水無田気流のレビュー一覧
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新サービス検討のお勉強。
シングルマザーの貧困問題は、日本の社会問題の集積点である。それは、就労、家族、社会保障制度の3分野にまたがる問題を凝縮したものといえる。
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母子世帯の平均年収は一般世帯の半分に満たず、純粋に「就労所得」となると一般世帯の3分の1となってしまう。…
…母子世帯にについては、1983年には約71万8000世帯であったとされることから、過去30年の間に約52万世帯増加したことになる。一方、この期間の家族世帯類型の推移を見ると、少子化や晩婚化・非婚化により、「子どものいる世帯」が全世帯に占める割合自体は、4割から3割まで減少している。つまり、子どもの数も、世 -
Posted by ブクログ
シングルマザーも大変だ! ということがよく分かる本でしたねぇ…少子化少子化騒いでいる今現在の日本ですけれども、喚き立てているくらいならこうした人たちを保護というのか、ケアする法律くらい作ればいいんじゃないでしょうかねぇ…。
高学歴化する社会だそうですけれども…それに加えて結婚相手に求めるアレやコレやも上昇傾向にあるそうなんですけれども…つまり選り好みしすぎて婚期逃す、みたいな人たちが大勢いるそうなんですけれども、そうした人たちなど放っておいてですね、今現在ケアが必要なシングルマザーとかを何とかすべきだと思いますよ!!
自己責任とか言っているバヤイ(場合)じゃないと思います…このままでは子供 -
Posted by ブクログ
日本人の働き方がもたらした弊害を綴った書。タイトルにある通り、男にとっての「居場所」はなく、女にとっての「時間」がないのは、まさに過去から現在へと流れる負の遺産といったところだろう。
男の場合、仕事人間としてその多くの時間を会社に捧げ、一息の休息の場所として家庭があった。一方、女の場合は、子どもができればその多くの時間を家庭に費やすことになり、子どもが大きくなるまで自分だけの時間はほぼ皆無と言える。そして、気付いた頃にはもう何年も時が過ぎてしまったという散々な結果になることもあるだろう。
そのため、何時しかお互いがお互いのことを恨みつらみ、軋轢が生まれ、何十年かの後、ようやく長い時間を持つ -
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精神科医の斎藤環氏と5人の女性達による対談集。
テーマは母と娘。
対談相手の中に角田光代さんがいたので読んでみたくなった。
いやー、色々あるんだなと言うのが正直なところ。
私自身母との関係性は取り立てて問題もないと思うし、自分の子供も息子だけだからこれからも悩むこともない。
それでも母と娘が特別な関係だというのはよく分かる。
良くも悪くもその結びつきの強さだとか。
そうそう、母に対して罪悪感を抱くって感覚は私にもあるなぁ。
自分が母より幸せになってしまったら後ろめたい気分になったり。
いわゆる毒親だったり、母から抑圧や過干渉を受けている人にはこの本、絶対お勧めですね。
あー、私だけじゃない -
Posted by ブクログ
毒母、毒親という概念が紹介されるようになってだいぶたつ。
自分とその母親の関係はどうだったのかなぁ、こどものを育てる母親として自分はどうなんだろう・・・と振り返りたくて、本書を読んでみた。
まぁびっくりする。世の中にはいろんなお母さんがいるんだな、と。うちの母親も結構強烈な人だが、毒でもなんでもないかも。
毒母に苦しんだマンガ家の田房永子さん、家族とか母子関係を描いた作品の多い角田光代さん、萩尾望都さん、母娘問題などに詳しい臨床家の信田さよ子さん、女性問題や家族関係、子育て論の社会学者で詩人の水無田気流さんと引きこもりを専門にしている精神科医の斎藤環先生との対談集。
それぞれの体験談も交