【感想・ネタバレ】武士の献立のレビュー

あらすじ

料理に生きる「包丁侍」を描く話題の時代劇。

気の強さが仇となり1年で婚家を離縁された娘・春。しかし彼女は優れた味覚と料理の腕を持っており、それを加賀藩の料理方である舟木伝内に見込まれ、息子の嫁にと懇願される。一度は断るも、熱心な伝内のアプローチにより嫁入りを承諾する春。江戸から長旅の末、加賀に到着した彼女を待っていたのは、4つも年下で、料理にはまったく関心のない夫・安信だった。料理方の家に生まれた安信だったが、武士は武道に励むものと、自ら「包丁侍」になることにはまったく乗り気ではなかったのだ。
嫁入り早々、舟木家では親戚方に料理を振る舞い、その出来を吟味する「饗の会」が開かれた。それは安信が舟木家の後継者にふさわしいと認めてもらう絶好の機会だったが、安信がつくった料理はまったく不評で、それを見ていた春がこっそりつくりなおすと、その美味しさに今度は集った一堂は賛辞を呈する。そのことを知った安信は春に怒りをぶつけるが、春はそんな安信に包丁の腕比べを申し出る。それは春が勝ったら安信に料理指南を受けてもらう、安信が勝ったら春と離縁するというものだった。包丁勝負は春の勝利に終わり、安信は春から料理の猛特訓を受けることになるのだった。

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武士の献立

和食の良さを感じました!

1
2013年12月26日

Posted by ブクログ

跡取りの兄が亡くなって仕方なく継がねばならなくなった次男坊に、再婚のお嫁さん、と、この時代によくあるどうしようもない事情があるなか、お役目に誇りを持っていく過程、夫婦らしくなっていく過程が良かったです。終盤はもう、涙、涙、でした。

0
2014年01月18日

Posted by ブクログ

とても面白いけど短いので展開が早足で進んでしまう印象。
ラストもちょっとやっつけ感が漂う。

他の方のレビューをみたら、これノベライズだったのですね。それなら納得。さらりと読めます。

0
2015年05月26日

Posted by ブクログ

すぐ読み終わります。
料理の話でもあり、夫婦の話でもあり。

地元が舞台になっているので映画館に行こうと思っていたのですが、
なかなか行けず、結局テレビ放映を待つことになりそうです。

0
2014年01月18日

Posted by ブクログ

映画のノベライズ、ということで分かりやすかった。
江戸時代の包丁侍にまつわるお話。

伝内が出てくると場がすごく和む。演じている西田敏行が目に浮かんだ。
料理と恋愛と時代背景。
現代にはない、モヤモヤした気持ちに触れる一冊。

0
2013年11月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「俺は子どもの頃、刀の代わりに包丁を差せ、とからかわれた。それが悔しくて、必死に剣の稽古をした。それがようやく役に立つ」

本書でもっとも心に突き刺さったシーンから。包丁侍にならざるをえなかった安信の苦渋と覚悟が全て詰まっている言葉だと思う。

0
2013年12月30日

Posted by ブクログ

長男が死んでしまったためイヤイヤ「包丁侍」と揶揄される、藩お抱えの料理人になった主人公と、夫を一人前の料理人にすべく尽力する妻の話。
軽すぎると思うくらいサクサク読めるなと思ったら、映画をおこした本でした。最近はこの手の物が多いよな。簡単に楽しくは読めるが、軽すぎて、何でそうなるの?と話の流れについていけない。
妻の甲斐甲斐しいまでの自己犠牲精神には読んでいて心揺れる。面白い視点からの時代小説と思うこともできる。

0
2013年12月16日

Posted by ブクログ

原作と思ったら、ノベライズだった。
映画は完全オリジナルなのね。
流行りの料理中心江戸もの。
筋を追うために文章はあっさりめなのはともかく、クライマックスの料理のシーンの献立表状態は如何なものかという気もするが、ノベライズならしようがない。詳しくは映画を見てねということだろう。
話は面白い。
上戸彩を古狸呼ばわりっておまえ贅沢すぎんだろ!とかは思うし、かなりムカつく男ではあります。好意を持った相手、女主人、嫁姑、もちろん旦那に対する主人公の全力で人を愛する気質が見ていてかわいい分余計ね。
映画すごくみたい。
ネタバレされても、見たい映画になりました。

ごちそうさんやみをつくし料理帖好きな人にはオススメ映画です。
二人の食材の旅、ノベライズではあっさりだったけど、映画では某海女の浜がなんか海女カフェぽくなりそうな、予感…

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2013年12月01日

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