現場で、警視庁捜査一課刑事・伊丹憲一とサイバー犯罪対策課専門捜査官・岩月彬は出会う。殺人事件として犯人を追う伊丹、不正アクセス容疑の真相を追う岩月。二人はいがみ合いながらも、共に捜査を進めるが、目に見えない圧力に曝され、行き詰っていく…。背後に蠢く政官財の巨大な権力構造。浮かび上がる金融封鎖計画「X DAY」とは。
【感想】 -
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映画感想だったりして。
道徳教材とかにもよくなっているから、観ておこうと思って。
この映画は、バカみたいにお涙ちょーだいって感じじゃないからすごく好きだと思った。
諜報活動をしていた杉原さんのことや、国のために命を懸けていたことがよくわかるから、ビザ発給の決断に重みが出てくる。
後半で、奥さんと踊るシーンが印象的で。
歯車が回るように杉原夫妻の周りを人が回り踊る。
いつか歯車が回った時にのために、今できる最善のことをしようと誓ったにもかかわらず、歯車の中で身動きが取れないかのように、立ち止まり、自分の守りたいものと離れてしまわないように抱きしめる。
英雄なんかじゃなく -
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ネタバレオカルト風味だけれど、悪党共の金と利権を巡る骨肉の争いに、凪子達が巻き込まれ、なんとか解決するという物語でした。
結局人間同士の争いなんだけれど、黒沢と宮市を中心に、次々と出てくる悪人(一部善人)が、最後までバタバタと死んでゆくので、すっきり爽快な読後感とはいかなかった。
ひとまず、凪子の行方不明の旦那さんが見つかったのは良かったのと、京都や静岡のミステリースポットに関する小ネタが面白かった。
唯一と言っていいほど生き残った関係者の辰夫は、続編があるならまた登場するんだろうか。約500Pの長い物語をちまちま読んだけれど、後日談も気になる。 -
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ネタバレパコ・サンチャゴ・マリンが欲しいという知人に贈った「サンチャゴ」要素。中身を知らずに贈ったのを今更読む。
予想外に面白かった。歴史的事実を実名とか使いつつフィクションが加えられているのだが、悪くない。
事実に脚色加えるのは辟易したりするけれど、チリという地球の裏側の国のお話だから、事実がフィクションのように感じられて違和感なく感じられてしまうのだろうか。
とにかく、自分の生まれる前の地理の軍事政権のことなんてぜーんぜん知らなかったから、興味深かった。
冷戦時代の南米(というか第三世界)は小説のような事実ばかりだからそそられる。
「サンチャゴに雨が降る」というのがクーデタの隠喩で -
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南米チリ。チリに関して知っていることといえば・・・太平洋に面した細長い国。首都はサンチャゴ。
お恥ずかしいが、それくらいです。多くの人がチリについて知らないと思うのですが、いかがでしょう?
1973年9月11日。「サンチャゴに雨が降っています」というラジオからのアナウンサーの一報で始まった軍事クーデター。
どのくらいの人が、それも73年という一昔前にあったというクーデターを知っているのだろうか? もちろん私は小学生でしたが、知りもしなければ知ろうともしていませんでした。
それだけ南米というところは遠く、身近には感じなかったというわけです。
なので本書を読み、チリについてのことなどとても興味深く -
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ネタバレ映画に比べて岩月さんの存在感が際立っていた。
ということはそれだけイタミンの存在感が薄れていたワケで
その辺りがちょっと残念だったかな。
今までの相棒の映画ノベライズは大概が映画と違う部分があったんだけど
この話はほぼ映画の筋書き通りだった。
違ってたのは映画ではイタミンとふたりだった逮捕劇が
ノベライズでは岩月さんひとりだったってくらいか。
映画を見たときに感じた特命係(特に神戸くん)登場の取ってつけた感が
若干薄れていたのは個人的には救いだった。
被害者の上司を勾留するときに渋滞の車の上を逃げ回るシーン、
映画の中ではなんでいきなりそうなるかが判り難かったんだけど
文章で読んでみて初め