大石直紀のレビュー一覧
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こういう本って映画公開前に出ないもんだと思っていましたけど、そんなことないんですね。
本は、キャラクターの書き方がとてもうまく、舞台の表現などもいいのでとても読みやすい。
その気になれば1日で読めてしまう位なので、軽く通勤途中や待ち時間などに読んだりするのにいいと思います。
まぁ相棒のファンとしては12月に映画があるので映画観てから読むか、読んでから映画を観るかは悩みどころでしょうがw
今回の見どころはやはり杉下vs小野田になると思います。
事件の真相を追う杉下に、事件を利用しようとする小野田...
そしてとうとう杉下右京が小野田公顕と対立することになった過去話が明らかになります。
相棒ファン -
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南米チリ。チリに関して知っていることといえば・・・太平洋に面した細長い国。首都はサンチャゴ。お恥ずかしいが、それくらいです。多くの人がチリについて知らないと思うのですが、いかがでしょう?
1973年9月11日。「サンチャゴに雨が降っています」というラジオからのアナウンサーの一報で始まった軍事クーデター。どのくらいの人が、それも73年という一昔前にあったというクーデターを知っているのだろうか? もちろん私は小学生でしたが、知りもしなければ知ろうともしていませんでした。それだけ南米というところは遠く、身近には感じなかったというわけです。
なので本書を読み、チリについてのことなどとても興味深く読めま -
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タイトルに京都とあり、表紙イラストがレトロ感あってかわいいことから、手にとった本。サクサクっと読み終わりました。
主人公は精神科医の経歴をもち、石を売る店の店主である風折光司。心を病んだ人や、自閉症の子供の心にも視点が当てられています。
人との出会いは偶然のようで、そうでもないことが多いよなぁと思います。これまで、色々な人に出会って自分は変わってきたなぁ。
京都は何度も訪れているものの、哲学の道は歩いておらず、また行きたいと思いました。
【心に残った一文】
世の中にはいろんな人がいて、その心の内も様々です。要は、人を一面から判断しないこと、価値観が違っても、尊重し、認め合うことです。 -
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初めましての作家さん。
タイトルに惹かれて読みました。
藤田嗣治の生涯を小説にした?位の感覚で読み始めましたが 内容は全く違うもの。
戦争によって 誰も彼も 人生が狂ってしまい 悲惨で涙です。
これは 物語だけど 現実もこういう事ってあったんだろうなと思いました。
そんな中 藤田嗣治さんの 実際存在するノルマンディーの春 が印象深い場面で出て来て 更に本人迄。(もちろんフィクション)
藤田嗣治さんの絵は何度か観た事あるけど ノルマンディーの春他 戦争画 藤田嗣治さん 検索して いろいろ知るきっかけにもなりました。
このお話の中 唯一幸せだったのは すみれちゃんだったのかな
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戦時を生き抜いたすれ違う男女の人生を、藤田嗣治作の絵画「ノルマンディーの春」ととも描いた作品。
懸命に生きた人たちが、視点を変えながら描かれています。
愛する人との未来を希望に戦争を生き抜いた昇治。昇治と結婚の約束をしたさゆり。さゆりの妹・文乃。さゆりの娘・芳子。
それぞれが厳しい現実を生き抜くため心の支えとした「お守り」、戦争が変えてしまった人生を垣間見た気がします。
もの悲しい気持ち、ままならない人生について思いを馳せながら読み終えました。
昇治の元妻・明日香さんの行動力がすごかった。
「ノルマンディーの春」いつか見に行ってみたいと思います。 -
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たまたま読んだ物語の舞台が、自分が住んできる地域だととても身近に感じて嬉しい。また、旅先などで書店に入るとその土地を題材とした企画コーナーがあったりするので、旅先でその土地を舞台とした物語を読むのも楽しい。以前、出張で奈良市に宿泊した時に「鹿男あをによし 」を読んだことがあったが、翌日の早朝に奈良公園を散歩していて、今にも鹿が話し出すのではないかと思ったこともあった。それもまた、旅先での楽しい過ごし方なのだろうと思う。
一方で、昔訪れたことのある場所が舞台の物語を読んでも楽しいし、あの時はこんなことをしたなと懐かしく思い出すことも多い。特に、とても良い思い出があったりわざわざ時間を作って訪れ -
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今年もまた桜の季節がやってくる。ジョギングをしていると早咲きの桜がちらほらと咲き始めていて、季節の足音が聞こえてくるような気がする。
桜の花が咲く季節は卒入学や転勤、退職などの時期とも重なり、別れや出会いの季節でもある。桜の花を見ると懐かしい気持ちになったり、心の中がふんわりと暖かくなるのは、別れや出会いの記憶と一緒に桜の花が脳裏に焼き付いているからだろう。
これから少しずつソメイヨシノも咲き始めて、いつものジョギングコースも徐々に桜色に彩られてくる。なかなか大手を振って花見が出来るご時世ではないが、今年もまた桜の花を見ながら昔懐かしい顔をいくつも思い浮かべてみたい。
大石直記さんの書か