斉木久美子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
一部で話題になったという同名の原作のコミカライズ。
原作を読んだことがないので、比較できず、単純にコミックスとしての評価のみです。
同じ見世の花魁を主人公にそれぞれのストーリーを見せていくようです。
第一話は遊女朝霧とお祭りで運命の様に出会った半次郎。一度きりの出会いと思っていたはずが、再会を果たした二人。しかし皮肉にも、その場所は、朝霧の大口客で酒が入ると癖が悪いと評判の客の座敷。案の定、半次郎の見ている前で、淫らな辱めを受ける朝霧。だがしかし、それでも二人の思いは通じあうが、待っていたのは悲しい結末だった。半次郎の狂気性が良いです。遊女が主人公の話ではあるけれど、半次郎のことをもっと知りたいと思わせるくらい、ストーリーに引き込まれます。
第二話は、まだ座敷に上がる前の見習いの少女の物語です。本格的に遊女になることへの不安、見かけるだけのほのかな恋、ライバルとの関係で見せつけられる待遇差と様々な側面から襲ってくる出来個ごとに、劣等感と惨めさを感じている茜。たまたま街で、思いを寄せる男を見かけるが、それは彼が大見世の看板遊女と逢引する場面だった。以下次号。先輩の遊女たちほどに割り切れず、かといって自分は廓の中の人間であることを忘れられるはずもない少女のふんな気持ちをに引き込まれます。 -
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決定
文化祭のオーディションが終了し、配役が決定。
ジュリエットは歌ウマの山田彩子に、ティボルトはさらさに。
主役なのにさらさがイマイチ好きになれないな。
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里帰り
さらさは愛ちゃんを連れて里帰り。愛ちゃんは凄くさらさちゃんを慕っているけど何があったんだろう?前の話があると知らずに読み始めたから関係性がいまいち分からない…
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前後するので
連作オムニバスだけど時代が前後するのでちょっとわかりにくいかも。
あと描き分けもあんまりできてないので…
花魁ものとしてはよくある話。 -
Posted by ブクログ
新しい予科生が入学してさらさ達は本科生へ。物語序盤にて紅華慣れしていないキラキラした予科生を案内していた竹井達の役回りを成長した紗和達が担っていると思うと随分と感慨深いシーンに思えた
基本的には先輩世代との関わりと同じく、指導担当となった後輩との関わりがメインとなっていくのだろうけど、愛とさらさの指導を受けることになった予科生はどちらも濃いキャラになっていきそうなタイプだ…
というか、杏がさらさのフルネームを知っているのは何故?さらさの存在が外部に対して目立ったシーンなんてそれこそ大運動会の時と文化祭欠席くらいしかなかった気がするけど……?
愛は安道に示された男役への道を真剣に考え始めたようで
そもそも紅華に入った理由も明確な進路を意識したものではなく、その後もさらさの隣で舞台に立つ未来を最大目標としてきたのだから、娘役そのものを目指してきたわけではない。かといって自分が嫌う男に扮する未来も思い浮かばないのだろうけど
何がどう有っても、自分を変えるなんて並大抵な話ではない。そんなタイミングで愛が所属していたJPXから小園桃が意外な躍進を見せたね
愛にとっては過ぎ去ってしまった迷いの時期、愛着すら持っていなかっただろうグループ。そこから自分の夢に向かって本気の変貌を見せつけた桃の衝撃は凄まじい
そこから伝わってくるのは本気の価値。何をするであっても全部の自分を籠めなければ望む道なんて掴めやしない。それを表現するかのように髪を大胆に切ってみせた愛と周囲の反応からそれぞれの本気が見て取れて面白い
愛の変貌に対してさらさが深刻なまでに驚いていたのはかなり意外だったかな
何がショックか判らないとさらさは言っていたけれど、さらさも愛と同じように自分と愛の二人が男役娘役トップとして揃って紅華を飾る未来を夢見ていたのだろうか……?
ショックを受けるさらさの手から零れ落ちるものは果たして……。そして今更になって指摘されるさらさの特徴的な口調。これらはもしかしてさらさにも変貌を促すものとなるのだろうか?
そしてスピンオフは誰かと思えば、あの女性ですか
さらさとは腹違いになる志織。彼女はさらさのように助六の夢に囚われたりはしていないようだけど、一方で舞台そのものには魅せられているのか
白河宗家に生まれ落ちた事によって持つ因縁。何でも器用にこなせるが何者にもなれない不安定さ。それだけに自分の妹でありながら、白河宗家の因縁に縛られておらず嬉々として不可能な夢を語り、皆に可愛がられるさらさへのもやもやも強く持っていたのだろうね
そういう心理状態だから自分を最大限に可愛がってくれる福二郎に懐いていたのだろうけど
8巻で煌三郎が言っていたのはこの葬儀の事だったのか……
志織は葬儀を選んだ。歌鷗は舞台を選んだ。それこそが二人の最大の違いであり、志織の反逆であるように思えた
この時点では煌三郎への愛もさらさへの愛も持ち合わせているように見えない志織が本編のような女性になるまでどのような遍歴を辿るのか、想像を膨らませてしまうね