山口博のレビュー一覧

  • 人を動かす 改訂文庫版

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    実例がたくさん載っているから、自分の人生ではどのように実践できそうかなどイメージが湧きやすい。
    項目がたくさんあるが、似通ったようなものが多い。しかし反復で触れることにより、より頭の中に定着しやすいので、これはこれでプラス要素かも。

    自分が普段、意識せずに実践できていること結構
    あり、改めて再認識させてもらった事もあれば、全く新しい視点を与えてくれたものもあり、学ぶことが多い本でした。

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    2024年03月31日
  • 人を動かす 改訂文庫版

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    性別、年齢、地位、職業、人種、、、人間を分類する符号は数多あれど、人間の心を動かすコツは誰であっても共通していると学んだ。

    こういった本を読む度に思うのは
    自分を愛し認めた上でないと、これらを実行するのは骨が折れるだろう
    ということ。

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    2024年03月22日
  • 悩める平安貴族たち

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    山口博氏が2023年に刊行した歴史新書

    大河ドラマ『光る君へ』を観て購入。
    本書は、歴史や国語の教科書などにも登場した人物からそうでない人まで登場する。平安時代の貴族たちの和歌や日記などから当時の人々の想いをまとめたものである。

    本書には紫式部や清少納言、藤原道長などの有名人の和歌なども登場するが、改めて歴史上の人物たちは同じ人間であると感じることができた。

    普段現代人も感じる死生観や恋愛、仕事の悩みまで1000年近く前の人たちも私たちと同じように悩み、葛藤している様は令和と平安の2つの時代の距離を縮めたように感じた。

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    2024年03月17日
  • チームを動かすファシリテーションのドリル

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    ドリルということで三十の項目に分けて実践的なテクニックを載せている。

    説明の仕方や合議の仕方など技として参考になる部分が多い。
    実践的から得ている手法のようであり、即効性がある。
    やってみて損はないと思うし、身につけておくべき技術だと思う。

    強いて言うならば、テレワーク全盛の現在においては少し応用しづらい部分もあるように思う。

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    2021年11月06日
  • こんなにも面白い万葉集

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    万葉集、読んだことがなかったので、この本なら読みやすいかと思って手に取った。
    貴族の雅やかな歌ばかりではなく、東国の田舎の無名な人の歌も多い。宮仕えの窮屈さや不倫、貧しさ、老い。万葉の名に恥じぬ色んな和歌が載っている。
    訳文を本文の前に記載するあたり、作者の自己顕示欲を感じる。歌の作者がわかる限りで良いので署名して欲しかった。
    咳を「しわぶき」というのは万葉集のころから使われているのか。そりゃ古い言葉だわ。
    古女房が色黒で煤けた顔なのは、葦を年中焚いている家の中で、料理、機織りなどで家に籠りがちだから。花嫁が真っ白な衣装と化粧をするのと対称的だなと思う。

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    2021年05月29日
  • チームを動かすファシリテーションのドリル

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    読んでいて、著者は実践者、実践してきた人だとつくづく感じた。ハタシタなんてやっている本人も気づかない。が、確かに出来るプレゼン者はやっていること。
    目から鱗の情報はないが、なんとなく皆が知っていたことを、きちんと文字にすることが重要。そしてそれらを読んで、改めて言葉とともにコツを認識したことが自分にとって重要な体験だった。

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    2020年11月05日
  • 日本人の給与明細 古典で読み解く物価事情

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    『王朝貴族物語』『平安貴族のシルクロード』以来、この人の著作に触れる。
    懐かしい友達に街角で思いがけず出会ったような気分で。

    米を基準に、山上憶良の年収から、源内、南畝の懐事情まで、記録を精査して換算する。
    「貧窮問答歌」は中国の詩の理念(民の窮状を描いて政治を慷慨する)の移入だった、という指摘にハッとする。
    平安時代の売位、売官の状況も、初めて知って面白かった。
    ますます山口ファンになってしまう。

    一つ一つの費目を記録から拾い、換算している作業は大変だったろうなあ、と想像する。
    表などでそうしたデータがふんだんにまとめられており、重宝しそう。

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    2020年01月30日
  • カーネギー人生論 文庫版

