井上純一のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
人生山あり谷ありだなぁ
人気ブログから始まった今作品も5巻目となりました。
前半はほのぼのした中国生活を中心にした楽しい内容。
二カ国を行ったり来たりの生活はそれなりに大変そうですが
細かい生活者の目線が、読み手には興味深いです。
後半はネットでも話題になった大借金問題。
裁判とか税金問題への対処って、ものすごくHP削られるんだよね。
生産性ないし虚しいし、金ばっかりかかるし。
まだまだスッキリする日は遠そうだけど
支えてくれるゆえさんがいてよかったね。
そして作品にすることで、いろいろ救われてよかった。
今回は募金するような気持ちで購入しました。
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Posted by ブクログ
この巻も、日本人の旦那と、中国人の嫁さんの様々な「違い」から生じる日常イベントに笑わされ、癒され、ウルッとさせられた
単純に面白い、だけじゃ表現したくないんだよなー、何となく。いや、あくまで漫画なので、国のために身を粉にして働いてくれている政治家の皆さんみたいに、クソ真面目に日中関係のバランスの崩壊について考えるのは違うとは思うが、それでも、自分の周りで暮らしている中国から来た人に限らず、他国から日本に興味を持って訪れ、気に入って住んでくれている人を、ネットの情報に踊らされて色眼鏡で見るのは止めよう、と思える
同じ人間なんだから仲良くしましょうよ、と無邪気な笑顔で言える年齢でもなくなったが、こうやって、ジンサンと月さんが仲良くしてくれてると、まだまだ、人間に対し、嫌気がささなくて済む
この『中国嫁日記』が面白い、と思う理由を改めて読みながら考えると、やはり、四コマ漫画とストーリー漫画が一緒に収録されている点かな、と思った。四コマ漫画で笑わせ、時に真面目な問いを読み手に振り、ストーリー漫画の方で感動させる
井上さんが、月さんの夫としての視線だけでなく、一歩だけ引いた漫画家としての視線で、この漫画を描いているからこそ、心を打つんだろう
ジャンルの垣根なく、漫画家が全員が全員、既婚である事や結婚生活を公開している訳じゃないから下手な事は言えないが、もし、漫画家限定で最も仲睦まじい夫婦を選ぶ事になったら、井上夫妻は確実に候補に入るな(『七つの大罪』の鈴木央先生&黒峰〈嫁〉さん、『鋼鉄日記』の安西信行先生&みい太さんも間違いなく、入りそう)
この台詞を引用に選んだのは、ともかく、インパクトがあったから。全くもってその通りであり、自己嫌悪と気まずさで小さくなっている暇はねぇぞ、と尻を蹴られる男性の読み手は多そうだ。どっちも頑張ったからって、思い通りには授かれないのが子宝。だからこそ、やるべき事はしっかりやんなきゃダメなんだ -
Posted by ブクログ
描き下ろしパートはズシンを来た。
不妊を女性だけのせいにされて悲しい思いをした人が今までどれだけいただろう。そう考えると、よくぞ描いてくれたと思う。
『ツレがうつになりまして。』の細川貂々さんは、子供のことをあきらめてイグアナを飼っていたのだけど、40歳になって子宝に恵まれたという。
押し付けがましく聞こえたら申し訳ないけれど、私としてはあきらめないでいてほしいと伝えたい。
ふと、とあるライトノベルを思い出したが、それが何か書いてしまうととんでもないネタバレになってしまうので内緒。
電子書籍版があるようだけど子供が紙の本で読みたいというのであえてこちらを購入。 -
Posted by ブクログ
うぅ~ん、こりゃ、読み手から「モゲろ」や「リア充夫婦、爆ぜろ」と言われてもしゃあない内容
ともかく、ジンさんと月さんが初っ端から締めまで、ラブラブして、ピンクなハートを撒き散らしている
非モテを十分に窒息死させられるレベルのラブ臭である
だが、絵柄やストーリー、二人の会話のテンポで、この夫婦が“幸せそう”でなく、間違いなく、“幸せ”なのが伝わってくるので、妬みや嫉みは全く感じず、「イイな」と素直に思える
何もなくても幸せと感じられるのは、その瞬間が来るまで、夫婦で手を取り合い、足並みを揃えて、自分を幸せに、相手を幸せに、何より、二人揃って幸せになる為に、自分達で出来る努力を全てやって来たからなんだろうな・・・
また、日本人と中国人の、感覚の大小の差異を自然体で、読み手が「なるほど」と思えるような描き方をしてくれているのもポイントが高い
個人間では、この夫婦のように仲睦まじく、相手の意見やキモチを存分に尊重できるのに、個人が集まって『国』って言うカタチになった途端、意味のない仲違いを始めてしまうのだから、呆れも疑問も通り越して、滑稽になってしまう
もう、ジンさんと月さんには、もっともっと、ベタベタして欲しいっすね
結婚しても、まだまだ、相手に恋する夫婦は最強っすね -
Posted by ブクログ
ネタバレ40代のオタクである著者の奥さんは、20代の中国人。
奥さんがある日、「日本語学校に通う」と言い出した。高い授業料を払うことに悩む著者だったが、授業料を「取材費」ということにして、奥さんの日本語学校での日々をネタに一冊描いてしまおう、という結論に落ち着き、奥さんは日本語学校に通うことに――。
日本語学校の個性的な生徒と教師の日常と、日本人もきっと知らない、日本語の面白さと難しさを描いた、書き下ろしエッセーコミック。
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『日本人の知らない日本語』を読んだときも思ったけど、日本人って日本語の大部分を理解していないまま、日本語を使っているんだなあ。知らなくても困らないけど、訊かれると答えられないことばっかり。
で、本編でも詳細に解説されているのですが、日本語の最も端的な特徴が、「正解」があってないようなもの、だということ。良く言えば「変化」や「曖昧さ」に寛容的、悪く言えば「いいかげん」とでもいいますか、時代ごとに使い方が全く異なっている言葉が多い。これ、程度の差こそあれ、日本国民の平均的な気質も関係あるのかな。
東日本大震災後のエピソードも収録されています。とても哀しい展開になっています。
今、国家間の軋轢と、旅行者と観光地との軋轢が大きくクローズアップされていますが、こういう人たちがいることも、もっとクローズアップされてほしいですね。同じアジア系でも文化は異なるんだから、互いが互いの文化や価値観を理解して認め合えば、少なくとも個々人間での軋轢は減っていくんじゃないか――、と考えるのは、私が常に【和】を意識する「日本人」だからでしょうか。 -
Posted by ブクログ
中国嫁の月(ゆえ)さんの日本語学校でのエピソード集です。こんなに日本語のトリビアにこだわるのに、基本的な日常会話は、「意味違うばかりデス」とか「分かたヨ」とか表現しているのは本当に今もそうなのか、それとも、未だに抜けない癖なのか……?
実は、会社で中国人の留学生を受け入れていた時、私のところにも一人日本語能力試験N1合格者がきたことがあります。
その人は、日本語をものすごい早口で話すことができるし、日本語の知識も豊富なのですが、中国語訛り(という表現が良いのかわかりませんが)がひどくて、聞き取りにくいものでした。そこで、基本的な部分を徹底的に指摘して直したことがあります。
月さんがそうでなければ(単なるマンガ的表現なら)いいなぁと思います。
マンガとしてとても面白く、また、「結構です」をYES/NOのどちらで使っているかを見分ける方法や、ひらがな、カタカナ2種類あることへの疑問など、へぇと思う話も多く勉強になりました。