あらすじ
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大ヒットシリーズ『中国嫁日記』の著者・井上純一は、実は経済オタクでもあった!? ある日、円安で中国工場への送金が高くついた、とボヤく井上さんに、愛妻の月さんが「減った分のワタシたちお金、誰が取りマシタカ?」と返します。「こ、答えられない…というか、その発想はなかった!?」と衝撃を受けた井上さん、月さんの「お金に関する素朴な疑問」を題材に連載を始めることになりました。知らなくても生きてはいけるが、知るともっと世の中が面白くなる「お金」の話が弱者切り捨て、高齢化社会、増税、選挙、雇用問題など、誰もが知っている(しかし答えをもっていない)社会問題に絡めて語られます。監修 飯田泰之(明治大学経済学部准教授)
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Posted by ブクログ
絵がポップで可愛らしい。
そして何よりわかりやすい。
経済や政治について全く無知な自分にとっては少し難しい箇所もあったが、何度も読み返して理解したいと思わせられるような、知識 欲の満たされる一冊だった。
少子高齢化が進み医療費の負担が増えるだとか、メディアが世間の不安を煽るような情報発信が多い昨今。
なぜなのか、本当にそうなのかと疑い、穿った見方をできるよう、知識を蓄え備えておくことが大切だと思った。
Posted by ブクログ
漫画「中国嫁日記」の作者さんが描いた、経済を学べる漫画。
このマンガ、経済を知らない方々には、すごく珍しいことが描いてあるように思えるだろうけど、
基本の基本 常識しか描いてない
とのことでしたが、私は知らないことばっかりでした!
例えば、
日本の医療費が上がっても日本は潰れない。むしろ景気を良くするには医療費を増やした方がいい。医療費だけでなく、公共事業や社会福祉(生活保護も、子育て支援も、障がい者福祉も)が景気を支える。
経済成長よりも格差の開く度合いの方が大きい(トマ・ピケティ)
誰かがお金を借りることでお金が生まれる=信用創造
借金は悪どころか返す意思のある借金は世界に必要
日本円をたくさん刷ってもハイパーインフレにはならない(その前に好景気になる)
政府が節約して公共事業や福祉を減らすと、民間にお金が回らなくなって不景気になる。
経済成長により公害や過労死が増えるイメージがあるが、その問題を解決するためにも経済成長が必要。
公共事業は無駄な方が良い。掘って埋めるとか(ケインズ)
貧困は自己責任では無いことの経済学から見た理由とかも、興味深かった…(全部理解できたとは言い難いけど)
病気の人や障がい者や高齢者や困ってる人たちのために国がお金を使うことって、周りまわって社会全体の景気を良くするって、知らなかった。「我々の血税をそんなことに使うな!」っていう主張は、経済学的に間違ってるとのこと。いい話。利己的にならなくてもよくて、弱者を切り捨てないで守っていくことで全体が豊かになれるなんて、希望だ。
Posted by ブクログ
経済を勉強したこともなかったし、関心もなかったが、この本のおかげでもっと経済のことを知りたいと思うようになった。他の本も読むようになった。
ジンさんのお嫁さんや息子さんへの愛のおかげでもある。
面白い
お金に関してって、知りたいけどややこしかったりするんですが、楽しくわかりやすく読めました。もともと作者様のファンはもちろん、新規の方でもオススメです。
Posted by ブクログ
経済の話は、大事だけど難しいだろうから、とちょっと敬遠気味の人たちに一度手に取って欲しい本。
政治家が声高に叫ぶステレオタイプが如何に真逆であるか、に切り込んでくれてます。
でも、この本の内容が正しいのかというとそうではないところが難しい所。
国民のお金を取っているのは最終的には国ですが、今の時点では、その前に企業がお金の流れを止めています。リーマンショックが大きすぎて内部留保して備えているから。
でも、それって、ダメだと指摘されている国民の貯金志向の企業版ということなので、ダメ、となるはずなんだけど、未だに労働者にはお金が回って来ないので、負のスパイラルが回る回る、落ちる落ちる。
なので、デフレから脱却し景気を良くしたいという今の時点では、という注釈付きでこの本の主張は正しいと思います。消費税ストップ、国の公共事業と日銀で社会に出回るお金の量を増やす。もちろん、過去の失敗の経験は反映して、より良いお金の使い方を考えて欲しいところではある。(箱ものより社会保障系とか)
で、これが唯一絶対の正しい方法ではないので、経済の局面が変わったらまた新しい経済政策が必要になるのが難しいところ。
Posted by ブクログ
お金、経済、日本の税金、財政の正しい道筋が少ないページに簡潔にまとめられていて、尚且つ、マンガでとても読みやすい!!
