大石直紀のレビュー一覧

  • パレスチナから来た少女

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    私が日本語でこういう小説を読まないだけか、日本人があまりこういう小説を書かないのかはわからないのだけれど、スケールがワールドワイドで洋書を読んでる気分だった。


    日本人が中東をテーマに小説を書いてくれることが嬉しい。中東で生まれたというアイデンティティがあるからこそもっともっと知りたい、知らなきゃ。

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    2012年12月12日
  • サンチャゴに降る雨

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    ネタバレ

    チリで軍事クーデターが起こり、それに関わる人たちの物語。
    話自体もおもしろかったし、そこに描かれてる一人ひとりがすごいリアルでよかった。

    でも、現実に軍事クーデターとかって起こったものだし、今でもどこかの国でクーデターが起こるかと思うと、つらくなるわ。
    そんなことも考えさせられた一冊。

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    2011年12月06日
  • 相棒 ―劇場版II―

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    映画『相棒‐劇場版Ⅱ‐」のノベライズ。映画を観た後に内容を振り返りながら読みましたが、本編とは若干の違いもあり、これはこれで楽しめました。そしてまた劇場に足が向いてしまった・・・。

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    2011年02月16日
  • 相棒 ―劇場版II―

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    相棒劇場版Ⅱのノベライズ作品。
    映画版とは表現の違うところも多々あります。特に終盤の展開が全く違います。
    先に小説版を読んで劇場に足を運んでも、十分すぎる驚きを感じられると思います。

    また、映画では分からなかった部分の解説も入っていたので、スクリーンで楽しんだ後に読まれるといいかと

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    2011年01月14日
  • 相棒 ―劇場版II―

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    ネタバレ

    劇場版を見たあとに、読みました。

    劇場版と結末が違うのは前回と同じですが…
    官房長が小説版では死なない。
    今後の展開的に大丈夫なのかしら?と心配になってしまいました。
    大筋は一緒で違うのは事件の決着のつき方くらいです。
    あと、一連の犠牲者と言える3人の関係が幼なじみになっていて、より黒幕たちに「利用された」という感じが出ていました。
    でも決着のつき方は劇場版の方がしっくりきました。

    小説版は神戸さんがちょいちょい動いて話を進めているので、そこは面白いかもしれません。

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    2010年12月26日
  • 相棒 ―劇場版II―

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    映画を観るまでは待とうと思っていたのに、我慢できず読んでしまった(苦笑)。劇場版1のノベライズに比べ、キャラクターの言動に違和感がなく、素直に楽しめた。お馴染みの人物たちが動き回っている映像が脳裏に浮かぶような、読みやすい文章で。また、大河内監察官が大活躍だったのがピルイーターファンとしては嬉しいかぎり。映画では結末が変わるとのことだけれど、かなり念入りに組まれていたように思われるノベライズ版をどう超えてくれるのか。今から映画館に行くのが楽しみだ。(その結果、大河内さんのおいしいシーンがすっぱり切られたりしないかどうかだけが、個人的に心配…。)

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    2010年11月19日
  • 爆 弾 魔

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    サスペンスもの。
    最初に犯人を提示しておきながらその後二転三転
    してその犯人が展開していくスリリングさと適度なスピード。

    そして読みやすいかも。
    最後の最後に意外な犯人へとたどり着く。
    やや強引な部分もあった様な気もするけれど
    気にならない読み物としてのパワー。

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    2009年10月07日
  • 二十年目の桜疎水

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    括り的にはミステリーになるが、犯人やトリックと言った本格ミステリーではないものの、きちんとカラクリのある、京都を舞台にした連作短編集。

    ミステリーを読んできた身としてはそのカラクリに気づく箇所もあり、作品のいくつかの構成が似た様なものがあった気もしないでもないが、冒頭の「おばあちゃんといっしょ」は良かった。
    ただ、以降はそれ以上に感じたものがなく、次点が表題作か。

    それでも読みやすい筆致、華を添える京都の描写など魅力のある一冊だった。

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    2025年12月11日
  • 京都一乗寺 美しい書店のある街で

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    恵文社に行った記念に。
    表紙は可愛いけど、内容は結構重めだった。
    どのお話にも恵文社や一条寺の街並みが登場して、思い出しながら懐かしい気持ちになりました。

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    2023年11月01日
  • 京都一乗寺 美しい書店のある街で

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    初読みの作家さん。
    タイトルから想像したイメージとは違う重めの短編集でした。ストーリー的に必然性が高いとは言えないようにも感じるけど・・・多分それは実際に行ったことが無いからなんだろうな。行けばきっと記憶に刻みこまれるような魅力がある書店なんだろうな・・・行ってみたい場所がまたひとつ見つかりました。

