熊代亨のレビュー一覧

  • 何者かになりたい

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    現代におけるアイデンティティにおける概論。

    目新しいと思ったのは、良く行くラーメン屋とか、健康な自分の身体、とかもアイデンティティとして分類していたこと。

    そういったものはもっと下位の概念だと考えていたので。
    まあ、これをそのまま真に受けてアイデンティティとするつもりは無いが。

    逆に足りないと思ったのは、過去の出来事だったり、
    あの時の記憶、思い出、経験なんかもアイデンティティとして成立するのでは?と思った。
    筆者はあまりにも今にフォーカスし過ぎてる気がする。
    例えばいろんなものを喪失した老人が、
    幸せで他人の世話をできるのは、達観している訳では無くて、あの時の思い出、積み重ねてきた時間

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    2021年09月09日
  • 健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて

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    タイトルの通り健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会である日本。でも、幸福度ランキングはとても低い。なぜか。その理由がこの本から見えたと思う。
    健康的で清潔で道徳的でないと社会的に認められない世の中では、認められる自己実現の手段があまりにも狭められているのではないだろうか。
    例えば、不健康で不潔なおじさんの幸福は社会的に認められないのがいまの日本なのではないだろうか。
    その文脈で、かわいいが語られることは面白いと思った。ただルッキズムが、と批判するより日本におけるかわいいの存在価値について考えた上でルッキズムを批判した方が面白い。

    そのほかには、ADHDの話やIQと炎上、建築と道徳の話がとても

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    2021年08月29日
  • 何者かになりたい

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    思っていたほど深い内容ではありませんでしたが、かなりサラッと読める一冊でした。
    何者かになりたいと思う感情は普通で、それと同時に今の自分をしっかり認めてあげることも大切だと思いました。
    人間は様々な感情を持っていて忙しい。
    朝井リョウさんの[何者]をすぐにでも読もうと思います。

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    2021年08月15日
  • 何者かになりたい

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    ネタバレ

    何者かになりたいという欲求は、1度日の目を見たとしても、それが続いていくものであって、一過性のものではない。自分が何者であるかの証明書のような位置付けとしてアイデンティティというものがあり、得意なことや趣味などの構成要素が多いほど獲得しやすいが、失うことで何者でもないとの不安が募るもの。

    昔見た知恵袋で、田舎のヤンキーは限られたテリトリーの中で仲間と相互に認め合う環境が築けている点で自己肯定感が高いのではないか、というQ&Aがあった。本著でも、周囲の人に認められる環境で育っていった人は、そもそも自分は何者でもないとか、何者かになるということを考えないのだという旨がある。

    特に幼少期

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    2021年08月03日
  • 何者かになりたい

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    何者かになりたいという気持ちを否定するものでなく、その気持ちとうまく付き合うことで向上していくというところに救いを感じた。もちろん何者かになりたいと考えなくてすむ人はそれでいい。

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    2021年07月06日
  • 何者かになりたい

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    「何かで一番になりたい」と言っていた元恋人や、「人に影響力を与える人になりたい」という友人をを見て、なぜそんなにも承認欲求を抱えているのだろうかと日頃から考えていた。その気持ちが知りたくて手に取った一冊。人間誰しも、生きているのだから意味を見出したい、それが内なのか外なのかの違いだと思った。私はどちらかというと、自分で価値を決めたいし、周りから評価されても自分が納得できなければ意味がないと考える人間であるから、そういった見方もあるのかと学びになった。誰かに認められたいってのは一生続くんだと思ったし、それが人間なんだと思った。何者かになりたいというよりは、わかってほしい誰かをずっと探している自分

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    2021年06月25日
  • 健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて

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    学生時代に(近代史で)よく読んだポストモダン本だなあと思いつつ、この切り口が現代日本にここまで当て嵌まるかと、前半は膝を打ちながら読んだ。
    しかし後半の衛生の章に差し掛かり、外見やサブカルチャーがこんがらがってくる辺りから首を傾げる所が…
    かわいい最強説の様な話は眉唾もので、フェミニズム/ジェンダー論的な切り口から再検証が必要なのではと感じた。

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    2020年10月29日
  • 健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて

