青石ももこのレビュー一覧
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面白かった。web発というのが納得の、軽いノリのHなコメディ。主人公が総受なのさえ気にならなければ、わりと楽しめる。男性同士の恋愛の倫理観がゆるゆるな世界のあれやこれや。
ただ、読んでみて気になるのはその内容より、この新レーベルの編集。誤字が目立つ。それはもう編集仕事してないよね?ていうか読んでもいないよね?と思えるほど。おまけに本の厚さに反比例するかのように、レイアウトの空白が目立つ。タイトルが書いてあるだけのページが、この一冊に何ページあったことか。なんていうか…web作品を本にするだけの簡単なお仕事で、出版する前もその後もフォローは一切なしね!って感じで、作者や作品に対する愛がないのが丸 -
Posted by ブクログ
ネタバレ▼あらすじ
国会でひっそりと働く碧。がさつで忙しない新聞記者・西口とふとしたことから言葉を交わすようになり、少しずつその素顔に触れて…?
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★4.5
国会議事堂を舞台にした新聞記者と速記者のお話で、ガチめなお仕事BLです。
私、この作品がシリーズものだという事を作品を読むまで知らなくてですね…。
勿論、他のシリーズ未読でも全く問題無かったのですが、表紙を見て勝手に攻めは紳士系のおじさんだとばかり思っていたので、中身をチラッと確認した時に紳士とは程遠いキャラクターで少し落胆してしまい…。
元々、政治関係の話にまるで興味が無い人間な事もあり、買ったはいいものの何となく読むのを後回しにして -
購入済み
お楽しみ袋(笑)
みたいなペーパーバック続編。カップル飛ぶしその後とそれ以前がごちゃ混ぜになってるのに不思議と雑然とした感じがなく「その時」の心情が良く見える。新聞社シリーズの中で佐伯が相当に謎な人で、、その儚げな暴君ぶり(笑)?に読んでて振り回されっぱなしでしたが本作で割とスポット当てられてた密と良時、2人の色んなやり取りを見てくにつれ前よりちょっとだけ佐伯密って人が見えたよーな。。実は凄く可愛い??
好きなのでシリーズ4作良く読み込んだつもりでいましたが、アンフォゲの2人あんまり印象が残ってないと言う事実が再び判明(ドーン)、急いで読み返さないと(笑)! -
購入済み
新聞社シリーズ!
大好きだったのでこのファンサービス的な番外編短編集すんごい嬉しかったです。一束のツンツンデレらんねぇとこも久々に堪能(笑)。ただ読んでて、アレ?アンフォゲッタブルの2人ってどんなんだっけどすっかり抜け落ちてたのが個人的にショック、ソッコー読み返します(笑)!
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購入済み
素敵すぎる一穂さん
Is in youからの新聞シリーズ4作目。2〜3作目もそうですが本作も負けず劣らずの長期戦、アラフォーが頑張ってくれて嬉しい。冬梧はいわゆる凄〜く標準的な人物で面白味は然程ないんですが(笑)、何だろう、探究心が旺盛で真っ直ぐなところが気持ち良い人。一方の望は望で生真面目で意思が硬く意外にも感情の起伏が大きかったりはしますが特には面白味のない人。。が、割と普通なこの2人の起こした化学反応には堪らなく心惹かれました。至極自然に引き付け合って寄り添いそうになったのにある事実を軸にしてお互いの「覚悟」により17年も離れる事になるなんて。。長年離れてずっと想えるってどんなんだろう、残念ながら実体験がな
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購入済み
なんつーか
むちゃくちゃ自然だな!何がって恋に落ちる過程がさ(笑)バツイチ仕事第一オヤジ新聞記者の西口と国会速記者の恋愛経験値ゼロ以下で何か体温低めな碧、、おいおい一体どんな組み合わせだよぉ〜と始めは不安でした(笑)。2人が気持ちを確認し合う件、そこに行き着くまではかなりの道程を要しますが、あまりに当然の如くサラっと吐露しちゃってアレ?って思う間もないくらいです。続いてアレ?って思う間もなく体も疎通しちゃうわけですがね(笑)。一穂さんの考察力と心理描写の丁重さにスっと話に夢中になれて、更にバツグンの構成力と表現力で舞台が小難しい内容を伴うにも関わらずスラスラ読み進められました。この記者シリーズ、業務内容も
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購入済み
や〜またまたイイです。
is in youもんの凄く良かったですが本作も負けず劣らずの仕上がり。BLに夢と現実逃避を求める私としてはオッサン設定は正直キッツイ、肌の衰えとか体毛とかさ〜(笑)でもそんな御託も吹っ飛ぶくらい良かった。少年期の出会いはそれこそ印象悪いとこから入り、妹も共に複雑に絡み合いそれぞれが互いに寄せる愛情が大きすぎて拗れて翻弄され遠回りしつつも結局運命のように結ばれるべくして結ばれる良時と密。十和子は体は虚弱でも人を思いやる強い気持ちの持ち主で、学業は全うしてないのに洞察力が鋭くて、うーん、切ないです。なんでしょうね、思いっきり三角関係なのに不思議に淀んでないとゆーかこんな清い三角関係知らない。お互
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購入済み
おや珍しい
何がって一穂さんのお話にしては始めに色恋のアクションありきの飛ばし気味〜?って印象で、ってことが。常は割とスロースターターな展開が多い気がするので短気な私には本作はハナっから入りやすかった。でもね、やっぱそーそー簡単に落ち着かせないのが一穂さん、途中はびろろ〜んと13年もブランクある訳ですよ(笑)一束はかなり淡白とゆーか達観しちゃってるよーな面があって実態がないよーな掴みずらい印象でしたが圭輔の一見大人っぽくカッコ良さげだか背伸びしていない少年風(?)なキャラは人間臭い魅力を強く感じて好きです。個性としては全く型は違ってる2人だけにパズルのピースのように一部がパチリと合うんでしょうか、少年期の
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Posted by ブクログ
一穂さんは私の中では作品の出来にばらつきがあって買うのに戸惑う人なんだけど、ばらつきというより、好みの問題かも、、と記者シリーズを読んで思いました。
記者シリーズ
『ステノグラフィカ』『off you go』『アンフォーゲタブル』『is in you』
これだけなのかな?
この中で、この『off you go』が一番好き。
シリーズ中、一番「仕事」が出て来なかった話ではあるけどその分、人物の気持ちが良く描かれてたからかな。
時間軸と人の心とのはぎ合わせ作業っていう書き方が苦手な人もいるかもしれませんが、私はけっこう好きです。
まぁ、単純に年嵩のあるキャラが好きッてだけかもしれませんが。