大石直紀のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2011年最初の本です。
映画を観たあと小説を購入しました。
読みやすい本でサクサク読めます。
最近本読んでなかったので、久しぶりに読む本としてはちょうど良かったです。
映画も面白かったけど、小説も面白い。
ちらほら映画ではカットされてた部分もありました。
なので、知らなかった設定もあって楽しめた(^^♪
ラストは映画と違ったけど、それはそれで面白かった。
劇場版は衝撃だったので・・・
それと、神戸くんファンの私にとって嬉しいことに、この小説は神戸くん視点なのでそれがまた良かった(*^_^*)
なので、その点含めて★5個にしちゃいました。 -
Posted by ブクログ
こういう本って映画公開前に出ないもんだと思っていましたけど、そんなことないんですね。
本は、キャラクターの書き方がとてもうまく、舞台の表現などもいいのでとても読みやすい。
その気になれば1日で読めてしまう位なので、軽く通勤途中や待ち時間などに読んだりするのにいいと思います。
まぁ相棒のファンとしては12月に映画があるので映画観てから読むか、読んでから映画を観るかは悩みどころでしょうがw
今回の見どころはやはり杉下vs小野田になると思います。
事件の真相を追う杉下に、事件を利用しようとする小野田...
そしてとうとう杉下右京が小野田公顕と対立することになった過去話が明らかになります。
相棒ファンなら見逃せないストーリーになっていますので、いち早く映画のストーリーを知りたい方には超お勧めの一品です。
しかし個人的に映画なので亀ちゃんが出るのに少なからず期待していたので、出ないのは少し残念です。 -
Posted by ブクログ
南米チリ。チリに関して知っていることといえば・・・太平洋に面した細長い国。首都はサンチャゴ。お恥ずかしいが、それくらいです。多くの人がチリについて知らないと思うのですが、いかがでしょう?
1973年9月11日。「サンチャゴに雨が降っています」というラジオからのアナウンサーの一報で始まった軍事クーデター。どのくらいの人が、それも73年という一昔前にあったというクーデターを知っているのだろうか? もちろん私は小学生でしたが、知りもしなければ知ろうともしていませんでした。それだけ南米というところは遠く、身近には感じなかったというわけです。
なので本書を読み、チリについてのことなどとても興味深く読めました。大石氏はアジア、中東、北アフリカ、中南米を放浪し、その時の体験を元に書かれたデビュー作「パレスチナから来た少女」も秀作でした。本書においてはサンチャゴを訪れた際、約20年ぶりの民主選挙に居合わせたという体験もされ、その時の体験などが核となっているんだそうです。独裁化においての経験がないので、自由というものが本当に幸せなのかどうかははっきり言ってわかりません。ある意味、政府によって決められたルールに則って生きていた方が幸せなんじゃないか?と思えることもあるからです。ま、それはその政府が豊かであるというのが条件ではありますが。
読み物としても、幼馴染との対決や出生の秘密など、読み手を逃さないほどの面白さです。ヒューマニティ溢れる作品を読むと、いろいろと考えさせられるし、胸が熱くなります。そんな感動を是非、味わってください。 -
Posted by ブクログ
精密機器会社・京都クルミ製作所経営企画部第二課課長の榊江梨子は、理不尽な理由から突然異動を言い渡された。
異動先は「セカンドキャリア戦略室」。聞こえはいいが通称「ギロチンハウス」と呼ばれるプレハブ小屋で、リストラ対象社員を自主退職に追い込むためだけに作られた部署だった。
納得できない江梨子は、社内でめぐらされる陰謀と対峙する決心をするが……。
京都を舞台に繰り広げられる痛快リベンジサスペンスミステリー。
◇
その瞬間、会議室内が凍りついたように静まり返った。経営企画会議の出席者全員の目が、スクリーンを見つめたまま動かない。
出席者の反応を不審に思った江梨子は、プレゼンを中断しスクリーンを振り返って驚いた。そこに映されていたのは説明中の円グラフではなく、生ビール片手に料理に箸を伸ばす江梨子を正面から捉えた姿だったからだ。
昨日 USBメモリを確認したときには、あんな画像は入っていなかった。ということは、今日の会議前に江梨子が席を外したときを狙って、誰かが USBメモリをすり替えたのに違いない。
だが、この場でそれを言い立てたところでどうにもならない。屈辱に耐えつつ江梨子は態勢を立て直し、「失礼いたしました」とポーカーフェイスで頭を下げると、プレゼンを続けたのだった。 (「プロローグ」) ※全4章と、プロローグ及びエピローグからなる。
* * * * *
不当な理由でリストラ対象となった人物やリストラ部屋を舞台にした作品は数多くありますが、痛快さで言えば本作はかなり上級の部類に入るのではないでしょうか。