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    2023年10月27日
  • 京都一乗寺 美しい書店のある街で

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    恵文社という京都一条寺に実在する書店が登場する短編集。各々全く違うストーリーだが恵文社での出来事が登場人物の重要な、思い出の場所となって登場する。
    巻末で実在することを知ったので驚いた。実際に訪問してまた再読してみたい。

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    2023年09月26日
  • 京都一乗寺 美しい書店のある街で

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    ネタバレ

    書店が様々な人間模様を静かに眺めている。そのような感じがしました。

    この書店は実在するそうで、それが4つの物語に現実味を与えていると思いました。

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    2023年02月15日
  • 京都一乗寺 美しい書店のある街で

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     4編の短編ミステリー集ですが、共通して登場する「京都一乗寺に佇む、美しい書店」は、実在する『恵文社』さんです。
     私は伺ったことがありませんが、以前から書籍やネットでその景観に触れ、憧れの書店でした。
     実はこの書店が小説のメイン舞台になっている訳ではありません。このことと併せて、殺人事件が関係するミステリーが展開するためか、「美しい書店『恵文社』」のイメージからかけ離れているのでは? と賛否が分かれるかもしれません。
     それでも、「夜の幻想的な光景の記憶」「恵文社のギャラリーで個展を目指すカメラマン」「心の持ちようで陰気さが消え、明るく厳粛で美しい雰囲気に見える」「薄幸の男女の待ち合わせ場

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    2022年10月14日
  • 京都文学小景~物語の生まれた街角で~

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    京都
    大好きな京都が舞台になっている
    しかし
    普段手に取らぬミステリ系小説

    それでも
    文学×京都
    なんと素晴らしい組み合わせ
    思わず手が伸びる


    昔と今と
    不思議な巡り合わせ
    繋がる事実

    がっつりミステリでないところが
    またゆるっと読みやすかった

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    2022年04月24日
  • 京都一乗寺 美しい書店のある街で

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    タイトル・表紙とお話のイメージギャップ!
    (悪い意味ではない)
    夜の花嫁がいちばん好きかなー。綺麗な情景が目に浮かんだ。
    京都好きとして恥ずかしながら、一乗寺の記憶がないので、行ってみよう!折しもことりっぷで素敵なカフェも紹介されてたし…。

    大石さんは作品2作目だけど、今のところ二十年目〜のほうが好きかな。
    輪廻の山も読んでみよう。

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    2022年03月18日
  • 二十年目の桜疎水

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    京都を舞台に、普通じゃない人々の日常と非日常を描く。京の名所が数多く登場する傑作ミステリ短編集。
    偶然にも、この一年前から京都で勤務することになった。そして思うのは、京都の人が特別ではなくて、京都の町が特別なのだと。自然の風景、街並みが感心するほど絵になる。本作に登場する人々も、存在はベタな日本人だ。そこに情景がプラスされて特別感を醸しだしている。

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    2021年05月24日
  • 二十年目の桜疎水

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    人が死なない短編ミステリ6編。

    表題作の琵琶湖疏水のほか
    どの作品も京都の名所や風物が
    さりげなく登場して花を添える。

    うーん、まんべんなくおもしろいけど
    好みとしては微妙でした。
    登場人物とか、オチの幸福度とか。

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    2021年03月03日
  • 京都一乗寺 美しい書店のある街で

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    思っていたのと全然内容が違い意外性にやられました。
    4話ともなかなか重たい話でそれぞれ泣きました。

    表紙のイラストの可愛さとどの話にも共通している恵文社、思わず検索してしまいました。
    一乗寺の雰囲気も併せて伝わってきて、いつか訪れたいです。

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    2021年02月25日
  • 京都一乗寺 美しい書店のある街で

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    一乗寺にある恵文社をモデルにした本屋さんを軸にしたミステリーと思ってたのに、素敵な表紙と全然違って読んだら最初からすごい重い(笑)
    主人公の境遇がどれも重い。
    ミステリーではない気がするけど、一乗寺の街並みが目に浮かぶ。京都に、恵文社に行きたくなった

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    2021年02月06日
  • 深夜食堂

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    一日が終わり、人々が家路へと急ぐころー。俺の一日は始まる。営業時間は、夜十二時から朝の七時頃まで。人は『深夜食堂』って言っているよ。
    ほっこりした。深夜の食堂に集まった常連客同士やマスターとの、それぞれの一定の距離感の中で思いやりや、温かみにほっこりした。

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    2021年01月27日