岩貞るみこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
4歳の子の骨髄性小児白血病の闘病記。
ずっと本人視点で描写されている。
母親が当時のことを毎日詳細に書き記していたそうで、セリフの部分はすべて実際取り交わされた会話だという。
纏めた著者もすごい!
移植後の拒絶反応で腸が便と一緒に排出されるとこは読んでいて辛かった。
親は心がつぶされるような思いだったろうと推測する。
葬儀で使う写真選びまでしていたという。
心肺能力や筋力を限界まで追い込む練習を常日頃しているオリンピックアスリートの池江璃花子でさえ、
「思ってたより、数十倍、数百倍、数千倍しんどいです」
と言う治療をこんな小さな子がしていると想像するだけで心がしんどい。
書名の通り、本当 -
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Posted by ブクログ
世の中を少しでも良くする、人のために行動する、もう涙なしには読めなかった。表題作を含む実話三編。
なにかしら形になるまでの挫折とか苦しみとか、熱い思いとかがじわっと伝わってくる。地道で泥臭くて格好よくないけれど、それが格好いい。
読んでほしいので、あまり内容は書けない。
人の行動や呼びかけで、周りの人が「よし、やるか」となったりする気持ちの動きが見えると、熱いものがこみ上げてくる。
翻って自分のことを考えてしまう。人のためどころか、溺れないようにひたすらもがいている感じだなあ、と。まずは自分の人生や家族の生活を少しでもよくするところから始めないと、次が見えない。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ上野動物園のジョン、トンキー、花子のお話。ゾウはかしこくて毒入りの餌を食べなかった、というのは知っていたけれど、こうして上野動物園にゾウがやってきたところから読むとやはりこみ上げてくるものがあった。ジョンもかわいそうだったと思う。あんぱんを勝手に投げ入れたお客さんが悪いような‥。飼育員さん目線で書かれているからそう思うのだろうけれど‥。トンキーと花子もなんと言って良いのか‥。東京都長官!当時の社会の空気は戦争重視だったのだろうけれど。今は東京都長官の考えは頷けないし頷けない世の中でよかったんだと思う。でも、コロナの時のことを考えると、日本社会は空気を読みがちなので、よくよく気をつけていないと行