【感想・ネタバレ】人を動かす 改訂新装版のレビュー

あらすじ

日本唯一の公式本『人を動かす』が、1936年初版、1981年改訂版を経て、約40年ぶりに大改訂。人が生きていく上で身につけるべき「人間関係の30原則」を、長年集めた実話と、成人教育の現場で磨き上げた実践例を交え、説得力豊かに解き明かす。深い人間洞察とヒューマニズムを根底に据え、人の心を突き動かすための行動と自己変革を促す感動の書。あらゆる自己啓発書の原点となった不朽の名著にして歴史的ベストセラー。

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Posted by ブクログ

この本はあなたのための本である。

なぜあの人は自分の意見に納得し、行動を変えてくれないのだろうか。そんなふうに感じている人は是非、この本を読んでほしい。

この本に書かれている内容はシンプルである。

他者を思いやることが、結果として他者に影響を与え行動を変容させる、そんなメッセージだ。

具体的かつ実践的、すぐに役に立つように構成されており、翻訳も読みやすい。

名著と言われる本は数多くあるが、この本は紛れもない名著である。

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2025年09月21日

Posted by ブクログ

一言結論:
人間関係が上手くいくためのハウツー決定版。あとは、これを実践できる人になれるかどうかだと思います。

感想:
さすが不朽の名作だけあって、人間の本質に基づいた原則はどれも納得のいくものばかりです。昨今の「俺はこう思う」系のビジネス本と違い、実例と過去に実績を残したビジネスマン・科学者の言葉がおびただしい量書かれているので説得力が違います。常に相手の立場に立ち、自分の感情より物事が上手く進むことを優先したこの考え方は現代まさに必要ではないでしょうか。

ただし、結局のところこの本の内容をどれだけ実践するのかは読者の問題です。著者も述べているようにこの原則はお世辞ではなく心からそう思っていなければ効果がありません。感情を抑える自制心、相手を気遣える思いやり、巧みな言葉選びなど、人を動かすために自分が培うべき人格をどのように培うのか。ここを考える必要があると思います。そういう人であって初めてこの原則は実践できるのではないでしょうか。

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2025年02月21日

Posted by ブクログ

 「あらゆる自己啓発書の原点。不朽の名著にして歴史的ベストセラー」大層な肩書きだったので読んでみたら本物だった。不足なし。
 人を動かす、職場の上司にあたる人のみならず、あらゆる人間関係に役に立つ本。
 おそらく今後もこの本は何度も読み返すと思う。
 端的にどうすべきか書いた後、実例をいくつもあげて読みやすく、内容が頭に入りやすい。
 そして、リンカーン、ルーズヴェルト、アドラー等、様々な著名人の本や言葉を引用したり、エピソードを混えていて説得力が増す。
 これまでの自分の社会人経験の中でも、この本に書かれていることを無意識的に実践し、成功した心当たりがいくつかある。
 その体験が言語化されることで、心の中が整理され、今後は意識的に実践しようと思った。

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2025年01月17日

Posted by ブクログ

人間関係を良くしたいと考える人にとっては『教科書』のような本。すでに世に浸透していることも多く、目新しさはないかもしれない。各パートのタイトルとまとめの一文で十分に伝わります。忙しい人はあいだのエピソードはタイトルに納得できなかった場合だけ読むことも、私のおすすめするこの本の読み方です。

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2024年11月13日

Posted by ブクログ

メモを取りながら読んでたら、
読み終わるまでにかなり時間かかった。

普遍的な内容の本。初版は1936年だけど、本質的な内容だと思う。

いろんなエピソードが書かれており、そのエピソードを踏まえて、
つまりこういうことが大事だよね、という章立てになっている。
具体例から自分なりに抽象化する必要がある

今の仕事、人間関係だったらこういうことだよね、ということを考えながら読むとなかなか面白いのではと思った。

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2024年09月29日

Posted by ブクログ

名著中の名著。レビューは多すぎるので他に譲るが大体その通りだ。しみつければ必ず人格形成に大きな一役を買うだろう。

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2024年03月12日

Posted by ブクログ

さすが不朽の名作と言われるだけあり、今日の多くの自己啓発本のベースともいえるような内容。かつ読みやすい。同じような内容が繰り返し語られる部分も多いが、そのぶん頭に残りやすい。「本書から最大の成果を得るための9か条」の部分にあるように、繰り返し読み返したい。

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2024年02月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