ちょうど、マルクス、アダム・スミス、ピケティの三者の要約書を読んだばかりだが、理解すべき内容はこの本を読めばいいのではないかと思うほど解り易い。周りの人にぜひ薦めたいと思うが何より政治に関わる方と官僚の方に読んでもらいたい。
現状の日本とこれからの日本に悲観し、おかしいのではないか?と感じている方はこの本を読んで何が、どう間違っているかを理解し、行動してもらいたい。
Posted by ブクログ
再読。
思った以上にわかりやすく経済について解説しており、なおかつマンガとしても面白い。
現在2022年6月は円安真っ只中だが金融緩和継続と円安の選択肢は物価が多少上がるものの企業の国内回帰そして市場のカネの流れを増やすには日本には良い選択肢のように思われる。
こういったことを報道せず黒田総裁を叩くだけ叩くメディアにはつくづく失望している。
マスゴミ○ね。
Posted by ブクログ
本屋つい面白そうだと思い買ったら
驚くほど分かりやすくMMT(現代貨幣理論)がまとまっていてなおかつ中国人の奥さんとのやり取りも大変面白かったので満足です
Posted by ブクログ
大変分かりやすいMMTの解説マンガ(違ったらごめんなさい)。
後書きで「これは経済の常識だ(から、監修してもらっても大幅な修正が殆ど入らない)」とあったのには疑問。これってまさしくMMTの見方でしょ?MMTは明らかに主流派の学説ではないのだから、そんな言い方は誤解を招くと思うけどなー。ともやる。
Posted by ブクログ
おもしろい!本文中にも説明がありますが、「月さんへ説明するスタイル」をとっているため、単なる解説マンガとは一線を画しています。
経済学における一般常識からすると到底理解できない現在の金融政策を、もっと知りたいと思いました。
消費税
消費税増税では財政を健全化できない。実際、税収は上がってない。その理由をマンガで分かりやすく説明してます。他にも、経済の基本を取り違えた政策によって日本が成長できないでいるカラクリが明かされます。
Posted by ブクログ
絵がいいよね。かわいい。
経済を論ずる人たちが今まで言わなかったこと、言えなかったことが面白く書かれている。
特にここ
医療機関、介護機関に国債買ってお金を回す。
言わないよねこんな事。
たいていは老人に金回すのなら俺たちにだよね。
社会保障にたんと国がお金を使えば景気が上向くいいじゃない。なぜこんな簡単なことができないんだろう。
結局自分主義が一番の悪だという事を考え直さないとだめだよね。
Posted by ブクログ
まあまあ分かりやすかったと思うが、分かりにくかったところもある。最後まで答えいってないじゃないかというところもある。経済成長はしなきゃいけないということは分かった。
というか、経済の話って、理解したと思ってもどこか騙されているような感じがするのはなんでだろう。
とりあえず重要そうなところをメモ
- 国の医療費負担が増えると国が潰れるどころか、より経済が回る
- 国の経済成長よりも金持ちがもっと金持ちになっていくスピードの方がはやいので、貧乏人との格差は開いていくばかり
- お金とは信用を仲立ちする媒介
- 借金がないとお金は生まれない
- 毎年2〜4%インフレしている状態が実は安定
- 一万円日本銀行券は、一万円分、税金を払える券
- 税金を取らないと、円がたくさん残るから、物価が上がり、デフレが止まる
- デフレ時に消費税を増やしても税収は上がらない
- 豊かさはお金の形では貯め込めない
- 政府は緊縮財政ではなく、お金を使って経済を回さないといけない
- 税収を上げるには、民間が稼げるようにするしかない
- そのためには、公共事業をちゃんとやる、公務員を増やす、教育・医療にもっとお金を使う、消費税を下げる、以上の財源は国債で賄う
- 民間に流れるお金が少ない時は、政府がお金を流し、多すぎる時は増税して調整するのが政府の役割
- 経済成長と環境負荷は対立するのではなく、成長した経済によって環境対策ができる
- 固定相場制(金本位制)は物価対策ができない
- 国を越えたお金のやり取りを保持し、国内の物価対策もできるようにするために、通貨レートの固定をあきらめた
Posted by ブクログ
【テレビでは扱われない経済のはなし】
【文章】
とても読み易い
【ハマり】
★★★★★
【共感度】
★★★★・
【気付き】
★★★★・
・お金の多寡によって、豊かさや幸せが決まるのではない
・信用創造≒借金
Posted by ブクログ
経済の基本が一般人の視点で説明されていて読みやすく面白い
著者は、ハイパーインフレは日本では起こり得ず、逆に消費税増税による景気悪化の方が経済に悪影響であり、結果として税収は減るのではないか、と考えている。
