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Posted by ブクログ
4人の中学生たちの連作短編。
優等生で人当たりも良く、先生からも信頼されている伊集院慶一。ガツガツ主張しないでも、みんなに当然のごとく委員長に選ばれる、それもやぶさかでない。でも、そんな態度が放送部の後輩たちにはみすかされ…。
美鈴は母と二人暮し。離婚して別居している料理人の父の影響で、きちんと出汁から作ったりする料理が得意。中学になって口が悪くなって不良みたいになった、とか保護者たちにも言われているけど、そんな事はない。仕事が出来て、濃い味が好きで大雑把な母は、大学のテニスサークルからの友達を「新しいお父さんにどうか」と紹介し、美鈴が今まで見たことがなかったような笑顔を見せる。悪くない人で、母が乗り気なのはわかるけど、美鈴にはしっくりこない・・・。
体育祭の応援団長の集まりで、大門がノリで決めた罰ゲーム。ビリになったチームの応援団長は、トラック一周逆立ちをする。冗談のつもりで言ったのに、ノリのいい他の団長たちはOKした。どう見ても押し付けられて団長になってしまった運動部でもないヒラマチでさえもOKしてしまい、やはり奴は体育祭でビリになった。やりすぎちゃいけないおふざけ。イジメに見えてしまわないか気になる。それには小学生の時の出来事があったから・・・
じゃんけんで負けて、体育祭の応援団長になった町平。団長も、団長会議でノリで決まった逆立ちでトラック一周も、「嫌だ」と言えばやらなくて済んだかもしれないけど、そんな奴だと思われるのが嫌で、逆立ちをすることになった。このために、練習もした。体格も大きくて不良みたいな団長らと、同じクラスの何人か(その中にはちょっと気になってる美鈴も)とが見守る中で、逆立ちのチャレンジをする・・・
良かった。
タイトルからは「走り」を想像したけど、陸上の話ではない。
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