あらすじ
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大ヒットシリーズ『中国嫁日記』の著者・井上純一は、実は経済オタクでもあった!? ある日、円安で中国工場への送金が高くついた、とボヤく井上さんに、愛妻の月さんが「減った分のワタシたちお金、誰が取りマシタカ?」と返します。「こ、答えられない…というか、その発想はなかった!?」と衝撃を受けた井上さん、月さんの「お金に関する素朴な疑問」を題材に連載を始めることになりました。知らなくても生きてはいけるが、知るともっと世の中が面白くなる「お金」の話が弱者切り捨て、高齢化社会、増税、選挙、雇用問題など、誰もが知っている(しかし答えをもっていない)社会問題に絡めて語られます。監修 飯田泰之(明治大学経済学部准教授)
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消費税
消費税増税では財政を健全化できない。実際、税収は上がってない。その理由をマンガで分かりやすく説明してます。他にも、経済の基本を取り違えた政策によって日本が成長できないでいるカラクリが明かされます。
Posted by ブクログ
まあまあ分かりやすかったと思うが、分かりにくかったところもある。最後まで答えいってないじゃないかというところもある。経済成長はしなきゃいけないということは分かった。
というか、経済の話って、理解したと思ってもどこか騙されているような感じがするのはなんでだろう。
とりあえず重要そうなところをメモ
- 国の医療費負担が増えると国が潰れるどころか、より経済が回る
- 国の経済成長よりも金持ちがもっと金持ちになっていくスピードの方がはやいので、貧乏人との格差は開いていくばかり
- お金とは信用を仲立ちする媒介
- 借金がないとお金は生まれない
- 毎年2〜4%インフレしている状態が実は安定
- 一万円日本銀行券は、一万円分、税金を払える券
- 税金を取らないと、円がたくさん残るから、物価が上がり、デフレが止まる
- デフレ時に消費税を増やしても税収は上がらない
- 豊かさはお金の形では貯め込めない
- 政府は緊縮財政ではなく、お金を使って経済を回さないといけない
- 税収を上げるには、民間が稼げるようにするしかない
- そのためには、公共事業をちゃんとやる、公務員を増やす、教育・医療にもっとお金を使う、消費税を下げる、以上の財源は国債で賄う
- 民間に流れるお金が少ない時は、政府がお金を流し、多すぎる時は増税して調整するのが政府の役割
- 経済成長と環境負荷は対立するのではなく、成長した経済によって環境対策ができる
- 固定相場制(金本位制)は物価対策ができない
- 国を越えたお金のやり取りを保持し、国内の物価対策もできるようにするために、通貨レートの固定をあきらめた