青石ももこのレビュー一覧

  • ステノグラフィカ

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    西口、佐伯、良時の三人の会話が楽しかった。人の悪い佐伯が特に。
    この話で速記ってすごいなぁ、と勉強になりました。
    出でくる人物、全てに意味があるんだなぁと楽しかったです。

    0
    2013年05月12日
  • off you go

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    確かに、十和子が主人公のような話だな、と思った。間に過去の話が入ってくるので中々先に進まくって焦れたりもしたが、それが二人の、三人の歴史なんだな、とも思う。
    はじめ、「静」は下の名前だと思っていたから佐伯と良時の会話に混乱した。二人の関係を把握するのに時間がかかった。
    佐伯の、良時に対する想いが随所に散らばっていて読み返したくなる。佐伯の「ずっと三人で遊んでいようぜ」が後からずっしりとくる。離婚しても、何も変わらない。むしろあるべき姿に戻っただけ、不思議な三人の物語。

    西口が佐伯のものまねをしてた、という「良時良時」のセリフをもう一度探したくなった。

    タイトルの意味を読んだとき、なるほどと

    1
    2013年05月12日
  • ステノグラフィカ

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    ネタバレ

    ここまで一穂さんの作品読み続けてきて、漸くビビっと感発動。
    相変わらずの特殊職業設定に辟易したものの、もうこの蘊蓄は
    読み流してしまおう、と思ったら内容に集中できました。

    40過ぎのバツイチ草臥れたオッサンと地味青年の淡い恋

    という感じです。青石さんの温度感低めなイラストが絶妙に
    マッチしており、何より私の好みの『一重受け』
    美形や美人の象徴である二重設定よりも、この涼しげな一重が
    大好物の私としましては、それだけで高ポイント。

    内容としましても淡々とした中に暖かさがあって、なによりも
    受の祖父母のエピソードに涙腺刺激される……。
    恋愛面は相変わらず唐突ななだれ込み桃色で、その辺について

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    2013年04月29日
  • is in you

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    世界に引き込まれて一気に読んでしまう一冊。
    高校生の鬱屈した想い。から13年後に飛ぶとは思わなかったが(^^;;それで香港返還の時代だったんだね。
    ファミレスで広東語で想いをぶつける
    一束。再会してからより、高校時代が印象的かな。
    広東語のセリフが広東語で書かれててすごい‼だから世界に引き込まれるのかな?
    自分も香港に行ったような感覚。

    0
    2013年04月18日
  • ステノグラフィカ

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    ネタバレ

    政治部新聞記者×国会速記者
    特殊な文字を用いて、十分間に4000字というスピードで、ほとんど正確に国会の答弁を表記する。何より速記者という職業に萌えました。
    速記、あるいはそれを仕事にする人がいることは知っていたけど、恥ずかしながらその速記者の手法までは知らなかったので、国会で黒子に徹する碧がとにかくかっこよく見えた。そしてそんな速記者の碧が書き留めたいと思う声がある。最序盤だけどこのあたりの、ただ耳を澄まして西口の声を聴く碧の描写にときめきました。たとえその西口の話す内容がAVのことであれ。
    一穂さんは初めて読んだけど、文章が上手かったので他の作品も読んでみようかなという気になった。西口と碧

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    2013年04月11日
  • ステノグラフィカ

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    久々にBLを。初めて読んだ作家さん。速記者と新聞社記者という組み合わせが面白い。一応エロいシーンはあるけどあまりエロありきという感じではない。でもドキドキした。仕事ぶりや人間関係の描写に意外なほどのめり込んでしまった。

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    2012年11月20日
  • is in you

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    大人の一束が仕事をするところがもっと見たかったような気もする。佐伯さんがとてもいい味を出してました。佐伯って名前のキャラクターはどんな作品でも比較的いいところをさらっていくキャラクターなのが暗黙の了解。

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    2012年09月28日
  • ステノグラフィカ

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    『off you go』のスピンオフ。政治記者×国会速記者。
    男性には痛いだろうと思う。ぐさぐさーっと。西口ののりは傷つきやすさの裏返し。
    ほとんど仕事の話なのに面白い。会話のリズム!
    色々とタイムリーで…生々しい政局や黒子…自らを黒子だと碧が言うから ほんとに 黒子っちで読んだ。大人しいのに言うことは言う。
    同期の佐伯と静と対称的な女性二人と面白いご隠居さん。登場人物が生きていて…ちょっと生々しい。佐伯の毒舌 絶好調!
    萌えどころは…?… 面白いからいいでしょう。

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    2012年08月11日
  • is in you

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    一穂さんらしい雰囲気。高校生→社会人再会物。受け後輩がゲイで、先輩は当時ノンケという…これも一穂さんの定番?(まだたいして読んでいない)が、終始淡々とした感じ。読後はほんわかいい気分。

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    2012年03月01日
  • 名前のない関係

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    ノベルズ版読んだことあるのに、全く内容覚えてなかった(汗)でも初読み気分で楽しめました♪面白かった〜!やっぱり私は椎崎さんの書かれるこういうタイプの受けがツボ!ネガティブ&不幸な子w自虐受け?(笑)笠原さんに出会えて大事にしてもらえて本当良かった〜;;しかし、ここに至るまでの誤解やらすれ違いっぷりが半端ない(苦笑)二人とも言葉が足りなさすぎる;でも誤解するのも無理はないな、っていう書かれ方だからまんまとやられた〜(笑)せっかく書き下ろしがあるなら、笠原さん視点のお話読んでみたかったな。馨の元カレの石井さんが、「ずるい男〜」の石井さんだったというのがびっくりっ!リンクしてたとは…。ずるい男〜読み

