山口博のレビュー一覧

  • こんなにも面白い万葉集

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    読むのにはハードルの高かった万葉集ですが、この本で万葉集の歌の詠み手たちをかなり身近に感じました。歌の背景にある彼らの悲喜こもごもは時代は違えど、普遍的なものだったのだな、と思います。

    本の中で紹介される歌は、男女関係や防人に関するもの、酒の席の歌や仕事に関するものなど、それぞれのテーマごとに紹介されています。

    呑兵衛が歌った短歌も、男女の営みを露骨ににおわせる短歌も、古語になり、5・7・5・7・7のリズムに乗るとあら不思議。高尚で雅なものに見えてくる。そのギャップが面白いし、改めて古の日本語の美しさ、短歌のリズムの素晴らしさみたいなものも感じます。

    不謹慎だったり、人間臭い歌も面白いけ

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    2022年01月16日
  • 日本人の給与明細 古典で読み解く物価事情

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    ネタバレ

    奈良、平安、鎌倉、室町・戦国、江戸の5つの時代の人々の収入が紹介されている。現物支給だったものについては、当時の物価価値で換算した額が出されていて、なかなか面白い。

    分量的には平安時代の貴族に関する記載が最も充実しており、その次に江戸時代。奈良、鎌倉室町・戦国はけっこう薄い。現存している史料によって調査の濃淡が異なるということか。

    個人的には江戸時代の庶民の生活水準や金銭感覚を知りたいと思って読んでみたのだが、そのへんの記述はほとんどなく、ちょっと期待外れ。というか、どの時代をとってもいわゆる「一般人」の懐事情の記載はほぼ無く、これも信頼できる史料がないためなのだろう。平安時代の章など、貴

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    2020年12月29日
  • こんなにも面白い日本の古典

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    意訳の偏見がどうにも…。女嫌い?と思ったものの、某元都知事のこと考えたら年齢同じくらいだからと妙に納得。アンドロイドの章には、むしろゾンビだろうと。ちっちゃなことだけど。

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    2018年03月03日
  • 日本人の給与明細 古典で読み解く物価事情

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    本屋で衝動買い。当時の物価から見えてくる古典文学というテーマのエッセー集。江戸時代の武士の収入はどれぐらいだったか?や、平安時代の貴族の収入はどれほどだったか?などがわかって、とても面白く読めた。末尾に各時代の物価の詳細が載っている表があって、今後の古典文学や歴史小説を読む際の参考となりそうである。

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    2017年02月01日
  • カーネギー人生論 文庫版

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    教訓は多い。首肯する場面もある。

    でもあえて言います。古いです。

    よくないことに、その古さが古典の域に達していない感じがするのです。感覚的なものでしかないのですが、なんとも言えない違和感があるのです。


    全体を通じて、行動指針が箇条書きになっており、そのそれぞれを具体的なエピソード付きで解説しています。

    これらは、心の持ち方として覚えておくべきでしょう。
    マニュアルにしてしまうと、不都合のでてくるものも、やはりあると思います。

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    2016年06月30日