大石直紀のレビュー一覧

  • サンチャゴに降る雨

    Posted by ブクログ

    来月出張でサンチャゴに行くことになりチリを勉強する意味で読み始めたのですが、チリの近代史を勉強する上で非常に参考となる作品でした。また、サスペンスとしての完成度も高く本当に面白く一気に読める作品です。こういう作品を読むたびに、他国での出来事、特に近代史をほとんど理解できていないことを痛感します。日本の教育、報道のあり方にも少し問題があるのでしょう。あのようなくだらいない日本の政局について連日報道する時間があるのであれば、もっと世界の情勢に我々の眼を向けさせてくれるような報道をしてもらいたいものです。

    0
    2012年10月12日
  • 相棒 ―劇場版II―

    Posted by ブクログ

    2011年最初の本です。
    映画を観たあと小説を購入しました。
    読みやすい本でサクサク読めます。
    最近本読んでなかったので、久しぶりに読む本としてはちょうど良かったです。

    映画も面白かったけど、小説も面白い。
    ちらほら映画ではカットされてた部分もありました。
    なので、知らなかった設定もあって楽しめた(^^♪
    ラストは映画と違ったけど、それはそれで面白かった。
    劇場版は衝撃だったので・・・
    それと、神戸くんファンの私にとって嬉しいことに、この小説は神戸くん視点なのでそれがまた良かった(*^_^*)
    なので、その点含めて★5個にしちゃいました。

    0
    2011年01月09日
  • 相棒 ―劇場版II―

    Posted by ブクログ

    とても読みやすかったです。今回一番に恐ろしかったのは官房長だったように思います。右京さんとの全面対決する日も近いのでは⁈

    0
    2010年12月18日
  • 相棒 ―劇場版II―

    Posted by ブクログ

    こういう本って映画公開前に出ないもんだと思っていましたけど、そんなことないんですね。
    本は、キャラクターの書き方がとてもうまく、舞台の表現などもいいのでとても読みやすい。
    その気になれば1日で読めてしまう位なので、軽く通勤途中や待ち時間などに読んだりするのにいいと思います。
    まぁ相棒のファンとしては12月に映画があるので映画観てから読むか、読んでから映画を観るかは悩みどころでしょうがw
    今回の見どころはやはり杉下vs小野田になると思います。
    事件の真相を追う杉下に、事件を利用しようとする小野田...
    そしてとうとう杉下右京が小野田公顕と対立することになった過去話が明らかになります。
    相棒ファンなら見逃せないストーリーになっていますので、いち早く映画のストーリーを知りたい方には超お勧めの一品です。
    しかし個人的に映画なので亀ちゃんが出るのに少なからず期待していたので、出ないのは少し残念です。

    0
    2010年11月10日
  • サンチャゴに降る雨

    Posted by ブクログ

    南米チリ。チリに関して知っていることといえば・・・太平洋に面した細長い国。首都はサンチャゴ。お恥ずかしいが、それくらいです。多くの人がチリについて知らないと思うのですが、いかがでしょう?
    1973年9月11日。「サンチャゴに雨が降っています」というラジオからのアナウンサーの一報で始まった軍事クーデター。どのくらいの人が、それも73年という一昔前にあったというクーデターを知っているのだろうか? もちろん私は小学生でしたが、知りもしなければ知ろうともしていませんでした。それだけ南米というところは遠く、身近には感じなかったというわけです。
    なので本書を読み、チリについてのことなどとても興味深く読めました。大石氏はアジア、中東、北アフリカ、中南米を放浪し、その時の体験を元に書かれたデビュー作「パレスチナから来た少女」も秀作でした。本書においてはサンチャゴを訪れた際、約20年ぶりの民主選挙に居合わせたという体験もされ、その時の体験などが核となっているんだそうです。独裁化においての経験がないので、自由というものが本当に幸せなのかどうかははっきり言ってわかりません。ある意味、政府によって決められたルールに則って生きていた方が幸せなんじゃないか?と思えることもあるからです。ま、それはその政府が豊かであるというのが条件ではありますが。
    読み物としても、幼馴染との対決や出生の秘密など、読み手を逃さないほどの面白さです。ヒューマニティ溢れる作品を読むと、いろいろと考えさせられるし、胸が熱くなります。そんな感動を是非、味わってください。

