熊代亨のレビュー一覧

  • 健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて

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    今の生活に感じる違和感を、歴史、社会史などを交えながら詳細に紐解いていく内容。感覚的に感じていた事に光が当たり、ハッキリとしていくような感覚。

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    2020年09月27日
  • 健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて

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    ・元々ブログをよく読んでおり賛同できる意見が多かったのと参考文献の多さと面白さに興味が出たので購入。最近読んだ学術系の本よりもより共感しやすい。
    ・社会が健康や正しいとする価値観に向かってあらゆる行動が環境、規則の両面から方向付けされ、そこから外れた生活ができなくなっている、閉塞感について書いた本。
    医療や行政が現代の価値観に沿った生活ができることを目指しているのは単純にあるべきサービスで歓迎していたけれど、そうした価値観の再生産に寄与している、いうのは納得。ここは筆者の専門領域なのでもっと掘り下げて読んでみたかった。健康が純粋な自然科学の世界を超えて今では社会的に優越した個人を顕示する手段と

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    2020年09月13日
  • 「若者」をやめて、「大人」を始める 「成熟困難時代」をどう生きるか?

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    バイブル
    うーん、そうなのか?と思うところもあった
    しかし、良い意味で釘を刺されました
    21歳です
    何年後かに読もうか

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    2020年05月08日
  • 「若者」をやめて、「大人」を始める 「成熟困難時代」をどう生きるか?

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    大人になるとは、自分を含めた半径nメートルの人間をいかに楽しくするかを、どれだけ知っているかということだと思っている。

    歳を取り人の面倒を見る立場になるという、社会システムの中では必然の現象に合わせてどれだけ自分自身の楽しみをシフトできるか、というようなことが書いてあると思った。

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    2020年04月14日
  • 「若者」をやめて、「大人」を始める 「成熟困難時代」をどう生きるか?

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    なんかで紹介されていて読んだ。

    マクロ的な要因の論理構造とかは?だったけど、
    どっちかと言うと心療内科系のお医者さんらしく、主観的に優しく”若者”に語りかけるような文章が良かった。

    身体的に成熟することは年齢である程度決まっているのに対して、精神的に成熟するタイミングは決まっていないこと、ただし身体的に成熟すると精神的な成熟度がそこである程度固まってしまうことが「大人になれない大人」や「老害化する大人」を生むのかなーと参考になった。

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    2019年03月16日
  • 「若者」をやめて、「大人」を始める 「成熟困難時代」をどう生きるか?

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    インターネットではシロクマ先生の名前でおなじみ。シロクマ先生のブログはよく読んでいるのですが、著作は初めて読みました。

    一番印象に残った内容は、「大人とは『世代や立場が違う人に、その違いを踏まえて対応すること』ができる人である」という部分。

    とくに都心部において、学歴の高度化や地域社会との接点のなさ、企業の高齢化に伴い、いわゆる大人との接点が減りつつあります。そのような背景から、大人になるタイミングを逃した若者が増えているが、一方で体力的・知力的な衰えから、40歳を過ぎると人は嫌でも大人にならざるを得ない、と作者は言います。

    アイデンティティ(自分の仕事・自分の趣味・自分の家族・自分の考

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    2019年01月20日
  • 「若者」をやめて、「大人」を始める 「成熟困難時代」をどう生きるか?

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    著者のことを調べたら偶然にも知っていた。
    以前定期的に訪問していたシロクマさんのウェブサイト管理人だったのた。
    熊代→シロクマ なるほど!

    元々好きなサイトの管理人が出した本だけあって、私にマッチする内容だったが、読み終えた後にイマイチ記憶に残るものがない。

    後で、重要な点を纏めるとしよう。

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    2018年07月16日
  • 「若者」をやめて、「大人」を始める 「成熟困難時代」をどう生きるか?

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    多様な価値観と向き合い、自分と折り合いをつけ、次の世代の成長を願う。
    “イケてる若者”も“ダメな大人”になる可能性を孕んでいる。一見“ダメな大人”でもちゃんと生きてきている、それだけでも敬意を払うに値する。

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    2018年06月03日
  • 「若者」をやめて、「大人」を始める 「成熟困難時代」をどう生きるか?

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    小説以外の本はいつもパラパラと読み終わってしまうが、この本は最初から最後まですごく、思わされるほんだった、このとおりにはいかないだろうが、こんな風になったら、今の世の中を少しは生きやすくなるのではないか、自分が「老害」にならないために、キチンと「若者」をやめらるように日々を過ごしたいとおもった。

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    2018年03月29日
  • 「若作りうつ」社会

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    地域社会の崩壊によって、地域における年寄りの役割が不要になり、尊敬されるどころか厄介者として扱われるような時代になったという説明が興味深かった。
    年を取った時、自分は社会に、また自分の人生に何を残せるのだろうと考えさせられた。

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    2016年12月20日
  • 「若作りうつ」社会

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    「若作りうつ」という題名にまず魅かれた。
    年をとることの価値観の世代間の差が著者の興味深い視点で説明されていた。
    皆に愛されるか否か、モテるか否かを問われた世代による社会でどう社会適応するかが求められているとあり、共感できる部分あり。
    エリクソンのライフサイクル論はとてもわかりやすい。
    世代間の相互影響についてを意識しながら、いろんな世代との学び合いを心掛けたい。

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    2016年05月18日
  • 「若作りうつ」社会

