日本人の給与明細 古典で読み解く物価事情

日本人の給与明細 古典で読み解く物価事情

770円 (税込)

3pt

3.5

古代から近世まで、古典に登場する人物のうち、給料をもらう人物の年収と私生活を、米の値段などをもとに現代のお金に換算。丁寧な分析で、山上憶良、菅原道真、紫式部などの収入を明らかにしていく。

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日本人の給与明細 古典で読み解く物価事情 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    『王朝貴族物語』『平安貴族のシルクロード』以来、この人の著作に触れる。
    懐かしい友達に街角で思いがけず出会ったような気分で。

    米を基準に、山上憶良の年収から、源内、南畝の懐事情まで、記録を精査して換算する。
    「貧窮問答歌」は中国の詩の理念(民の窮状を描いて政治を慷慨する)の移入だった、という指摘に

    0
    2020年01月30日

    Posted by ブクログ

    <目次>
    第1章  奈良時代
    第2章  平安時代
    第3章  鎌倉時代
    第4章  室町・戦国時代
    第5章  江戸時代

    <内容>
    各時代の様々な資料を駆使して、収入や支出の様子を描いたもの。著者は平安時代が専門の文学系の人らしく、前半のほうが詳しくて面白い。日本史を教えている立場からすると、こういう資

    0
    2015年09月30日

    Posted by ブクログ

    本屋で衝動買い。当時の物価から見えてくる古典文学というテーマのエッセー集。江戸時代の武士の収入はどれぐらいだったか?や、平安時代の貴族の収入はどれほどだったか?などがわかって、とても面白く読めた。末尾に各時代の物価の詳細が載っている表があって、今後の古典文学や歴史小説を読む際の参考となりそうである。

    0
    2017年02月01日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    奈良、平安、鎌倉、室町・戦国、江戸の5つの時代の人々の収入が紹介されている。現物支給だったものについては、当時の物価価値で換算した額が出されていて、なかなか面白い。

    分量的には平安時代の貴族に関する記載が最も充実しており、その次に江戸時代。奈良、鎌倉室町・戦国はけっこう薄い。現存している史料によっ

    0
    2020年12月29日

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