水無田気流のレビュー一覧

  • 多様な社会はなぜ難しいか 日本の「ダイバーシティ進化論」

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    前半は少し読みづらかったが、後半のコラムを集めた部分は読みやすかった。女性からしたら、うんうんとうなづけることばかり。もう少し日本も男女平等というか、女性の大変さを大変と思いやれる社会になればいいと思う。女性差別がなくならないのにLGBTに対する差別解消もないものだと思ってしまう。

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    2021年07月22日
  • 母と娘はなぜこじれるのか

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    一言に母と娘の問題といっても、様々な違う問題を抱えていることに改めて気づいた。著者と5人の女性との対談でも、やはりそれぞれの母娘関係がある。息子は娘のように母親に罪悪感は抱かず、恩義を感じない、ということが1番の発見だった。

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    2021年01月04日
  • 黒山もこもこ、抜けたら荒野~デフレ世代の憂鬱と希望~

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    「高度成長期最終世代」「就職氷河期世代」はたまた熾烈な競争社会。親たちとの世代間ギャップに挟まれ、時代に翻弄され続けた70年代生まれの谷間世代。そんな世代たちの言葉にできないモヤモヤっとした感情を筆者は懸命に言葉にして伝える。

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    2019年11月08日
  • 母と娘はなぜこじれるのか

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    特に信田さん、水無田さんとの対談が勉強になった。

     女であることと人間であることの違いが大きすぎた
     第二次性徴の身体的感覚の違い、
     女装してる 服は脱げても体は脱げない
     良妻賢母は明治に作られた

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    2019年05月14日
  • シングルマザーの貧困

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     新サービス検討のお勉強。

     シングルマザーの貧困問題は、日本の社会問題の集積点である。それは、就労、家族、社会保障制度の3分野にまたがる問題を凝縮したものといえる。
     …
     母子世帯の平均年収は一般世帯の半分に満たず、純粋に「就労所得」となると一般世帯の3分の1となってしまう。…
     
     …母子世帯にについては、1983年には約71万8000世帯であったとされることから、過去30年の間に約52万世帯増加したことになる。一方、この期間の家族世帯類型の推移を見ると、少子化や晩婚化・非婚化により、「子どものいる世帯」が全世帯に占める割合自体は、4割から3割まで減少している。つまり、子どもの数も、世

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    2019年05月11日
  • シングルマザーの貧困

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    シングルマザーの半分は貧困。離婚はワガママ、就労可能と見なされ、保護対象から外れ、長時間労働できないから正社員になれず低給与。普通の家族からみると例外でありあってはならない存在。

    時間を捧げないと稼げないってあたりが解消されれば、いろいろなことが変わると思うのですが。

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    2018年10月13日
  • 「居場所」のない男、「時間」がない女

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    男と女の違いがよくわかる。日本の既婚の働く女性の家事労働時間は世界的に見てもトップ。男性の労働時間をいかに減らし、家事育児に参加させるか、そういったことを含めて社会構造を早急に現代に合わせた形に変えていく必要性があることがよくわかった。

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    2017年01月08日
  • シングルマザーの貧困

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    シングルマザーも大変だ! ということがよく分かる本でしたねぇ…少子化少子化騒いでいる今現在の日本ですけれども、喚き立てているくらいならこうした人たちを保護というのか、ケアする法律くらい作ればいいんじゃないでしょうかねぇ…。

    高学歴化する社会だそうですけれども…それに加えて結婚相手に求めるアレやコレやも上昇傾向にあるそうなんですけれども…つまり選り好みしすぎて婚期逃す、みたいな人たちが大勢いるそうなんですけれども、そうした人たちなど放っておいてですね、今現在ケアが必要なシングルマザーとかを何とかすべきだと思いますよ!!

    自己責任とか言っているバヤイ(場合)じゃないと思います…このままでは子供

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    2016年09月21日
  • 「居場所」のない男、「時間」がない女

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    退職までに、遊び仲間を確保しておかなくっちゃ!それにしても、子育て世代にもっと財政支出して、高齢者や子育てが終わった世代は、もっと子育てしている人に優しくしないと!自分の年金も、日本の未来もなくなるよ。でも、高齢者は年金もらい逃げか⁈

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    2015年12月24日
  • 「居場所」のない男、「時間」がない女

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    日本人の働き方がもたらした弊害を綴った書。タイトルにある通り、男にとっての「居場所」はなく、女にとっての「時間」がないのは、まさに過去から現在へと流れる負の遺産といったところだろう。

    男の場合、仕事人間としてその多くの時間を会社に捧げ、一息の休息の場所として家庭があった。一方、女の場合は、子どもができればその多くの時間を家庭に費やすことになり、子どもが大きくなるまで自分だけの時間はほぼ皆無と言える。そして、気付いた頃にはもう何年も時が過ぎてしまったという散々な結果になることもあるだろう。

    そのため、何時しかお互いがお互いのことを恨みつらみ、軋轢が生まれ、何十年かの後、ようやく長い時間を持つ

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    2015年12月01日
  • 母と娘はなぜこじれるのか