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    ネタバレ

    上手く歳を取るのが難しい世の中だというのは自分の感覚ととてもよく一致している。年上の人を事例としてみて我が振りなおすしかないという処方箋はあまり役に立ちそうにないが。

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    2014年05月08日
  • 「推し」で心はみたされる?~21世紀の心理的充足のトレンド

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    芸能人やキャラクターだけでなく、身近な人間関係のなかで誰かを「推して」、自分も「推される」と良い関係が築きやすく、自身の成長にも繋げやすいという内容だと解釈しました。

    第一章にまとめられていた好きな対象が「俺の嫁」から「推し」へと変わっていく社会背景も含めた話がとても面白かった。

    ずっと誰かや何かのオタクをしている自分にとって、とても興味深い内容でした。

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    2025年11月12日
  • 人間はどこまで家畜か 現代人の精神構造

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    「人間は唯一の耐火種である」
    焚火を見て暖かい気持ちになるのは耐火種の末裔だから

    現代の狩猟採集民は"平和的で平等主義"(に進化した)→道徳を守りたがりルールを尊重したがる→逸脱した者に厳しくあたる→処刑、追放
    つまり人間はチンパンより危険…て全然"平和的で平等主義"じゃないやん

    医療保護入院の廃止とか絶対やめて?
    閉鎖病棟にぶち込む、治験の実験台、移植用臓器

    ●75歳以上医療費負担5割/90歳以上は全額自己負担
    ●喫煙、飲酒、登山、海水浴、ジャンクフードなど健康リスクを伴う娯楽にはそのリスクに応じて課税
    ●安楽死(DDD=Deign Death

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    2025年07月26日
  • 「推し」で心はみたされる?~21世紀の心理的充足のトレンド

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    アイドルやキャラクターを強烈に推している人をうらやましく思って、どうやったらそんなに推せるのか知りたくて読んでみた。

    推しのことを、コフートのナルシシズム、自己対象の研究から語っていて、この研究は面白そうなので、次は関連の本を読んでみたい。

    推しを推せないのは、承認欲求や所属欲求を自己対象を通して満たすのが下手だからなのかな、と思ったり。


    以下メモ
    ・萌え:そのキャラクターが好き+そのキャラクターに好かれたい(自分とその対象)
    ・推し:自分たちとその対象。みんなでシェアする。

    ・コフート(自己心理学)
    ナルシシズム:単なる自己愛(ネガティブな意味での)だけでなく、人間が健全な自己を形

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    2025年07月04日
  • 「推し」で心はみたされる?~21世紀の心理的充足のトレンド

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    人との繋がりが希薄になり、ネットを通じたユーザーとの繋がりが強固になった今だからこそ大切な本だと思いました。孤独になりすぎたり、人と繋がりすぎていいねなどにこだわりすぎたりすることはよくないとは思ってはいましたが、それを推しという身近な存在から紐解いていきました。また、幸せとは何かを心理学の面から考えるいいきっかけになりました。私はいわば孤独を愛しすぎている存在ですが、これを機に身近な友達を推して、少しずつ繋がりと孤独のバランスを取れるようになりたい、ひいては自分自身も周りの人も愛せるようになりたいと思います。

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    2025年06月22日
  • 何者かになりたい

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    いつ、なぜ買ったのか分からないまま積読になってた一冊

    何者にもなれないって悩んでた時期あったっけ…
    と思いながらも、コロナ療養で暇だったので読んでみた。
    終始、作者の主観で語られることが多く、またその語り口にも共感できることがほとんどなく(悩んでないから仕方ない)サーっと読み流す形になったけど、
    中年のアイデンティティ喪失の危機の部分は刺さるものがあった。

    いまアイデンティティとしている趣味がいつかできなくなる時が来るかもしれず、何者にもなれないと悩む時が来るかもしれない。
    今持っているこのアイデンティティは永遠ではないんだなと感じさせられた。

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    2025年01月28日
  • 人間はどこまで家畜か 現代人の精神構造

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    第四章
    「家畜になれないものたち」が面白かった。発達障害という言葉は現在当たり前のようになっているが、現在の家畜化(著者はフーコーの生政治を解説として用いる)についていけない人でないのかという考察。しかし、Dv加害者や、ジャイアンのような子供も、昔はそういう人はありふれていた、だから彼らも家畜化されにくい人であり今は管理する対象となっているという考察は、やっと現在声を上げられたハラスメントの被害者に対するバックラッシュではないかと感じる(著者のいう、「昔」はそのような被害者自体ないものとされ、中には自殺に追い込まれた人もいるだろう)adhdのような疾患の考察と、権力の勾配がある話とは別に考えた

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    2024年12月01日
  • 人間はどこまで家畜か 現代人の精神構造

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    進化生物学や近年の精神医療の現場の状況がまとまっていて、興味深い内容だった。
    西暦2060年近未来Aのシナリオが妙に具体的で面白い。逆に2160年の近未来Bはオルダス・ハクスリーのすばらしい新世界を彷彿とさせる感じで、遠くのことを語ろうとすると何かに似てしまい、かえって凡庸になると感じてしまった。

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    2024年11月06日
  • 「推し」で心はみたされる?~21世紀の心理的充足のトレンド

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    心理学を元にした推しの内容でおもしろかった。
    日常生活での推しを見つけられたら、充実感を感じられるんだろうなと思った。

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    2024年09月30日