『中国嫁日記』の第二巻です。震災直後の二人から月の両親を伴った中国旅行編に加え、50ページにもわたる書き下ろしのハイライトには…。時々『もげろ!』といいつつこれからも二人を見守っていきたいと思います。
大人気の『中国嫁日記』その第2巻です。今回もジンサンこと筆者と月(ゆえ)の夫婦生活を中心に、大反
...続きを読む響だった震災編と月の親夫妻とともにいく中国旅行編が収録されております。3.11の『その日』には仕事中だった筆者と語学学校に通っていた月。地震で被災し、交通機関がすべて麻痺した中、ジンサンがiPhoneのGPS機能を頼りに月を迎えにいって、帰りに立ち寄ったそば屋で月が本音を漏らして筆者の肩にもたれかかる場面は自分も『その日』あったことを少し思い出してしまいました。
次は、月の夫婦との中国旅行編で、まったく言葉も通じない中、月が通訳となっての珍道中。しかし、天安門の中に入らずに門をじっと見詰めるお父様と、それにじっと寄り添う奥様が個人的な旅行編のハイライトで、長い年月をともに歩いてきた夫婦の姿がありました。
やはり、一番の見所は『3年目のプロポーズ編』で結婚する前に行ったプロポーズは月いわく『ロマンチックじゃない』とのことで、ジンサンが35万円もする指輪をひざまずいて月に捧げ『結婚してください』という場面は日ごろ筆者のブログに『もげろ』と書き込んでいるとはいえ、この時ばかりは月ほどではないにせよ、少し涙腺が緩んでしまいました。『ジンサン、よくやった1』と。筆者は40年近く女性と付き合ったことがないらしく、月とはお見合いで結婚したのですが、40代の自分に20代の奥さんと来れば、今までのことはすべて帳消しになるくらいの結婚生活であると思います。
これからも『もげろ』と時々筆者のブログに書き込みつつ、このほほえましい夫婦のことを見守っていきたいと考えております。