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    2011年10月11日
  • is in you

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    一穂さん、2作目。
    読み応えあるなー

    先日読んだのよりBLらしかった。
    でも、前の方がかろやかさがあったかな
    (内容的に軽い・・という意味ではなく)

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    2011年08月12日
  • 名前のない関係

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    [調査事務所副所長×バーテンダー]
    ツンデレ受け 

    言葉足らずだが強引な攻めと
    傷つくのを恐れるツンデレな受け。

    自分が本気になった事で色々焦れている事に気づかない強がりと、
    彼をここまで臆病な人間にしてしまった大人たちに憤る。
    というところがありました。

    個人的には攻めが余裕すぎる。
    もう少し必死になってくれたほうがワクワクするのに~と思ったりしまいした。
    でも面白かったです。

    ☆あらすじ☆
    男とは愛しあうが妻帯者だけはお断りという美貌のバーテンダー・宮下馨は、つきあっていた相手が実は既婚者だと知り一方的に別れ話を突きつけた。翌日、逆上した相手から暴力を振るわれているところを店の常連

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    2010年07月22日
  • is in you

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    ネタバレ

    香港から転校してきた一束(いつか)は、海外からきた子ばかりのクラスにいたが、アメリカやヨーロッパからの転校生が多い中、アジア圏内の自分はなんとなくクラスにもいずらく、学校の旧校舎に入り込んで一人の時間をすごしていた。
    そこに3年の圭輔がやってきた。
    やがて二人はこの旧校舎の誰も来ない部屋で時間を過ごすことがふえていく。
    そして圭輔に対する気持ちは、恋愛の好意になっていくが、ある日圭輔にその教室でそんな雰囲気になったが拒否してしまった。
    それから圭輔は卒業、あわなくなる。
    13年後、香港で再会する・・・

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    2025年11月20日
  • off you go

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    is in youに当て馬で登場していた密が主人公のスピンオフ。
    当て馬時の密が好きになれず、読むのをためらってました。
    これ…BLである必要があったのかなという。
    幼少からの関係で、四十も超えて、肉欲込みでここへたどり着く。う~ん、深すぎて好みかと言われると…
    もう少し若い、30代のうちに何とかなりませんでしたかねというほどに年が行ってるよね…などと。
    浮気して子供まで作った元嫁もその年ですごいねって思ってしまう算段で…。

    #深い

    1
    2024年07月25日
  • ペーパー・バック 2

    購入済み

    やっぱり下品さが目立ちました。

    やっぱり佐伯×静のカップルは、下品さが目立ちすぎて正直がっかりしています。
    個人的には、西口×碧のカップルが、ドキドキするし、可愛くてたまりません。
    おっさんの一途すぎる気持ちが、おもしろくて癒されています。

    #ほのぼの

    1
    2022年02月05日
  • もののけ画館夜行抄

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    ヒロインが表紙のイメージとはだいぶ違ったけど。あとだいぶ感情で突っ走っちゃってハラハラしたけど。でも面白かった。続編も出て欲しいな

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    2021年05月22日
  • is in you

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    もう少し高校時代を堪能したいところで、突然大人に。香港行ったことある人なら、楽しめそうな内容がいっぱい詰まってます。行ったことないし、知識もないと、ちょっと文章だけでは想像を補えなくて読むのが面倒だったけど、内容は高校時代と大人になってからのギャップ萌えで、楽しめました。

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    2020年09月03日
  • ステノグラフィカ

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    ネタバレ

    ★3.5。国会で働く二人。新聞政治部記者×速記者。BLよりも仕事に懸ける人々の交錯や人生観など、よく調べて書き上げてあるなぁと今回もそちらのほうが感想一番。受けが地味なわりにはズバッとはっきり言うタイプ(短気?)なのに、既婚者という誤解はそのままにしておくのか…?受けがちょい苦手なんで、お仕事小説としては良かった。

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    2018年09月25日
  • もののけ画館夜行抄

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    学芸員になりたいと思うものの、粗忽なせいで
    単位が取れないような状態に。

    単位をとるために出向いた先での実習。
    色々やらせてくれない! と叫んでいますが
    大事なものを取り扱う立場としては
    当然まかせられるものではないです。
    なのに教えてくれない、とか思うのならば
    慎重に取り扱うべきです。
    それが出来ないのならば、もう諦めるべきです。
    撤退はしない、という考えは評価しますが
    就職しても延々下っ端、な気がします。

    そんな彼女は、実習先で問題を起こす…というか
    起こした?
    元をただせば自分のせいですが、そこに付け込んで
    自分の要求を通しています。
    そうしてこうして…な状態ですが、どうなのでしょう

    0
    2017年03月03日
  • 【電子限定おまけ付き】 ペーパー・バック 1

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    内容紹介

    一束と圭輔、密と良時のその後。「is in you」「off you go」の番外編を中心に紡ぐ新聞社シリーズ珠玉の掌編集。

    西口×碧が好き。

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    2015年12月23日