あらすじ
大人気シリーズ映画最新作を完全ノベライズ!
燃え残った数十枚の一万円札とともに殺されたのは、大手都市銀行システム部に籍を置く銀行員。彼はネットに不正アクセスし、機密情報を流していた疑いで、サイバー犯罪対策課からもマークされていた。殺人事件として真相を追う警視庁捜査一課刑事・伊丹憲一、一方で不正アクセス疑惑から捜査を進める専門技官・岩月彬、立場の違いから、互いにいがみ合いながらも捜査にあたる二人だったが、やがて目に見えない大きな圧力に行く手を阻まれる。
そして、殺人の真犯人追及とともに、浮かび上がってくるネット上にバラ撒かれた謎のデータの正体。杉下右京たちも、そのデータに触れ、否応なく政官財の巨大な権力構造に巻き込まれていく。次第に明らかになる日本政府のために仕掛けられた金融封鎖計画。その「X DAY」に向かって、刑事たちの闘いは続く。
いまや国民的ドラマとも呼ばれる人気シリーズの映画最新作を完全ノベライズ。
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Posted by ブクログ
【あらすじ】
謎のデータがネット上にバラ撒かれ、削除された…。直後、一人の男の死体が発見される。東京明和銀行本店システム部の中山雄吾。ネットに不正アクセスし、機密情報を流した疑いで、マークされていた男だ。死体発見現場で、警視庁捜査一課刑事・伊丹憲一とサイバー犯罪対策課専門捜査官・岩月彬は出会う。殺人事件として犯人を追う伊丹、不正アクセス容疑の真相を追う岩月。二人はいがみ合いながらも、共に捜査を進めるが、目に見えない圧力に曝され、行き詰っていく…。背後に蠢く政官財の巨大な権力構造。浮かび上がる金融封鎖計画「X DAY」とは。
【感想】
Posted by ブクログ
映画に比べて岩月さんの存在感が際立っていた。
ということはそれだけイタミンの存在感が薄れていたワケで
その辺りがちょっと残念だったかな。
今までの相棒の映画ノベライズは大概が映画と違う部分があったんだけど
この話はほぼ映画の筋書き通りだった。
違ってたのは映画ではイタミンとふたりだった逮捕劇が
ノベライズでは岩月さんひとりだったってくらいか。
映画を見たときに感じた特命係(特に神戸くん)登場の取ってつけた感が
若干薄れていたのは個人的には救いだった。
被害者の上司を勾留するときに渋滞の車の上を逃げ回るシーン、
映画の中ではなんでいきなりそうなるかが判り難かったんだけど
文章で読んでみて初めてこのシーンがこういうアクションシーンだったか、
また、(特に岩月さんの)メンタルの変化に関わる重要なシーンだったということを
ごく自然に理解できたというか納得できた。
映画を見てノベライズを読んで補完する醍醐味を
ここでもまた味わわせてもらった気がする。
Posted by ブクログ
金融の事だとかわからないので、映画見た時はさらっと流れてしまい、頭に????を浮かべながら見たところも文章で繰り返し読んでみたらなんとなくわかりやすかった気がします。
二人のやり取りは映画よりさらっとしている感じ。
Posted by ブクログ
〈内容〉謎のデータがネット上にバラ撒かれ、削除された…。直後、一人の男の死体が発見される。東京明和銀行本店システム部の中山雄吾。ネットに不正アクセスし、機密情報を流した疑いで、マークされていた男だ。死体発見現場で、警視庁捜査一課刑事・伊丹憲一とサイバー犯罪対策課専門捜査官・岩月彬は出会う。殺人事件として犯人を追う伊丹、不正アクセス容疑の真相を追う岩月。二人はいがみ合いながらも、共に捜査を進めるが、目に見えない圧力に曝され、行き詰っていく…。背後に蠢く政官財の巨大な権力構造。浮かび上がる金融封鎖計画「X DAY」とは。
Posted by ブクログ
銀行システムへの不正アクセス容疑者が殺される事件で、相棒シリーズでは脇役だった伊丹刑事と、サイバー犯罪対策課専門捜査が、いがみあいながら犯人を追っていくうちに、目に見えない圧力が・・・
映画の原作らしいが、いつもの主役はほとんど出て来ない。X DAY もピンと来なかったなぁ。
(2013/6/16)
Posted by ブクログ
現場叩き上げの伊丹刑事と、民間企業出身でサイバー犯罪対策課の岩月が、半目しながら捜査する。
赤字国債を乱発する日本が、2015/5/1に国債、円、株のトリプル暴落に見舞われる想定で、財務省、金融庁、大手銀行などが故意にシステム障害を起こし、シミュレーションを行なっていた。
この暗号データをネットに流出させた銀行員が死ぬが、警察にも圧力がかかり、捜査できなくなる。
それでも捜査を続ける2人、結局暴力団に雇われた元証券マンが、Xデイの情報を聞き出そうと揉めて殺したことが判明。逮捕するが、財務省らの計画は闇のまま。
Posted by ブクログ
映画のノベライズ版。映画を観た後、復習のつもりで買いました。
映画では皮肉なセリフの応酬が見どころ(笑)だったりするのですが、文字にしちゃうと「」(話し言葉)ばっかりですね。映像だと個人の推測にゆだねられてしまう登場人物の心情が書いえあるのはそれなりに興味深かったかな。
映画観ると、もっと長い話だったかと思ったけど意外と短い。
映像と文字の違いを今更感じたりして。