青石ももこのレビュー一覧
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購入済み
ステノグラフィカの方が魅力的
新聞記者取材しまくったから、どうしても新聞社ネタでもう1本書きたかったのかなあ? ストーリーとしては中盤から少し面白くはなるが、それでも、キャラの魅力が弱く、前半はかったるいし、全体としてもこじんまりとまとめましたって感じでイマイチ。スピンオフってわけではないのだが、新聞社の先輩、西口や静らが主役の『ステノグラティカ』や『off you go』の方が断然、キャラの魅力が立っていて、流れも厚みも深さもあって数段面白い。はっきり言って両作品の出涸らしを読まされた感! まさかの一穂ミチさん作品でキャラの魅力が乏しいなんて....一体どうしたんだろう?
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ざっくり斜め読み。
他の方のレビューで香港蘊蓄が多い、というのを拝見していましたが、確かに多い。再会したての二人の会話がほとんど香港の説明でしかない^_^;
ので、そのへんはさらっと流して読みました。
佐伯さん…先にoff you go読んでいたので、圭輔の若さや勢いに嫉妬する佐伯さんが切なかったです。
一束くんが居るときに、静、と呼んでしまうシーンも。
たぶん佐伯さんも、ハイヒールシャンパンのときから一束くんのこと好きだったと思うよ。
って、これ一束と圭輔の話なのに、なんか佐伯さんに色々持ってかれた感じw
ホントに斜め読みなので、またしっかり読み直したいと思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ高校生編と社会人編の二部構成になっています。
舞台は日本と香港で、帰国子女の繊細ネガ受と、ノンケな
明朗攻という、一穂さんお得意のパターン。
もうこの作家さんの持ち味だというのは分かっているのですが、
蘊蓄が凄すぎて話に集中できませんでした……。
広東語に日本語訳までつけてくれちゃってたりしますが、中文
いる……?って思ってしまうのです。多くの作家さんがとる手法
ですが、中文は『』書きで区別でいいじゃん、と思ってしまった。
展開は相変わらず淡々としてて静謐な空気が漂ってます。
読み物としては観光ガイドのようで、まぁ普通に楽しめました。
あ。レーターさんがもの凄くいい味だしてたと思います。 -
Posted by ブクログ
ちょっと設定に背伸びを感じたかな~、と思った。
一穂さん、ここんところ、キャラクターの設定に幅を持たせるためか、色んな職業のひとが出てくるな~と思っている。そして、それを書くためにすごく取材とかもされてるんだな~とは思うのですが。
そんなにキャラ設定、凝り過ぎなくても、同じような話が書けちゃうんじゃないかな、というのが正直なところ。ここ数作で感じてしまう。
それだったら、もっともっと、ごく普通でいい。
……と、国会の速記に知り合いを持つ身としては思ってしまった。
まあ、目立たない、目立ってはいけない、みたいなのはおもしろいとは思いますけどね。そういうキャラの話なわけですし。だけど、なんか…違 -
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ネタバレ国会速記者の碧(へき)の仕事は、耳をそばだて議員の発言を一字一句逃さずに書き留めること。自分の気配を消し、耳と目と手と頭だけを働かせる。
そんな碧が書き留めたいと思う声の持ち主がいる。
明光新聞社政治部記者の西口だ。
美声ではないけど、滑舌がよく、センテンスの区切りが明瞭。がさつな印象だが、不思議と下品ではない。後輩にも慕われ、よく下世話な話に興じている。最初に気になったのは声だけだけれど、次第にその人となりに興味を持つようになる。
ちょっとしたきっかけで言葉を交わすようになったふたり。
碧と同様に、西口の方でも
物静かで地味だけど、楚々とした碧に好奇心を抱いていた。
そのまっとう過ぎるほどま -
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ネタバレかわいい年下の一途で直球勝負な攻撃に理性が決壊してしまう隣のやさしいお兄さんのお話です。『落ちてこいよ、いいかげん落ちてこい、ぼくの腕のなかに』と長年の片恋をまっすぐにぶつけてくる受。対する攻はお世話になったおうちの一人息子、弟以上にかわいがってきた大切な子に手は出せないと長年堪えに堪えてきたという設定。まあ、よくありがちでしょうか。受の子は何度も告白しては玉砕。でも、あきらめきれない受に対して、『恋愛対象じゃない』と拒み続ける。結果的には、攻の方がずっと前から恋愛対象として好きで、でも大切過ぎて今まで受け入れる覚悟ができていなくて押し隠していたっていうオチなんだけど、あんまりそんな気がしなか
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Posted by ブクログ
歌や本etc、 既存のイメージを利用しすぎる作家さんとの辛口評がありますが、一束が圭輔を案内する場所は 映画『慕情』を思いおこさせ、わくわく感ドキドキ感が増し、しだいに不安も大きくなっていく。
そして事件! 心臓バクバクしました。
蘊蓄? 知らないと損なのか、他人の作品のイメージを利用して伏線を張ったり補足するのはずるいのか。
香港が舞台の再会物…と言うより…健康で爽やかで 「いい人すぎる」先輩圭輔 VS 病弱だったらしい「人の悪い」上司佐伯。
圭輔が来なかったら 関係はあっさり終わっていたはず。一束とはお互い『自分が思っているより好きだった』ようだが。
一穂先生で、一番好きだっ -
購入済み
これで終わり?
えらい中途半端なところで唐突にエピローグ。これで終わり?
何一つ結末にたどり着いていない超絶中途半端。そこそこ楽しく読み進めてきたのに、これはないでしょう。読者のためを思うなら続きがあるかないかくらいどこかに入れといてほしい。
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購入済み
ちょっとイライラしました。
新聞社シリーズなのでかなり期待して購入したけれど、余りに他の作品、登場人物の設定が
違いすぎて正直がっかりしています。
西口×碧のカップル
和久井×望のカップルのような、癒されて行くストーリーを期待していただけに
ただ、つまらないすぎて、後から悲しくなりました。