水無田気流のレビュー一覧
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毒母、毒親という概念が紹介されるようになってだいぶたつ。
自分とその母親の関係はどうだったのかなぁ、こどものを育てる母親として自分はどうなんだろう・・・と振り返りたくて、本書を読んでみた。
まぁびっくりする。世の中にはいろんなお母さんがいるんだな、と。うちの母親も結構強烈な人だが、毒でもなんでもないかも。
毒母に苦しんだマンガ家の田房永子さん、家族とか母子関係を描いた作品の多い角田光代さん、萩尾望都さん、母娘問題などに詳しい臨床家の信田さよ子さん、女性問題や家族関係、子育て論の社会学者で詩人の水無田気流さんと引きこもりを専門にしている精神科医の斎藤環先生との対談集。
それぞれの体験談も交 -
Posted by ブクログ
ネタバレ[ 内容 ]
不安、絶望、締念―「体感格差」の正体。
中原中也賞受賞、気鋭の30代女流詩人が問う、「凡庸な人生」から見える、ニッポン社会のゆがみ。
[ 目次 ]
第1章 黒山もこもこ、抜けたら荒野(思い出の人混み/人混みの思い出 あらかじめ失われた世代 ほか)
第2章 「普通」へのノスタルジア(「三種の神器」時代を遠く離れて 母親はお見合い結婚世代 ほか)
第3章 世代観闘争(世代論はなぜ好まれる? 日本社会は「単一的」なのか? ほか)第4章 一九八〇年代―文化系女のサブカルチュラル・ターン(不思議少女と呼ばれて 文学少女はサブカルにより更新された ほか)
第5章 自分のことは自分で決められ -
Posted by ブクログ
1970年生まれの女性詩人が自己史に重ねて語る、高度成長期以降の日本社会の変遷史。彼女の原風景は高度成長期、10代は消費社会爛熟期の'80年代、そして20代をバブル崩壊のただ中で過ごしてきたことになる。風変わりなタイトルの「黒山もこもこ」とは、第二次ベビーブーム世代の幼少期の記憶にいつもある人混みであり、「抜けたら荒野」とは、バブルがはじけたタイミングで社会に出てきた世代の実感だとか。社会の価値観の大きな転換というショックを青年前期にまともに浴びて、その後も不条理に耐えてきているということか。偶然だが、その世代の親たちもまた、戦争前後の未曾有の激動を思春期前後に体験し、価値観の混乱と