    0
    2009年10月23日
  • 京都一乗寺 美しい書店のある街で

    Posted by ブクログ

    京都の一乗寺に実際にある本屋さん「恵文社」を背景にして描かれる結構重ためな内容のミステリー?的な感じ?の本。短編やけどどれも面白い!どの短編も読み終わるごとにため息がでる。エピローグが切なさを倍増させる感じがしたかも!一番好きな話は追憶の道と夜の花嫁かな〜。「一乗寺の家」は登場人物が多すぎるのと関係性がややこしくてこんがらがる瞬間があった。笑
    恵文社は前から行きたいと思ってたけど、これ読んでからよし!行くぞ!って気持ちになりました。

    0
    2026年09月12日
  • 桜疎水

    Posted by ブクログ

    短編6編
    そんな生き方があるんですね
    ・おばあちゃんといっしょ
     詐欺師のおばあちゃんと孫のお話
    ・お地蔵様に見られてる
     大学時代のある事件を黙って時を過ごしていたが…
    ・二十年目の桜疎水
     臨終の母の言葉で、昔の彼女に会いにいく
    ・おみくじ占いにご用心
     凶のおみくじは神社の木に結びましょう
    ・仏像は二度笑う
     ギャンブル依存症から、贋作作りになり…
    ・おじいちゃんを探せ
     家族愛を感じます

    0
    2026年08月08日
  • かぞくいろ ―RAILWAYS わたしたちの出発―

    Posted by ブクログ

    家族の形はそれぞれですが、こんな形もあってもいいなと思い、心温まりました。
    血の繋がらない息子と義父のところで3人暮らしをしながら電車の運転手の資格を取っていく話ですが、家族愛に包まれています。
    義父の愛情の深さに、自分もこんな親父になりたいなと思いました。

    0
    2026年06月03日
  • ギロチンハウス ~課長 榊江梨子の逆襲~

    Posted by ブクログ

     精密機器会社・京都クルミ製作所経営企画部第二課課長の榊江梨子は、理不尽な理由から突然異動を言い渡された。
     異動先は「セカンドキャリア戦略室」。聞こえはいいが通称「ギロチンハウス」と呼ばれるプレハブ小屋で、リストラ対象社員を自主退職に追い込むためだけに作られた部署だった。
     納得できない江梨子は、社内でめぐらされる陰謀と対峙する決心をするが……。

     京都を舞台に繰り広げられる痛快リベンジサスペンスミステリー。
              ◇
     その瞬間、会議室内が凍りついたように静まり返った。経営企画会議の出席者全員の目が、スクリーンを見つめたまま動かない。

     出席者の反応を不審に思った江梨子は、プレゼンを中断しスクリーンを振り返って驚いた。そこに映されていたのは説明中の円グラフではなく、生ビール片手に料理に箸を伸ばす江梨子を正面から捉えた姿だったからだ。

     昨日 USBメモリを確認したときには、あんな画像は入っていなかった。ということは、今日の会議前に江梨子が席を外したときを狙って、誰かが USBメモリをすり替えたのに違いない。

     だが、この場でそれを言い立てたところでどうにもならない。屈辱に耐えつつ江梨子は態勢を立て直し、「失礼いたしました」とポーカーフェイスで頭を下げると、プレゼンを続けたのだった。 (「プロローグ」) ※全4章と、プロローグ及びエピローグからなる。

          * * * * *

     不当な理由でリストラ対象となった人物やリストラ部屋を舞台にした作品は数多くありますが、痛快さで言えば本作はかなり上級の部類に入るのではないでしょうか。
     例えば『半沢直樹』シリーズも痛快ではありますが、深刻なシーンや胃が痛くなるような辛い局面を経なければいけません。
     その点、本作はそこまでの重圧を感じずに済む。サクサク読める。小心者の私にはほっとできる作品でした。


     まずは物語について、簡単に紹介しておきます。
     
     主人公は榊江梨子という女性で、42歳にして経営企画部第二課課長職に就いています。
     元は東京支社にいた江梨子は、女性の執行役員だった立浪麗子の肝煎りで京都本社の課長へと抜擢されました。この人事は、公正で風通しのよい社風を目指す、当時の社長の方針に沿ったものでもあったのです。

