熊代亨のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
これかなり面白かった!
自分は社会不適合だからダメだ…と思ってる人にぜひ読んでほしい。あなたはきっと悪くない。
内容としては、生物学的な自己家畜化が、文化や環境の変化スピードに追いついてない人が医療や支援の対象となっているのではないのか、このままで良いのか、という話だったように思う。
前半は、そもそも自己家畜化ってなんぞ?という話で、ここがめっぽう面白い。動物の自己家畜化の事例や、人間が進化のうえで穏やかにより社会的な人間になってきたことが明かされている。ここが面白すぎて、読みたい本がめちゃくちゃ増えた。笑
そして後半は現代の話にうつる。他人を不快にさせない、長寿で、健康で、効率的であるべ -
Posted by ブクログ
そんなつもりで手に取ったわけではなかったが、まさかの育児に活かせそうな知識。
幼児期に子どもを程よく推し、推されるような関係はナルシシズムの成熟に非常に作用するとのこと。
そこから子どもは親を承認欲求を満たしてくれる、また目標となる存在と変わらず感じながらも、親の欠点も見えてきて、それでも関係が続けられることで他の人にも同じように期待しなさすぎずしすぎず、程よい距離感で付き合いやすくなるとのこと。確かにそうだろうなと。
遠い「推し」にはもちろん自分が養分となっている自覚を持ちつつ、身を滅ぼさないように程よく推すには良いが、自己のナルシシズムの成長的には先輩後輩だったり家族だったり、ライバルだ -
Posted by ブクログ
本書では、日本社会を「健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会」とし、その社会の在り方を肯定はしつつも、人のあり様が社会に規定されていること、そして、その社会の枠に入ることのハードルが時代とともに高くなっていること、枠に入ることが難しい人が増えていることを指摘しています。
私は日本以外の先進国と後進国、それぞれにおいて数年暮らした経験があります。その中で感じたことは、自分自身の中に内面化されている習慣、秩序、価値観はなんて脆いのだろう、ということです。他国に行った当初は、日本のように街が秩序だっていないこと、その国に暮らす人が自分のことしか考えていない振る舞いをしているように思えること、それらに -
Posted by ブクログ
『人間はどこまで家畜か』もうタイトルにぎょっとする
ここでいう人間の家畜化というのは、現代の人間はより穏やかで安全な文化に適応して生活しているのだけれど、
この文化がより高度なもの、より礼儀正しく感情を荒げることなく他者と協力的なコミュニケーションを取れることを人間に求めるようになってくると
不適応を起こし、文明からこぼれ落ちていく人間が増えていくばかりではないかという懸念ともっと動物としての人間にやさしい未来を考えるべきではないかという警鐘を鳴らす本であった。
たしかに現時点で精神疾患が学生だと不登校、発達障害なんかも増えており、そういった判断や治療が行き届くこと自体は喜ばしいことだけれど、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ犬や猫は自己家畜化した動物。自ら家畜になった。人間も同じ。
動物園の動物に似ている。動物園の動物は繁殖ができない。ホッキョクグマは、半年以上生きられたのは122頭中16頭。
自己家畜化とは、人工的な環境でより穏やかで協力的な性質に自らを変化させること。
『暴力の人類史』によれば、人間の暴力性や衝動性が減ってきている。
現代人は理性的で合理的、感情が安定しているように強制されている。それができない人が精神病になるのではないか。
アナール学派=社会が変わるとルールや生活習慣だけでなく感情や感性まで変わる。
家畜化したギンギツネの実験。攻撃性が少ないキツネを交配することで、13代でペットとして買え -
Posted by ブクログ
『健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて』というタイトル通りの内容。
現役の精神科医である筆者が、現代社会の生きにくさについて語った本である。
いまの日本は昭和の時代から比べれば、医療福祉、都市設計に至るまで、キッチリと整理の行き届いた社会となっている。
発達障害など、現代の日本で暮らしていく上でサポートが必要なところには極力助けの手が差し伸べられるような制度も充実してきている。
しかしながら、それは裏を返せば、これまで「そういう人もいるよね」という社会の一員だった人々を、サポートがなければ「一般的な」社会生活が送れない人々へと追いやったとも言えるし、サポートが必要だとみな -
Posted by ブクログ
・「アイデンティティが確立してるか」否かって結局は「人生の方向性が定まってるか」どうかだなと
・↑でいくと、「都会的な生き方」は「田舎的生き方」よりハードモードというか、なんというか(ex.スキルアップのための転職)
・思考停止なのか思考した結果なのか分からないけど、最初の就職先を踏み台にして云々みたいなのって、エッセンシャル思考でもないし、大人になる近道でもないような。
・なんでこういう本ばっかり買って読んだりするかと言えば、社会における人間に興味があるというより(自分も社会の一員だから興味があるというより)も、自分が置かれてる状況をメタ認知したいだけだなと(何言ってるか分からなくなっ