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    現代では、社会に参加して活躍するために必要なコミュニケーション力などのスペックが、数10年前に比べても急激に高度になってきており、そのために、生得的にスペックの低い人は、社会に参加できず、また、日本の、特に東京などの都会では、社会構造や物理的な空間設計などにより、かつてのように、社会からドロップ・アウトして生きる余地も狭まってきており、社会福祉に組み込まれる以外の選択肢は極めて限られている。というのが、主な主張。
    直感的には、そうかな、とも思わせるのだが、肝心な根拠があまり確かではない。
    数値的な分析が難しい内容なので、新規の研究に基づくデータの提出が困難なのは、致し方ないかもしれないが、もう

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    2020年09月22日
  • 健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて

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    本書の長いタイトルにある通り、著者は現代日本を、健康的で、清潔で、秩序維持も図られている、そのような社会が相当程度実現した時代と捉えている。

     著者は、昭和の時代と令和の時代の対比をラフスケッチで描きながら、何が、どのように変わってきたかを説いていく。

     はみ出しっ子がADHDやASDと診断され、医療や福祉のサポートの対象となってくる、喫煙がかつては格好良かったのに、今では忌み嫌われるようになってしまうなど、健康が何よりもの価値とされる、子育ては地域の中で行われていたし、なにより子供に寛容だったのに、今では子供が悪いことや迷惑をかけないかに心配で、子育てがリスクに感じられるようになってきた

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    2020年07月05日
  • 「若者」をやめて、「大人」を始める 「成熟困難時代」をどう生きるか?

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    人生をストレス無く、上手くやりくりしていく心構えの1つとして参考になりました。
    ただ、それと同時に、社会で生きていくのは本当に世知辛いという事実も突き付けられ、読む人によっては余計に「大人」になりたくなくなるのではないのかなぁと少し思いました。

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    2018年09月28日
  • 「若者」をやめて、「大人」を始める 「成熟困難時代」をどう生きるか?

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    至極大事な大人論だけど、総花的で内容は薄め。
    でも、いつまでも若者でいたい子の気持ちに踏ん切りをつけるためにも読んでおくべき本です。著者がオタクなのでそこも好感度高い。

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    2018年08月23日
  • 「若者」をやめて、「大人」を始める 「成熟困難時代」をどう生きるか?

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    周りにいる年長者たちに敬意を持ち話を聞き、自分が現在できるベストのことを積み上げて行く。自分の生き方を認めてあげられるような大人に、世代間の違いを認められる大人になれればそれは立派な大人。

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    2018年07月29日
  • 「若作りうつ」社会

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    いくつになっても、シミしわ白髪もなく
    完璧なプロポーションを保つ女性たち・・・
    そんな女性たちがもてはやされる様になった頃から
    昔のアイドルがTVに出ると
    すぐに劣化だなんだと騒ぐ輩が出現するようになった。
    それは劣化じゃなくて、単なる老化だ。
    そして老化は罪でもなんでもない極々当たり前のことで、
    齢を重ねているのに
    つるんつるんの顔をしている方がよっぽど怖いじゃないかと常々思っていた。

    著者はそんな今の日本の若作り社会について
    分析を試みる。
    齢のとり方がわからくなってしまった我々は
    一体どうやって無理な若作りすることなく老いさらばえていけばいいのだろうか。。。
    その見本となれるような老人

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    2019年04月30日
  • 「若作りうつ」社会

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    うまく歳を重ねることが出来なくなった日本人。
    主に精神の問題だが、肉体的にも栄養の面から考えて現代人の方が若くなったのではなかろうか。

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    2016年10月08日
  • 「若作りうつ」社会

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    中高年になって身体の老いに心が受け入れられず、うつになる。大人になれない若者と同じくらい、問題視されてもいいですよね。「かわいい」至上主義の世の中に疑問を感じています。

    身近な年長者、年少者との交流が処方箋とありましたが、やはりそこに帰結するのですね。それが出来ないから困っている方は、どうしたら良いのでしょうか。
    年上の生きるお手本に頼るのは楽です。しかし、私達がその年になった時と環境は異なります。こんなはずじゃなかった、とギャップに苦しむのでは。同世代との交流で刺激を貰うのが良いのではと思いますが。

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    2016年10月06日
  • 「若作りうつ」社会

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    理想的な年のとり方なんてない。小さいときに刷り込まれた、かわいい愛される子がいいという価値観のまま、大人になり、年のとり方がわからず、若さにしがみつこうとする。
    オトコは渋い大人という席が用意されているけど、オンナには渋い大人なんていう席はない。年取ってもかわいいというのがほめ言葉だから。ネットの普及により年寄りの希少性が失われた。これからはもっとたくさんの年長者と知り合って、多種多様な生き方を参考にすべき。

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    2014年04月30日