熊代亨のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今の日本人は世の中の秩序を重んじるばかり、子供を産み育てるということを、究極のリスクファクターと捉えるようになってしまった。
子供は社会のマナーや常識を身につけるまでは、人様に迷惑をかけるというリスクを持つ。怪我をしたり病気になるリスクをもつ。落伍者や犯罪者に育つというリスクを持つ。最も秩序から離れた存在だ。
個人の「不快にならない」という権利が強調されすぎて、今の世の中は秩序から外れた人間を受け入れる要素は持っていない。もちろん子供だけに留まらず、所謂「社会不適合者」も受け入れようとはしない。
かつての日本は、ちょっとばかり不潔でも、鈍臭くても、なんやかんや社会に居場所はあった -
Posted by ブクログ
ほぼ同世代で,ポストモダンをかじってて,地方在住の専門職という立ち位置はかなり自分と重なるものがある。やっぱり斉藤環を目指してたんだなぁと納得。
ポストモダンの後の現代は,近代に帰れモードだけど,著者の言うとおり基準点として近代を持たない社会はどうすれば良いのか?てか,東京だけではなく日本という国自体に近代はないのではという気もする。
なにげに半世紀くらい生きてると,そろそろこれまでの歴史を振り返る気分になるものなのだろう。昭和・平成・令和と3つの時代をまたいでるし,世の中凄く変わりましたよね。改めて。
しかし,近代を含んで超えるポストモダンの後に来るものはないんですかねぇ。。。 -
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Posted by ブクログ
これかなり面白かった!
自分は社会不適合だからダメだ…と思ってる人にぜひ読んでほしい。あなたはきっと悪くない。
内容としては、生物学的な自己家畜化が、文化や環境の変化スピードに追いついてない人が医療や支援の対象となっているのではないのか、このままで良いのか、という話だったように思う。
前半は、そもそも自己家畜化ってなんぞ?という話で、ここがめっぽう面白い。動物の自己家畜化の事例や、人間が進化のうえで穏やかにより社会的な人間になってきたことが明かされている。ここが面白すぎて、読みたい本がめちゃくちゃ増えた。笑
そして後半は現代の話にうつる。他人を不快にさせない、長寿で、健康で、効率的であるべ