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    『人を動かす』、『道は開ける』からそれぞれ一部を抜粋されてまとめられた一冊です。
    先日読んだアドラー心理学の本の内容とかぶるところが多いのもそのはず、カーネギー氏も当然アドラー心理学を学ばれています。
    相手の立場になって考えるというのが第一歩ですね。
    日々交渉ごとに携わっていると、ここで述べられていることの大事さがよく分かります。

    #読書 #読書記録 #読書倶楽部
    #Dカーネギー #カーネギー
    #人生論
    #2016年50冊目

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    2016年05月30日
  • 日本人の給与明細 古典で読み解く物価事情

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    <目次>
    第1章  奈良時代
    第2章  平安時代
    第3章  鎌倉時代
    第4章  室町・戦国時代
    第5章  江戸時代

    <内容>
    各時代の様々な資料を駆使して、収入や支出の様子を描いたもの。著者は平安時代が専門の文学系の人らしく、前半のほうが詳しくて面白い。日本史を教えている立場からすると、こういう資料は授業で活用しやすいのでうれしい。経済的な話以外にも、『紫式部日記』のなかの清少納言や和泉式部への酷評とか、室町時代の文学から見る歴史の様子など、なかなかいい視点だと思う。

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    2015年09月30日
  • 人を動かす 改訂文庫版

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    ネタバレ

    元祖自己啓発本(?)なだけあって、濃い。
    自己啓発あるあるの「こんなの当たり前じゃん。できたら苦労しないんだけど」現象がほとんど無かった。

    ↓印象に残った文

    ・悪い人間ほど自分のことは棚に上げて、人のことを言いたがる。

    ・人を動かす秘訣
    ●自ら動きたくなる気持ちを起こさせる。
    ●どんな履歴がもたらされるか伝える。
    ●その人が好むものを問題にし、それを手に入れる方法を教えてやる。

    ・相手の、他人に認められることを渇望する気持ち⇒(自分が)正しく満たしてやる⇒相手の心を手中に収められる
    例:相手の長所を伸ばすために褒める、励ます

    ・人間は、何か問題があってそれに心を奪われているとき以外は

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    2025年09月05日
  • 人を動かす 改訂新装版

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    こういった啓発本はあまり読んでこなかったのですが、名著であるという話を色々なところで聞いたので、それならばと読んでみました!
    難しい内容はあまり無く、かなり読みやすい印象を受けました(ので、自分でも読み切れました笑)

    人とうまく折り合いを付けて生きていくためのアドバイスや具体例が沢山提示されるので参考になりました。
    特に、終盤の結婚生活に関する章は当たり前だけど見過ごされがちな内容が多く、ここだけ読んでもかなり参考になりそう

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    2024年12月16日
  • 人を動かす 改訂文庫版

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    有名だったので読んでみたが、何も響かなかった
    言っていることはごく普通すぎること、また誰かのエピソードを沢山細かく浅くのせているだけ、しかもそのエピソードが古すぎる。
    自分には合わない本だった

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    2024年12月08日
  • 人を動かす 改訂新装版

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    人間関係に関する古典。
    有名な本なので存在は知っていたけど、何となく胡散臭い感じがして、今まで手を出していなかった。『スーパーエンジニアへの道』で紹介されていたので読んでみたが、意外と良かった。

    内容としては、最初に
    「凶悪犯でさえ、自分が正しく世間が間違っていて、自分は被害者だと思っている。ましてや、普通の人なら尚更だ。その現実を認めるところから始めないといけない」
    とか書いてあって、これを最初に持ってくる著者の洞察力の高さに唸る。これが認識できていない人同士で、どれだけのトラブルが起きていることか。

    その他、人を動かすためのTIPSが数多く書かれているけど、言ってることは一貫して「北風

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    2024年04月20日
  • 人を動かす 改訂文庫版

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    ネタバレ

    営業がよく読む有名な本。相手の体面を保ち、とにかく褒めることが重要だと説かれていた。相手が最も関心を持っているのは自分自身のことなのでその承認欲求を満たしてあげることが、信頼関係を築く最も近道なのだと。それはお客様にだけでなく、妻にも言える。当たり前のことがズラーっと書かれていたができていなかったことなのでこれから意識していきたいと思う。

