吉野万理子のレビュー一覧
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誰だってあると思う疑問「仕事とは?」そんなギモンを解決してくれるのがこの本だ!
これから就活に入る時期の私からしたら、共感はできないものの、いい時期にこの本と出会えたなと感じた。
「人のために仕事をする」「会社のために仕事をする」そんなのきっと人それぞれなんだろうけど、自分なりのしっくりストンとくる答えを見つけてあげるだけで、きっと各人の仕事をする意味が分かってくるのではないかなと思った。
実は初めて読む吉野万理子さん。彼女はもともと脚本家だったそうで、それも伺えるようなテンポの良さ。ただ、一つひとつのシーンの切り替えがちょっと早いような気がして、もっと読みたかった…と思わされた部分が多か -
Posted by ブクログ
ネタバレ思ったより面白く読めたかなー
隣の市で起こった通り魔事件の犯人が自分の遠い親戚だった!いとこ同士の中学生男女
そしてやってきた犯人の娘(バレている)
いじめられるけど表立って助けることもできない
なりにだんだん仲良くなっていく
ポイントはふたりだったってことと
ふたりともそれなりのポジションにいたってことかな
犯人の娘目線の章もあって
加害者家族のきもちもわかる
アメリカでは父親の罪は父親のもので子供は関係ない
子供の罪も子供のもの
という考え方と教えてくれるアメリカ人の言葉もある
本当にそこまで割り切れてるのかわからないけど、
まあ子供がグレちゃって犯罪おかしても親のせいかというと -
Posted by ブクログ
海辺に「おもいで質屋」があって、そこに住む魔法使いが、思いでと引き換えに、お金を貸してくれる、そんな噂が、子供たちの間に広まった。大人になると、踏み入ることができなくなる「おもいで質屋」。女子高生のリカと、魔法使いの交流を描く。
私が子供で、「おもいで質屋」が実際にあったとしても、思い出を質に入れたりしないだろう。どんなにいやな思い出でも。なぜなら、忘れることが、私にとっては、最大の恐怖だからだ。だから、魔法使いとリカが、お互いに大切な存在になれて、二人とも記憶を残していて、そういう結末にほっとした。辛いことも、悲しいことも、嬉しいことも、思い出があれば前に進んでいける、私はそう思う。たとえ、 -
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ネタバレ良い孤独と、悪い孤独。
そういう意味の名前をつけられた二匹の猫。
アメショのオスのソリチュードと、三毛猫のメスのロンリネス。
もともとは、横暴で自己中心的な有也に飼われていた二匹だったが
彼の恋人の亜沙美にひょんなことからロンリネスだけが引き取られた。
ロンリネスは、亜沙美の結婚のために、彼女の母がいる北海道に引き取られ
その母の死後は、ペンションを経営する夫婦のもとへ。
有也の家を出て、野良猫として生活をはじめたソリチュードは、弱っていたところを猫カフェの店長に保護された。
それぞれの人達が抱えていた孤独とわだかまり。
たくさんの孤独を見てきた二匹は、離れていても互いと通信する術を -
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同居人の顔色を伺いながらビクビクして毎日張り詰めた状態で
暮らしていくなんて神経おかしくなっちゃう。
孤独より、そっちの精神的苦痛の方が私はイヤだと思いました。
DV・幼児虐待は人間として許せない。
そんなヤツは誰かと一緒に暮らすなんて考えちゃいけない。
ず〜っと孤独でいればいい。有也に対して嫌悪感バリバリっ!
出て行く亜沙美に猫の片方を押しつける有也の理由もいまいち
理解できなかった。仲がよかった二匹の猫ちゃんは人間の
身勝手さで10年も離れ離れにされに…。本当に腹立たしかった。
権輔も何だか冷たい人だなぁと感じました。
それなのに最後の方は有也や権輔、いい人っぽく描かれてる
気がするの -
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男の子のような真純は、小学校の時から女の子にモテモテ。スカートなんてはいた事が無かった。とは言っても、中学生になれば制服のスカートをはかなくてはならない。そんな恥ずかしいことするなら、遠い私立の中学に行けば自分の制服姿を近所の皆には見られない。というわけで、東京の自由が丘から横浜のミッション系の女子中学に通う事になる。女子高なんてネチネチしていて…、と思っていた真純だが、正式なクラブへの昇格を目指す準クラブのサッカー部に入部し、気の合う仲間と出会った事で、予想していなかったような女子校ライフが始まる。
ちょっと類型的な感じがするけれど、軽く読める。明るい少女漫画のノリで中学生向きというよりも