泉光のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ本格的に始まった見習い司書の養成課程で習熟が遅れがちなシオとオウガとメディナ。一方で首席優等生のアヤと急速に接近し、見習い仲間とサークル活動も始めたシオに、更なる運命的な出会いが待っていました。
シオはただ田舎者で訓練不足だから劣等生なのではなく何らかのスイッチが入っていないだけに見えるのは読者の贔屓目でしょうか? 今回とある人物との運命的出会いがあってシオの生まれ持った資質らしきものが次第に明らかになってきましたが、そこに件の人物を巡る様々な政治的思惑や、シオの出自に関してメディナが抱く根深くて厄介な差別を超えた敵意なども絡んできて、糸が少しずつ複雑に織りなされ始めた印象です。
まだまだ壮大 -
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序章完結
これにて第一部の完。
少年は遂に歩き始める。
これ、現時点で5巻まで出てるんだが、発刊追っかけてたらお腹痛い思いしてたろうなぁ。
それほどに続きが読みたい。
あの幼年期から、どれ程の苦心を続けこれ程の信頼を勝ち得たのか。それを振り捨ててどれ程の道を進むのか。
次巻へ進む。 -
ネタバレ 購入済み
試験開始
やはり、大ゴマの使いが上手いな。
アルビノ双尾はどういう立ち位置になるんだろう?
試験にしろなんにしろ「通過点」というのはその通りで、通過する事を目標にしてしまうと、大方の奴はそこで止まる。止まって動き出せなかった奴は折れる。そこが通過点や一里塚なのが解っていればそもそも止まろうとは思わない。「目標は高く大きく持て」の真意はこの辺にあったりする。
シオは合格したらしんどいだろうなぁ。(^-^;
次巻へ進む。 -
ネタバレ 購入済み
たまにこういう本に出会える。
面白い!
言葉の選び方と見開きの使い方が秀逸。描き込みも細部まで入ってるが煩くない。画力がある人だな。
大変に面白いので次巻へ。
原作も読もう。
…と思ったら、これ、「原作がある体」で描いてるだけだ!!びっくりした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ見習い司書生活が始まって1週間。
座学の成績が思うように上がっていかないシオ・オウガ・メディナ。
特にメディナは高貴な血筋で性格も典型的な高慢キャラにも関わらず、勉強も運動もワーストクラスに苦手な困ったさん。思想も強烈に偏った彼女と分かり合える日は来るのだろうか。
今巻の見所はラコタのクールキャラ2人・アヤとミドリィと仲良くなった事。女性が司書を目指すことの現状、社会進出を果たす上での選択肢がほぼ存在しない問題。アヤはそれを理解した上で、それでも天体の学者になる可能性を諦めていない。
にわかに好きなキャラになったなあ。
あとチャイロウちゃん。かわいい。
オウガはいつもながら朗らか可愛い -
Posted by ブクログ
ネタバレ…今回も最高でした。新刊感謝です!ありがとうございます!
シオ君と同期の見習い生たちの切磋琢磨がメイン。
今回も人種差別・民族差別問題に加えジェンダー問題とか人間社会のいろいろな差別ついて描かれている。それがいいとか悪いとかいうことではなくこの世界ではこうだと決められていることに、どうしても同化できない人間もいるよねと。その子たちが、自分の居場所を求めてめちゃくちゃ努力している。そういう姿に心打たれます。
とりあえずアヤちゃん可愛すぎです。尊すぎます。
表紙の子は何かヲタク好きそうなビジュアルと設定だな!と身もふたもない感想(笑)
あと、シオの郷里の筋肉ブラザーズサイコウでした!
この巻の名 -
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プロローグ
プロローグとして最高の作りです。
書の説明から、世界観、主人公が立ち上がるまで。
そして旅立ち、始まる冒険。
これからどうなっていくのか、楽しみ。 -
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とにかく絵が綺麗で引き込まれました!
絵の綺麗さだけで大満足ですが
内容としても面白かったです!
モノクロでここまで綺麗に魅せられる絵も
なかなかないなと感心しました。 -
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自信が無い時に読むべき王道物語
過酷な環境下で、救いと変化を求める主人公が、希望となる人との出会いをきっかけに、大きく自らを成長させてさせていく...
物語の展開としては、厨二病な一方で、世の中を多少冷めた目で見ている私には大好物であった。
物語全体の世界観、主人公の人間性、絵の綺麗さのいずれを取っても、読者を非常に満足させてくれる。
ただ、兎にも角にも、図書館というタイトル通りだが、テーマが素晴らしい。
・「本」という、人類の叡智、財産を後世に語り継ぐ「手段」を守る人々のヒューマンドラマ
・やや固いテーマかと思いきや、感動と勇気を申し分無く与えてくれる物語性
上記2点は、特に評価したい作品である。