こんなにも面白い万葉集

こんなにも面白い万葉集

1,300円 (税込)

6pt

3.3

一度『万葉集』を読んでみたいと思いいざ手にとってみても、冒頭の「籠もよ み籠持ち 堀串もよ……」で挫折してしまう。そこで本書では、現代人の心にも響く歌を抜粋し、歌の前にその現代語訳を掲載。意味がわかってから読むから、和歌の魅力が理解しやすくなるのだ。カルチャースクールでの物語性あふれる語り口が評判の著者が、「宮仕えをさぼって怒られた人の歌」「妻が浮気しないかと心配する防人(さきもり)の歌」「優秀さが仇になり、刑死した大津皇子の歌」などを紹介。 ■本書で紹介している和歌の例 外交の窓口の大宰府の在る筑紫や港町の難波には、匂うような美女が大勢いた。それに魅惑される男は少なくないが、こちらの男は故郷の妻を忘れることができなかった。「難波の人が葦の火を焚く家のように、煤(すす)けているけれども、わが妻こそはいつも可愛いんだよなあ」。難波人 葦火焚く屋の煤してあれど 己が妻こそ常愛づらしき(巻11・2651)

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

こんなにも面白い万葉集 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    万葉集、読んだことがなかったので、この本なら読みやすいかと思って手に取った。
    貴族の雅やかな歌ばかりではなく、東国の田舎の無名な人の歌も多い。宮仕えの窮屈さや不倫、貧しさ、老い。万葉の名に恥じぬ色んな和歌が載っている。
    訳文を本文の前に記載するあたり、作者の自己顕示欲を感じる。歌の作者がわかる限りで

    0
    2021年05月29日

    Posted by ブクログ

    内容は興味深いものの、ぐいぐい読み進められず、読み終わるまでに返却期間がきてしまった…(借りた本だったので)。置いといてたまにふと読み進めるのによさそう

    0
    2022年06月13日

    Posted by ブクログ

    読むのにはハードルの高かった万葉集ですが、この本で万葉集の歌の詠み手たちをかなり身近に感じました。歌の背景にある彼らの悲喜こもごもは時代は違えど、普遍的なものだったのだな、と思います。

    本の中で紹介される歌は、男女関係や防人に関するもの、酒の席の歌や仕事に関するものなど、それぞれのテーマごとに紹介

    0
    2022年01月16日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     古墳時代を過ぎたら、飛鳥京、藤原京、平城京、長岡京、平安京と、都は北へ北へと移動した。古墳時代の中頃から平城京にかけての約300年の間に詠まれた歌が「万葉集」。全20巻で、歌数は4516首、内、作者不明が約2100首。大伴旅人は、元号「令和」ですっかり有名人に。万葉集には、酒席、宮仕え、政争、弱者

    0
    2023年09月29日

こんなにも面白い万葉集 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 小説

小説 ランキング

山口博 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す