Posted by ブクログ
『文芸カドカワ』で連載していたやつ、単行本化を待っていました。
経済の基礎が非常に分かりやすく漫画化されていて、お金オンチの私にもよく理解できた。
第二弾も買いたい。
Posted by ブクログ
著者が唱える借金をしてGDPを上げ国を豊かにするという「反緊縮政策」は、こういう考え方もあるんだと新たな知見を与えてくれた。コミカルな本ながら、お金の本質を伝えてくれた一冊だったと思う。
Posted by ブクログ
「消費税導入から30年…完全にデフレになってから20年…日本は苦難の道を歩いてきた…だからその逆をやればいいんだよ」
①公共事業をちゃんとやる
②公務員を増やす
③教育・医療に使うお金を増やす
④消費税を下げる
⑤ ①〜④の財源は国債で賄う
「なんでやらないデスカ?日本にも頭いい人いっぱいいるデショ!なんでやらナイ!?」
というエッセイ。
「下り坂でも幸福な社会を…」
とか
「これ以上借金をして未来の子供を苦しめるなー!」
とか
「日本は医療費で潰れる!」
とか
「公共事業を減らす!無駄遣いしない!増税!」
とか
言ってるやつは経済のケの字も分かってない、という本。政治家ディスが凄い。
こういう本は「世間がわかってないホントウのこと」を教えてくれるので気持ちいいんだけど、あんまり分かりやすく現在のやり方を否定する本は少し疑って読みましょうね。
と言っておきながら、書いてあることの大体は賛成、というか妥当に思えるな〜。経済の基本の基本、常識しか書いてないから間違いようもない当然のことらしいですよ。
Posted by ブクログ
前に読んだ本で紹介されていた。
どういう理由で不景気になったり、デフレになったりなどわかっているようでわからないことを、著者が中国人の妻に説明するという体のマンガ。
大人であれば知っておくべきことなんだけど、わかりやすく説明しているようで、それでもやはりよくわからなかった。
Posted by ブクログ
糖尿病患者なんて8〜9割は自己責任ですよ 今や地球の資産の48%がたった1%の人間の懐にあるんでっせ お金とは信用を媒介する為にある あなたの持ってるお金は必ず誰かの借金です 世界恐慌ってのは信用収縮で世界のお金が急速に減っちゃう現象_大規模_超高速のデフレですな 税金取らなければ…デフレ止まるじゃない? 物価の安定とは2〜4%のインフレであること 権力は必ず腐敗する‼︎交代が容易なら政治に緊張が生まれ正常化しやすい‼︎ 豊かさはお金の形で貯め込めると思ってる病 デフレは供給が需要を上回っている為、値段が下がる現象です。 もしも日本が財政破綻するとしたら…それは国の借金のせいじゃない!!!国の借金を理由に民間からお金を減らし…これ以上民間のお金が回らなくなって…民間の稼ぐ力が失われる時破綻するんだよ!!! ハイパーインフレおじさん 日本でハイパーインフレを起こすには…まず全ての税金をやめてお金の量を増やす_すると日本の信用も落ちるから…何年がするとハイパーインフレになるかも… 借金を無くすということは‼︎この世界から豊かさを消すのと同じです 海外の工場でフィギュア作って日本で売る商売だったからね…しかも海外で生活してれば円高は非常にお得 まだ雇用を海外に売って金が欲しいのか⁉︎学生達を殺したいのか⁉︎雇用ドロボー!!! 国債の金利が上がるとお金が儲かる立場の人が言うのは問題です
Posted by ブクログ
「お金」に関する知識が浅すぎて、細部までの理解は難しかった…。
ただ、マンガなだけあってイメージは掴みやすく、日本の政策について多少知識は増えたと思う。
とくに第8回の増税したのに税収が上がっていない理由がおもしろかった〜。
Posted by ブクログ
消費税あげても痛いだけだよって話、本当だといいなぁ。っていうか消費税あげても税収増えるわけないよねって誰でもわかりそうな事なのにね。なんであげるんだろうね。
Posted by ブクログ
経済苦手
新聞も経済面はスルー
お金が大事だけど、何故?という疑問を抱かなかった私
これは切り口が面白い
ふんふんなーるほど
これですべて分かったなんてとても思えないけれど
≪ どこへ行く? 私のお金 大丈夫? ≫
難しいかなと思うところもあるか
もっとさやしいかなと思ったが少し難しいかなーーーー
漫画であるから面白いのは面白い、で私のお金は中国が儲けたのか?
Posted by ブクログ
旦那が経済のABCを習って、嫁へアウトプットすると、啓発された奥様がなんかいふ。
青木雄二系のパロディはあのまま突き進むと思ったらアレだった。
買っておいて損はないもの。