- 他人を非難したり、叱りつけたり、あら探しは辞めよう
- 相手は防御体制を敷いて、自分を正当化しようとする
- 自尊心を傷付けられた相手は、反抗心を起こす
- 「人を裁くな、人の裁きを受けるのが嫌なら」 by リンカーン

- この手紙を出せば私の気持ちは収まるかもしれない。だが相手は正当化してこちらを恨む。私に対する反感から司令官として役に立たない

- 避難するのではなく、「君は二度とこんなことを繰り返さない。私は確信している。確認している証拠に明日君に頼もう」

- 人を非難する代わりに、相手を理解することに努める。なぜそんなことをしでかすに至ったかか。


- 私にとって大事な人、ということを伝える = 自己の重要感
- 人を動かす秘訣は、自ら動きたくなる気持ちを起こさせること ★★★
- 他人に認められることを渇望する気持ち =承認欲求

- 相手の名前を覚える = 相手に重要感を持たせる
- 相手と話している際、何回も相手の名前を繰り返し、相手の顔、表情、姿と一緒に覚える

- 人の長所を伸ばすには、褒めること、励ますこと、信頼すること
- 小言を言われて働く時よりも褒められて働く時の方が仕事に熱がこもり、出来具合も良くなる
- 例え少しでも相手が進歩を示せば、心から褒めることで相手はますます進歩向上するだろう

- 子どもや夫や従業員を才能がないと言ってののしるのは向上心の芽を摘み取ってしまうことになる
- 逆に、やりさえすれば容易にやれると思いこませ、相手の能力を信じているのだと知らせてやると相手は自分の優秀さを示そうと懸命に頑張る

- その人の好むものを問題にし、それを手に入れる方法を教えてやる

- 他人の立場を理解し、他人の立場からも物事を見ること

- アイディアを相手に思いつかせるように仕向け、それを自由に料理させる
- → 相手の心に強い欲求が起きる
- 人から押し付けられた意見より、自分で思いついた意見をはるかに大切にする

- 笑顔で接する

- 自分の話に心を奪われた聞き手には惑わされる

- 相手の関心
- 相手の関心のありかを見抜くことで近づきになれる
- 関心を見抜き、それを話題にすることは双方の利益になる

- 議論を避ける、誤りを指摘しない
- 議論をして相手に勝っても、相手の好意は得られない
- 相手の間違いを指摘することは相手を罵倒することと変わらない
- 相手は知能、判断、誇り、自尊心に平手打ちを食らわされている。間違いを指摘することは恥をかかせることに等しい。相手の顔を立てる
- 人から誤りを指摘されると、腹を立て意地を張る。

- 対処法
- 「おそらく私の間違いでしょう」と言いながら話す
- 「自分としてはこう思うのだが。。」「私にはそう思えるのだが。。。」

- イエスと答えられる問題を選ぶ
- 人と話をするとき、意見の異なる問題から取り上げてはいけない。意見が一致している問題から始め、それを強調しながら話を進める
- 相手にYESと言わせる問題ばかりを取り上げ、NOと言わせないようにしておく。
- 相手にNOと言わせると、それを引っ込めさせるのは容易では無い
- NOと言った以上、ひるがえすのは自尊心が許さない

- 何度もYESと言わせておく → 相手の心理は肯定的な方向へ動き始める。玉つきの玉がある方向へ転がり出したようなもので、その方向をそらせるにはかなりの力がいる

- ソクラテス式問答法
- まず、相手がYESと言わざるを得ない質問をする。
- 次の質問でもYESと言わせ、次から次へとYESを重ねて言わせる
- 相手が気づいた時には、最初に否定していた問題に対していつの間にかYESと答えてしまっている


- 同情を寄せる
- 「あなたがそう思うのは、もっともです。もし私があなただったなら、やはり、そう思うでしょう」

- 自分の過ちを話す
- 人に小言を言う場合、自分の過ちを話した後に間違いを注意すると、相手はそれほど不愉快な思いをせずに済む

- 命令をしない
- 「●●したらどうだろう」と自主的に仕事をやらせる機会を与える
- 失敗によって学ばせる

- 幸福な家庭を作るには
- 口やかましく言わない
- 長所を認める
- あら探しをしない
- 褒める
- ささやかな心づくしを怠らない
- 帰りに花を買って帰るなど
- 電話をするなど、心遣いを知らせればOK