     ところが創業者一族と派閥好きなヒヒ親父どもの裏工作で、社長と麗子が失脚。孤立無援状態に陥った江梨子は、(特に年配の) 男性社員たちから目の敵にされ出します。冒頭の会議でのトラブルは、露骨な嫌がらせが原因でした。
     このトラブルは江梨子の人望のなさから来る失態であるという理不尽なこじつけで、江梨子は部長の吉田から「ギロチンハウス」行きを命じられてしまいました。

     それでも、もともと負けず嫌いでパワフルな江梨子は、自分をハメた勢力へのリベンジを決意。まずは敵を特定すべく、社内の情勢を探ることにします。
     ただ、いかに頭の回転が速く行動力のある江梨子でも、1人で事態を打開できるものではありません。そこで必要になってくるのが援軍というわけです。

     江梨子は、時を同じくして理不尽な理由でギロチンハウスに左遷された2人の男性社員と手を組みます。その2人とは、営業一課課長代理で52歳の下島裕二と、総務部五係係長で30歳の勝見亮です。
     下島は小心者で人のよさだけが取り柄の人間で、社内だけでなく妻や娘にまで軽く見られているという、少し頼りない人物です。
     一方の勝見は30歳で係長になった男で、イケメンであり人の気を逸らさないコミュ力も持っていて、 (特に年上の) 女性社員から人気があります。
     この2人が江梨子のリベンジ計画の実行部隊として活躍するさまが、見せ場のひとつになっています。

     江梨子はさらに、2人の強力な人間を味方につけることに成功。クーデター決行に向けて計画は着々と進んでいきます。この過程でハラハラさせられる仕掛けが2つほどあるとは言え、展開はかなりスムーズです。でもこのテンポのよさが本作のウリの1つになっています。

     と言っても、決して軽いばかりの作品ではありません。横領あり、粉飾ありの陰謀渦巻く社内。それに加えて殺人未遂あり、偽装殺人ありと、なかなかハードなサスペンス要素もあって十分に楽しめる内容です。
     お正月疲れを癒やすにはピッタリの作品だと思います。

     また、京都が舞台とあって、京都好きの人に馴染みのある地名がちらほら出てくるのもうれしい!

    0
    2026年01月02日
  • 相棒シリーズ X DAY

    Posted by ブクログ

    劇場版がそのまま小説になったやつです。
    やっぱりXDAYはいいなぁ!と思いました。
    米沢守の事件簿とXDAYは外せないですね。

    0
    2025年12月25日
  • 桜疎水

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    曼殊院、真如堂、寺町通、松ヶ崎疎水、上賀茂神社、太秦……。
    京都に仕掛けられた六つの罠!
    物語の最後に出会うのは、驚愕の恐怖、切なさ、そして人の優しさ。
    すべての作品に、仕込みあり。

    0
    2025年11月08日
  • ギロチンハウス ~課長 榊江梨子の逆襲~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    精密機器会社・京都クルミ製作所の「セカンドキャリア戦略室」。
    その実態はリストラ小屋、通称「ギロチンハウス」。
    突然そこに異動となった経営企画部第二課課長・榊江梨子・42歳、営業一課課長代理・下島裕二・52歳、総務部五係係長・勝見亮・30歳の3人。
    納得がいかない3人がその直後に起こったある事件を調べていくと、徐々に会社の闇が明らかに。
    社内不倫、不正経理、派閥争い、盗聴、裏切り・・・。
    崖っぷち社員たちの人生をかけた闘いが始まった。

    0
    2025年10月12日
  • 京都一乗寺 美しい書店のある街で

    Posted by ブクログ

    実際にある一乗寺の書店、その周辺を舞台にしたお話。どこか切なくもほっこりしたり、素敵な1冊だった。
    まだ行ったことないから、いつか緑色のドアを捻って書店の世界観を味わいたい。