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    2024年04月09日
  • 人を動かす 改訂文庫版

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     人との円滑なコミュニケーションを取るための方法が、様々な実例で短く具体的に紹介されていた。一章が短いため読みやすく、淡々と語られているため、くどい感じがしなかった。
     ただ、コミュニケーションというのは時と場合によって変わってくるため、参考にはできるだろうが「絶対こう」と決めつけると良くなさそうだった。

     要は、相手に対して誠実で穏やかに接することが重要なのだと感じた。
     良くも悪くも共感できる部分があり、納得できる内容が多かった。

     文章は少し硬く、「相手に〜してやるのだ」というように少し上から目線な印象を受けた。著者が海外の人であるため、土地や人名などカタカナが大量だった。
     このよ

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    2024年03月22日
  • こんなにも面白い万葉集

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    ネタバレ

     古墳時代を過ぎたら、飛鳥京、藤原京、平城京、長岡京、平安京と、都は北へ北へと移動した。古墳時代の中頃から平城京にかけての約300年の間に詠まれた歌が「万葉集」。全20巻で、歌数は4516首、内、作者不明が約2100首。大伴旅人は、元号「令和」ですっかり有名人に。万葉集には、酒席、宮仕え、政争、弱者、防人、男女間、老境などの歌が。当時、21歳から60歳の男子には徴兵の義務が。兵役年限は3年。ただ、防人は往復があり、故郷を離れる期間は4.5~5年で、悲惨。当時、庶民の逃亡2大理由は、重税と徴兵。

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    2023年09月29日
  • こんなにも面白い万葉集

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    内容は興味深いものの、ぐいぐい読み進められず、読み終わるまでに返却期間がきてしまった…(借りた本だったので)。置いといてたまにふと読み進めるのによさそう

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    2022年06月13日
  • こんなにも面白い万葉集

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    読むのにはハードルの高かった万葉集ですが、この本で万葉集の歌の詠み手たちをかなり身近に感じました。歌の背景にある彼らの悲喜こもごもは時代は違えど、普遍的なものだったのだな、と思います。

    本の中で紹介される歌は、男女関係や防人に関するもの、酒の席の歌や仕事に関するものなど、それぞれのテーマごとに紹介されています。

    呑兵衛が歌った短歌も、男女の営みを露骨ににおわせる短歌も、古語になり、5・7・5・7・7のリズムに乗るとあら不思議。高尚で雅なものに見えてくる。そのギャップが面白いし、改めて古の日本語の美しさ、短歌のリズムの素晴らしさみたいなものも感じます。

    不謹慎だったり、人間臭い歌も面白いけ

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    2022年01月16日
  • 日本人の給与明細 古典で読み解く物価事情

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    ネタバレ

    奈良、平安、鎌倉、室町・戦国、江戸の5つの時代の人々の収入が紹介されている。現物支給だったものについては、当時の物価価値で換算した額が出されていて、なかなか面白い。

    分量的には平安時代の貴族に関する記載が最も充実しており、その次に江戸時代。奈良、鎌倉室町・戦国はけっこう薄い。現存している史料によって調査の濃淡が異なるということか。

    個人的には江戸時代の庶民の生活水準や金銭感覚を知りたいと思って読んでみたのだが、そのへんの記述はほとんどなく、ちょっと期待外れ。というか、どの時代をとってもいわゆる「一般人」の懐事情の記載はほぼ無く、これも信頼できる史料がないためなのだろう。平安時代の章など、貴

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    2020年12月29日
  • 日本人の給与明細 古典で読み解く物価事情

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    本屋で衝動買い。当時の物価から見えてくる古典文学というテーマのエッセー集。江戸時代の武士の収入はどれぐらいだったか?や、平安時代の貴族の収入はどれほどだったか?などがわかって、とても面白く読めた。末尾に各時代の物価の詳細が載っている表があって、今後の古典文学や歴史小説を読む際の参考となりそうである。

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    2017年02月01日