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2024年02月12日

Posted by ブクログ

言葉を少し工夫するだけで、こんなに人の動きが変わるものかと驚かされる本です。大袈裟な部分もあるとは思いますが、実践する価値はあると思いますっ

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2024年02月10日

Posted by ブクログ

ダヴィンチの表紙でSUPER EIGHTの大倉くんが持ってたのをきっかけに興味を持った。
正直ちょっと昔の、しかも海外の自己啓発本なんて、現代の日本にはあんまりしっくりこないちょっとズレた内容なんだろうなとあまり期待していなかったけど、偏見に反省。
波長が合ったのか、翻訳が良いのか、世界的ロングセラーという帯は伊達ではなかった。
最近読んだビジネス書の中では一番わかりやすいというか、スッと入ってきて、良い勉強ができた。
しかしこれをすべて実践できている人がいるのだろうか。大倉くんがこの方向を目指しているとすれば、そうとうの、、、努力家?

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2025年02月23日

Posted by ブクログ

不朽の名作だけあって改めて自身の道徳感を考え直させてくれた。

現代でも変わらずに通じる対人姿勢をたくさんの事例と格言を織り交ぜてわかりやすく伝えてくれている。

率直な意見として、本書に書いてあることをもし全人類が実践できるなら対人関係で悩むことも減るだろうと感じる。

本書の初めに書いてあったように、学ぶとは行動することであるから、意識しながら実践していく。

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2025年01月31日

Posted by ブクログ

もっと早く読んでおけばよかった本。さすがのロングセラーといった感じで、コミュニケーションに関する啓発本をばらばらと読む前に、これ一冊よんでおけば十分な気がする。
多くの人と関わり、色々な状況を経験してこれば感覚的に対処出来てきた人もいると思うが、あえて言語化されてるとより理解が深まると思う。また、事例は古いかもしれないが過去の人の行動を例に具体的なふるまいも紹介されているのでわかりやすい。
個人的には部下の面談とか、コーチングの姿勢として参考になった。

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2025年01月05日

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ネタバレ

とにかく相手に敬意を持って接する。相手を尊重する。シンプルなことだが、当時の様々な事例(うまくいきすぎだろ!みたいなものもあるが)を踏まえて解説されていて、自己啓発本としても読み物としても面白い。
あとはこれを自分が実践できるかどうかだな…

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2024年10月14日

Posted by ブクログ

名書と言われること本を読もう読もうと思ってオーディオブックで聴いた。流して聞いてしまったとこもあるので、再読必要。
当たり前のことばかりだけど、実例を挙げられるとなぜか、へー、なるほど!納得してしまう。

人を動かす方法→相手を尊厳する。

これが一番なのですね。

相手を尊いと思って接すること。これはどんな相手に対しても同じ。

例えば子供に対して。
子どもは自分よりも後から生まれたから先輩として生きるノウハウを教える義務があるだけ。自分の方が立場が上だなんてとんでもない。

職場の使えない相手に対して。
その分野において自分よりも苦手なだけで、他の面を見れば自分より優れている所だってたくさんあるはず。

どんな相手に対しても「尊い…」この気持ちを持って接していきたい。

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2024年04月14日

Posted by ブクログ

こういった啓発本はあまり読んでこなかったのですが、名著であるという話を色々なところで聞いたので、それならばと読んでみました!
難しい内容はあまり無く、かなり読みやすい印象を受けました(ので、自分でも読み切れました笑)

人とうまく折り合いを付けて生きていくためのアドバイスや具体例が沢山提示されるので参考になりました。
特に、終盤の結婚生活に関する章は当たり前だけど見過ごされがちな内容が多く、ここだけ読んでもかなり参考になりそう

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2024年12月16日

Posted by ブクログ

人間関係に関する古典。
有名な本なので存在は知っていたけど、何となく胡散臭い感じがして、今まで手を出していなかった。『スーパーエンジニアへの道』で紹介されていたので読んでみたが、意外と良かった。

内容としては、最初に
「凶悪犯でさえ、自分が正しく世間が間違っていて、自分は被害者だと思っている。ましてや、普通の人なら尚更だ。その現実を認めるところから始めないといけない」
とか書いてあって、これを最初に持ってくる著者の洞察力の高さに唸る。これが認識できていない人同士で、どれだけのトラブルが起きていることか。

その他、人を動かすためのTIPSが数多く書かれているけど、言ってることは一貫して「北風と太陽」の説話でいうと太陽。
「相手が間違っていると思っても、まずは相手を立てる。話はそれからだ」
ということが、しつこく繰り返し説かれている。全く間違ってはいないと思う反面、これを認めることが地獄に思える場面もあるよなあ、と思いながら読んだ。

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2024年04月20日

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