井上純一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
漫画「中国嫁日記」の作者さんが描いた、経済を学べる漫画。
このマンガ、経済を知らない方々には、すごく珍しいことが描いてあるように思えるだろうけど、
基本の基本 常識しか描いてない
とのことでしたが、私は知らないことばっかりでした!
例えば、
日本の医療費が上がっても日本は潰れない。むしろ景気を良くするには医療費を増やした方がいい。医療費だけでなく、公共事業や社会福祉(生活保護も、子育て支援も、障がい者福祉も)が景気を支える。
経済成長よりも格差の開く度合いの方が大きい(トマ・ピケティ)
誰かがお金を借りることでお金が生まれる=信用創造
借金は悪どころか返す意思のある借金は世界に必要 -
Posted by ブクログ
経済の話は、大事だけど難しいだろうから、とちょっと敬遠気味の人たちに一度手に取って欲しい本。
政治家が声高に叫ぶステレオタイプが如何に真逆であるか、に切り込んでくれてます。
でも、この本の内容が正しいのかというとそうではないところが難しい所。
国民のお金を取っているのは最終的には国ですが、今の時点では、その前に企業がお金の流れを止めています。リーマンショックが大きすぎて内部留保して備えているから。
でも、それって、ダメだと指摘されている国民の貯金志向の企業版ということなので、ダメ、となるはずなんだけど、未だに労働者にはお金が回って来ないので、負のスパイラルが回る回る、落ちる落ちる。
なので -
Posted by ブクログ
改めて、この漫画は学校の図書室に置くべきだな、と感じた
授業の教材に使うとなると、先生自身が深く読み込む必要はあると思うが、日本と中国の関係について熱く語りたい、生徒に自分なりの考えを持ってほしい、って気概があるのなら、そうするべきだろう
そのくらいしてくれる先生の授業だったら、きっと、私も受けたくなる
最近の教科書は目を通す機会がないから何とも言えないけど、新聞やネットニュースよりかは、この手の作者の人間性がじっくりと滲み出ている漫画の方が、解かりやすく説明できるんじゃないかな
井上先生の絵は、そこまでクドくもないし、女子受けもすると思う
また、月さんとのイチャイチャも、盛り上がりそうだ
日 -
購入済み
羊のいる生活
月さんの故郷、内モンゴルへの里帰り記がメインということで、日常系っぽい、穏やかな巻になるのかなあ、
ちょっと中だるみしそうだなあ…
なんて思っていたら、なんのなんの!
さすが、中国嫁日記!
さすが、月さんの家族!
夢中で読み、最後まであっという間でした。四コマの内の小さな絵や文章では理解しづらい、内モンゴルならではの風景や食べ物などが豊富な写真で解説されていたのも興味を掻き立てられて良かったです。
巻末どころか巻半にはじまる書き下ろし漫画もボリュームたっぷりで大満足、
この中に収録されている月さんの羊の話をぜひ、すべての中国嫁ファンに読んでもらいたいです(ちょっと泣きました…)
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Posted by ブクログ
もう、井上先生のぽっこり出過ぎなお腹を全力で殴りたい、「ありがとうございます!!」と、ぐっちゃぐちゃに汚くなった泣きっ面で
今、この感想を書くため読み返しているのだが、また、涙が溢れてきてしまっている。汚ぇ塩水を浴びたら、愛機が壊れてしまうので、必死にハンカチで押さえながら、キーボードの上で指を動かしている
漫画を読んで泣くってのは、そんな珍しいコトじゃないけど、こうも、大量にデトックスしたのは久しぶりだ
クール教信者先生の『旦那が何を言っているかわからない件』もそうだが、この『中国嫁日記』も、コミカルとシリアスのバランスがいい。笑えるからこそ、泣ける
どうやら、クール教信者先生と井上純一先生 -
Posted by ブクログ
一ファンとして、こんな勝手な事を書いていいのか、そこは迷うトコだが、正直、この5巻は既刊より内容が重い、どちらかと言えば、悪い方向に
前半はともかく、恒例の書き下ろし長編は面白い話、とは言えない。もっとも、井上先生自身、この事件は相当にキツかったのだから、面白可笑しく描ける道理などあるはずがない
ハッキリ言い過ぎるきらいのある読み手なら、「わざわざ描くような事か」なんて事を言いそうだ。私も読みながら、「これは・・・大金や会社の行く末が絡んでる分、現実的なエグさがあるな」と苦々しいキモチにはなった
けど、最後まで読むと、話に感じる印象がガラリと変わった読み手の方が多いんじゃないだろうか
改めて、