    0
    2025年10月06日
  • 京都哲学の道 こころばえの石売る店で

    Posted by ブクログ

    タイトルに京都とあり、表紙イラストがレトロ感あってかわいいことから、手にとった本。サクサクっと読み終わりました。

    主人公は精神科医の経歴をもち、石を売る店の店主である風折光司。心を病んだ人や、自閉症の子供の心にも視点が当てられています。

    人との出会いは偶然のようで、そうでもないことが多いよなぁと思います。これまで、色々な人に出会って自分は変わってきたなぁ。

    京都は何度も訪れているものの、哲学の道は歩いておらず、また行きたいと思いました。

    【心に残った一文】
    世の中にはいろんな人がいて、その心の内も様々です。要は、人を一面から判断しないこと、価値観が違っても、尊重し、認め合うことです。

    0
    2025年05月10日
  • 輪廻の山~京の味覚事件ファイル~

    Posted by ブクログ

    京都、特に左京区や北出の方の場所が多く登場して懐かしい。ただ、凪子と準平が昭和の夫婦っぽくて、時々マイペースでちょっと共感できなかった。

    0
    2025年03月02日
  • 小説 映画 空母いぶき

    Posted by ブクログ

    あくまで小説の中での世界観だけど、これが必ずしもフィクションのままに終わる保障はどこにも無いんだよなと読みながら思った。ロシアウクライナやガザなど世界各地で戦闘や戦争が起きている現代、日本もいつ災難が降りかかってくるか分からない。
    石原慎太郎氏が国会質問で発言していた「自分のことを決められなかった国は速やかに滅びる」という言葉。今の日本が本作品のような事態に直面した際、指示待ち人間のように相手の攻撃をひたすら受けるだけにはならないだろうか。国際情勢の現状をしっかりと鑑み、もう一度肝に銘じ直す必要があるのではないかと思う。

    0
    2025年02月16日
  • レオナール・フジタのお守り

    Posted by ブクログ

    初めましての作家さん。
    タイトルに惹かれて読みました。
    藤田嗣治の生涯を小説にした?位の感覚で読み始めましたが 内容は全く違うもの。
    戦争によって 誰も彼も 人生が狂ってしまい 悲惨で涙です。
    これは 物語だけど 現実もこういう事ってあったんだろうなと思いました。
    そんな中 藤田嗣治さんの 実際存在するノルマンディーの春 が印象深い場面で出て来て 更に本人迄。(もちろんフィクション)
    藤田嗣治さんの絵は何度か観た事あるけど ノルマンディーの春他 戦争画 藤田嗣治さん 検索して いろいろ知るきっかけにもなりました。

    このお話の中 唯一幸せだったのは すみれちゃんだったのかな

    0
    2024年02月13日
  • 京都文学小景~物語の生まれた街角で~

    Posted by ブクログ

    フィクションなのであるが、まるで実際にあったことのように感じた。京都という街には今も昔も特別な空気が流れる。ということをうまく表現している。どれもよかった。

    0
    2023年10月31日
  • レオナール・フジタのお守り

    Posted by ブクログ

    戦時を生き抜いたすれ違う男女の人生を、藤田嗣治作の絵画「ノルマンディーの春」ととも描いた作品。
    懸命に生きた人たちが、視点を変えながら描かれています。

    愛する人との未来を希望に戦争を生き抜いた昇治。昇治と結婚の約束をしたさゆり。さゆりの妹・文乃。さゆりの娘・芳子。

    それぞれが厳しい現実を生き抜くため心の支えとした「お守り」、戦争が変えてしまった人生を垣間見た気がします。

    もの悲しい気持ち、ままならない人生について思いを馳せながら読み終えました。
    昇治の元妻・明日香さんの行動力がすごかった。
    「ノルマンディーの春」いつか見に行ってみたいと思います。

    0
    2023年10月14日
  • 京都文学小景~物語の生まれた街角で~

    Posted by ブクログ

    所謂「ジャケ買い」だったが、それを詫びたくなる作品だった。

    「東柱と東柱」
    1番良かった。史実と創作のバランスが絶妙な塩梅。
    何とも言えない読後感。

    「京都が愛した姉妹」
    都合良すぎる展開にやや閉口。前編が良かっただけに少し残念。

    「スペイン窓の少女」
    切ない展開だが、オチはちょっと纏まり過ぎな気がする。
    もう少し距離を置いた関係でも良かったのでは。

    「「土曜日」のフランソア喫茶店」
    一番スリリングな展開で一番ミステリー風味。
    ややアクロバッチックな仕掛けだが、すがすがしい読後感。


    装丁も含め素晴らしい1冊。

    0
    2022年12月11日