例えば『半沢直樹』シリーズも痛快ではありますが、深刻なシーンや胃が痛くなるような辛い局面を経なければいけません。
その点、本作はそこまでの重圧を感じずに済む。サクサク読める。小心者の私にはほっとできる作品でした。
まずは物語について、簡単に紹介しておきます。
主人公は榊江梨子という女性で、42歳にして経営企画部第二課課長職に就いています。
元は東京支社にいた江梨子は、女性の執行役員だった立浪麗子の肝煎りで京都本社の課長へと抜擢されました。この人事は、公正で風通しのよい社風を目指す、当時の社長の方針に沿ったものでもあったのです。
ところが創業者一族と派閥好きなヒヒ親父どもの裏工作で、社長と麗子が失脚。孤立無援状態に陥った江梨子は、(特に年配の) 男性社員たちから目の敵にされ出します。冒頭の会議でのトラブルは、露骨な嫌がらせが原因でした。
このトラブルは江梨子の人望のなさから来る失態であるという理不尽なこじつけで、江梨子は部長の吉田から「ギロチンハウス」行きを命じられてしまいました。
それでも、もともと負けず嫌いでパワフルな江梨子は、自分をハメた勢力へのリベンジを決意。まずは敵を特定すべく、社内の情勢を探ることにします。
ただ、いかに頭の回転が速く行動力のある江梨子でも、1人で事態を打開できるものではありません。そこで必要になってくるのが援軍というわけです。
江梨子は、時を同じくして理不尽な理由でギロチンハウスに左遷された2人の男性社員と手を組みます。その2人とは、営業一課課長代理で52歳の下島裕二と、総務部五係係長で30歳の勝見亮です。
下島は小心者で人のよさだけが取り柄の人間で、社内だけでなく妻や娘にまで軽く見られているという、少し頼りない人物です。
一方の勝見は30歳で係長になった男で、イケメンであり人の気を逸らさないコミュ力も持っていて、 (特に年上の) 女性社員から人気があります。
この2人が江梨子のリベンジ計画の実行部隊として活躍するさまが、見せ場のひとつになっています。
江梨子はさらに、2人の強力な人間を味方につけることに成功。クーデター決行に向けて計画は着々と進んでいきます。この過程でハラハラさせられる仕掛けが2つほどあるとは言え、展開はかなりスムーズです。でもこのテンポのよさが本作のウリの1つになっています。
と言っても、決して軽いばかりの作品ではありません。横領あり、粉飾ありの陰謀渦巻く社内。それに加えて殺人未遂あり、偽装殺人ありと、なかなかハードなサスペンス要素もあって十分に楽しめる内容です。
お正月疲れを癒やすにはピッタリの作品だと思います。
また、京都が舞台とあって、京都好きの人に馴染みのある地名がちらほら出てくるのもうれしい! -
Posted by ブクログ
タイトルに京都とあり、表紙イラストがレトロ感あってかわいいことから、手にとった本。サクサクっと読み終わりました。
主人公は精神科医の経歴をもち、石を売る店の店主である風折光司。心を病んだ人や、自閉症の子供の心にも視点が当てられています。
人との出会いは偶然のようで、そうでもないことが多いよなぁと思います。これまで、色々な人に出会って自分は変わってきたなぁ。
京都は何度も訪れているものの、哲学の道は歩いておらず、また行きたいと思いました。
【心に残った一文】
世の中にはいろんな人がいて、その心の内も様々です。要は、人を一面から判断しないこと、価値観が違っても、尊重し、認め合うことです。 -
Posted by ブクログ
初めましての作家さん。
タイトルに惹かれて読みました。
藤田嗣治の生涯を小説にした?位の感覚で読み始めましたが 内容は全く違うもの。
戦争によって 誰も彼も 人生が狂ってしまい 悲惨で涙です。
これは 物語だけど 現実もこういう事ってあったんだろうなと思いました。
そんな中 藤田嗣治さんの 実際存在するノルマンディーの春 が印象深い場面で出て来て 更に本人迄。(もちろんフィクション)
藤田嗣治さんの絵は何度か観た事あるけど ノルマンディーの春他 戦争画 藤田嗣治さん 検索して いろいろ知るきっかけにもなりました。
このお話の中 唯一幸せだったのは すみれちゃんだったのかな
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Posted by ブクログ
戦時を生き抜いたすれ違う男女の人生を、藤田嗣治作の絵画「ノルマンディーの春」ととも描いた作品。
懸命に生きた人たちが、視点を変えながら描かれています。
愛する人との未来を希望に戦争を生き抜いた昇治。昇治と結婚の約束をしたさゆり。さゆりの妹・文乃。さゆりの娘・芳子。
それぞれが厳しい現実を生き抜くため心の支えとした「お守り」、戦争が変えてしまった人生を垣間見た気がします。
もの悲しい気持ち、ままならない人生について思いを馳せながら読み終えました。
昇治の元妻・明日香さんの行動力がすごかった。
「ノルマンディーの春」いつか見に行ってみたいと思います。