岩貞るみこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ上野動物園のジョン、トンキー、花子のお話。ゾウはかしこくて毒入りの餌を食べなかった、というのは知っていたけれど、こうして上野動物園にゾウがやってきたところから読むとやはりこみ上げてくるものがあった。ジョンもかわいそうだったと思う。あんぱんを勝手に投げ入れたお客さんが悪いような‥。飼育員さん目線で書かれているからそう思うのだろうけれど‥。トンキーと花子もなんと言って良いのか‥。東京都長官!当時の社会の空気は戦争重視だったのだろうけれど。今は東京都長官の考えは頷けないし頷けない世の中でよかったんだと思う。でも、コロナの時のことを考えると、日本社会は空気を読みがちなので、よくよく気をつけていないと行けないと思う。
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Posted by ブクログ
沖縄美ら海水族館に行くなら読んで損なし!漢字にフリガナ書いてあって、小中学生からおすすめします。
水族館の6種の動物たち、7つのエピソードが紹介されています。たのしいです!
ノンフィクション作家の岩貞るみこさんが、取材されてまとめられた作品です。美ら海水族館にある「動物健康管理室」の獣医さん、動物看護士さん、検査担当者さん、それに加えて飼育員さん・研究員さんの皆さんがワンチームで活躍する姿がえがかれています。
人間ドラマがどちらかといえばメインなので、動物たちについての疑問が次々に湧き上がってきます。
これがねらいなのかな?たくさんの疑問をたずさえて水族館にGO!ですか?水族館の動物たちについて知らないことがたくさんあることがわかりました。
わたしがおもしろかったのは、「ミナミバンドウイルカ」のサミのお話です。「人工尾びれプロジェクト」です。
イルカの訓練に興味を持ちました。イルカの脳ってどんなんでしょうか?イルカは訓練についてどう思ってるんでしょうか?飼育員さんに質問したいですね。
それから、イルカについては「犬」みたいに感じました。一方、「猫」的だと感じたのは「マナティー」でした。ほんとうはどうなんでしょうか、水族館に行って確かめたくなりますね。
妄想ですけど、もし、わたしが水族館の動物になるならやっぱり「イルカ」がいいですね。プールをスイスイ泳いで気持ちよさそうです。
イルカって、よくプールから顔だしてますよね。そんな風にして、ときたま、ダイビングが得意な水族館のおねえさん・おにいさんたちの関係を覗き見たいです(妄想です!こんなこと1ミリもかかれていませんから!)。 -
Posted by ブクログ
小学生向きの本だが、なかなか面白かった。
特に第2章「サミの人工尾びれプロジェクト」と第7章「ホホジロザメ」。
傷から菌が入って壊疽を起こし、尾鰭がほとんどなくなってしまったミナミバンドウイルカのサミに、人工尾鰭をつけるプロジェクトが始まる。水族館だけでなく、尾鰭を作るブリヂストン側の思惑も絡んで大変なことになる。水族館側はサミに以前のような日常生活を送らせてやりたいと思うが、ブリヂストン側は以前別のイルカに作ったものより性能が上がったことを世に知らしめたいと考える。しかし、「いろいろ使ってみて、これがいい」というのは人間にとっては当然だが、イルカにはそうではない。人間なら自分のためにそこまでやってくれてるんだから使わないと申し訳ないと思ってしまうが、動物にそんな理屈はないし、それがいいのである。人間の試行錯誤、四苦八苦を尻目に、自分の感じるまま、気持ちのままに生きている。
深海や外洋で一生を過ごす生物の研究がいかに難しいかは、田島木綿子さんのクジラの本なんかでもわかることだが、ホホジロザメというよく知られた生き物でもやはり謎が多いこと、それが一部ではあるが水族館によって解き明かされたことは興味深い。「ホホジロザメ」の絵本でも、胎仔の腹に栄養の詰まった袋がついていて、それで成長することが描かれていたが、ミルクや食用卵のことは書かれておらず、まだ確実とまでは言えない学説なのかもしれない。まだ分からないことがたくさんあるというのも、これから研究者を目指す子どもたちには特にいいのではないかと思う。
水族館好き、海の生物好きにおすすめしたい。