山口博のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ素晴らしい。何度だって読みたい。
改訂版ではあるけれど、カーネギーさんがいかにして人を尊いものと扱っていたかが分かる。言葉の一つ一つが丁寧で、尊厳を感じる。
何度も読み直すべき一冊。
以下心に残った文章等
31
他人の欠点を直してやろうという気持ちは、確かに立派であり賞賛に価する。だが、どうしてまず自分の欠点を改めようとしないのだろう。
64
人を説得させて何かやらせようと思えば、口を開く前に、まず自分に尋ねてみることだ。「どうすれば、そうしたくなる気持ちを相手に起こさせることができるか」と。
83
友を得るには、相手の関心を引こうとするよりも、相手に純粋な関心を寄せることだ。
ところ -
Posted by ブクログ
一言結論:
人間関係が上手くいくためのハウツー決定版。あとは、これを実践できる人になれるかどうかだと思います。
感想:
さすが不朽の名作だけあって、人間の本質に基づいた原則はどれも納得のいくものばかりです。昨今の「俺はこう思う」系のビジネス本と違い、実例と過去に実績を残したビジネスマン・科学者の言葉がおびただしい量書かれているので説得力が違います。常に相手の立場に立ち、自分の感情より物事が上手く進むことを優先したこの考え方は現代まさに必要ではないでしょうか。
ただし、結局のところこの本の内容をどれだけ実践するのかは読者の問題です。著者も述べているようにこの原則はお世辞ではなく心からそう思っ -
Posted by ブクログ
「あらゆる自己啓発書の原点。不朽の名著にして歴史的ベストセラー」大層な肩書きだったので読んでみたら本物だった。不足なし。
人を動かす、職場の上司にあたる人のみならず、あらゆる人間関係に役に立つ本。
おそらく今後もこの本は何度も読み返すと思う。
端的にどうすべきか書いた後、実例をいくつもあげて読みやすく、内容が頭に入りやすい。
そして、リンカーン、ルーズヴェルト、アドラー等、様々な著名人の本や言葉を引用したり、エピソードを混えていて説得力が増す。
これまでの自分の社会人経験の中でも、この本に書かれていることを無意識的に実践し、成功した心当たりがいくつかある。
その体験が言語化される -
Posted by ブクログ
人間関係の元祖ハウツー本である。本書の第1刷が発行されたのは1936年だが、現代でも応用できる人付き合いの極意が書かれている。
面白いのは、とにかくたくさんの実例が出てくるところである。有名人だけでなく、著者の知人たちも登場する。歴代米国大統領たちは、それぞれ言葉の選び方や人を見る目が流石に秀でていて、だからこそ大国を率いることが出来たのだと納得した。
人間はとかく自分の利益に目を奪われて、相手の立場や気持ちをおろそかにしがちである。同じ依頼や目的でも、ほんのちょっと言い方を変えるだけでいとも簡単に相手が自分のことを好きになってくれたり、やる気を出してくれたりするものだ。この単純な法則は古今東 -
Posted by ブクログ
元手800円で勝ち確の投資先はこれだ!
人と良い関係を築く原則が30も書かれている。
ぶっちゃけ、目次みて気をつけること多くない?と感じてた。でも流石古典的名著。具体的エピソードやユーモアあふれる比喩の連続で、息つく間もなく読み終えちゃった。メモする手も止まらなかった。
原則自体は聞いたことあるような言葉ばかりだけど、どれも息を吹き返し染み渡ってくる。実践する意義を納得させられる。
【この道は一度しか通らない道。だから、役に立つこと、人のためになることは今すぐやろう。先へ延ばしたり忘れたりしないように。この道は二度と通らない道だから。】
↑かっこよすぎて涙、自分も付箋に貼って持ち歩こ