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    精神学てきには男性は身体を持っていないというのは驚き。女性の母と娘の関係は、女性は身体を持っているので、身体性を通じて支配・被支配が起こるという視点。

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    2015年10月18日
  • 「居場所」のない男、「時間」がない女

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    女性の困難だけではなく、男性の現状も通じて現代社会のねじれをまとめた本。日本の男女のあいだに横たわる時空のゆがみ、と著者は表現するが、これもまた男性も含めて、労働と生活のあり方を問う一冊。「仕事と家族」がデータに基づいた比較をメインとするものであるならば、こちらはデータも用いつつ、より近い実感だったりを軸にしているような読後感。
    社会的不妊、チョアなど、言葉もいろいろ紹介され、問題を考えるうえでの足場にもなりそう。

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    2015年08月02日
  • 母と娘はなぜこじれるのか

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    田房永子、角田光代、萩尾望都、信田さよ子、水無田気流との対談 田房永子のは、まあまあ。角田光代の「八日目の蝉」の親子関係の異常さが、この対談を読んで何となく納得。萩尾望都の母親とのこじれは、作品を読んでいたからなんとなく察しはついていたけど、公にするべきではないような気がする。作品を読めばすべてが書かれているから。「残酷の」を書いてから憑きものがおちたような気がして、作品を読んでもあまりおもしろく感じられない。最後の二人は、ほんのつけたし。

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    2014年11月04日
  • 母と娘はなぜこじれるのか

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    水無田気流との対談が面白い。母子密着を助長する様々な要因が挙げられるが、最終的に父親の不在・疎外に行き着いてしまう。日本の父性は明治30年頃に捏造されたもので、一貫してそんなものは無いと。かといって日本で父性の代替を発明するのは至難だろう。

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    2014年10月29日
  • 母と娘はなぜこじれるのか

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    お受験の本にも書いてありましたが、ブランドバックやシューズや服や装飾品を持つことの先には、子どもが有名小学校に通っているということが何よりのステータスになる…ことに近い、親子のゆがみを感じます。が、それにしても登場する親子のケースが極端でびっくり。

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    2014年07月27日
  • 母と娘はなぜこじれるのか

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    精神科医の斎藤環氏と5人の女性達による対談集。
    テーマは母と娘。
    対談相手の中に角田光代さんがいたので読んでみたくなった。

    いやー、色々あるんだなと言うのが正直なところ。
    私自身母との関係性は取り立てて問題もないと思うし、自分の子供も息子だけだからこれからも悩むこともない。
    それでも母と娘が特別な関係だというのはよく分かる。
    良くも悪くもその結びつきの強さだとか。
    そうそう、母に対して罪悪感を抱くって感覚は私にもあるなぁ。
    自分が母より幸せになってしまったら後ろめたい気分になったり。

    いわゆる毒親だったり、母から抑圧や過干渉を受けている人にはこの本、絶対お勧めですね。
    あー、私だけじゃない

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    2014年07月07日
  • 母と娘はなぜこじれるのか

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    精神分析的な視点から見て、極論すれば男性は身体というものを持っていません
    健康な男性の身体はいわば"透明な存在"で、それゆえ彼らは、日常的に自らの身体性を意識することはほとんどありません

    序文にあった言葉が、とても驚きで
    でも、続く対談を読むと、本当に納得する
    それは、インタビュアーが男性だから

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    2014年06月07日
  • 母と娘はなぜこじれるのか

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    母と娘の関係についての、対談集。
    やっぱり、いろんなひとがその関係について、違和感を抱いてるのね、と思った。
    親子はこじれたとき、育てられてきたからこそ、つらくなる。残酷ではあるけど、そんなときに親を突き放して考えることができたら、楽になるやろうなあ。
    田房さんのところに出てきた、「呪詛」の考え方がしっくり来すぎて、感動した。

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    2014年04月10日
  • 母と娘はなぜこじれるのか

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    ネタバレ

    母と娘の確執ってのはものすごく奥が深いだね。
    ひいてはそのまた母親の母親との問題でもあるわけだから。
    ここに出てくる母親たちは、あまりにもひどい。
    娘を自分の所有物と勘違いしてるのではないか。

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    2014年04月03日
  • 母と娘はなぜこじれるのか

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    毒母、毒親という概念が紹介されるようになってだいぶたつ。
    自分とその母親の関係はどうだったのかなぁ、こどものを育てる母親として自分はどうなんだろう・・・と振り返りたくて、本書を読んでみた。

    まぁびっくりする。世の中にはいろんなお母さんがいるんだな、と。うちの母親も結構強烈な人だが、毒でもなんでもないかも。

    毒母に苦しんだマンガ家の田房永子さん、家族とか母子関係を描いた作品の多い角田光代さん、萩尾望都さん、母娘問題などに詳しい臨床家の信田さよ子さん、女性問題や家族関係、子育て論の社会学者で詩人の水無田気流さんと引きこもりを専門にしている精神科医の斎藤環先生との対談集。

    それぞれの体験談も交

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    2014年03月13日