佐久間裕美子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
編み物について知らないことがたくさんあった。
特に、ヨーロッパで戦時中に戦地の家族などに靴下などのニットを女性たちが編んでいたことや、ニットスパイの存在など編み物にそんな過去があったのかと驚いた。
戦地にいる家族や恋人にニットを編むのはどんな気持ちだったのか、平和な現代日本において趣味として編み物を編んでいる私からしたらそれは想像もできない。
それから、編み物を編みながらその編み地を暗号に使ってスパイ活動をした当時のニッターはどんな気持ちで編んでいたのだろうかと思う。命を懸けて編み物をするなんて言うのも想像すらできない。
他にも、数学的方程式を視覚化するためにかぎ針編みで模型を編んだりと、私が -
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Posted by ブクログ
hip hipster 珈琲を飲むにも、買い物するにも、スターバックスやウォルマートのような大手チェーン店や量販店は避け、地元の個人経営の店を好み、健康志向で、添加物や保存料が入った食料を嫌う。服装も、大量生産された商品でなく、古着や個人経営のブランドの商品を好む。ネルシャツ、ヴィンテージ風味の鼈甲縁のメガネ、タトゥー、コンバースまたはバンズのスニーカー。ヘアスタイルは床屋カットが優勢。電話はiPhone、コンピュータは必ずMac、テクノロジーの恩恵は享受しながら、アウトドア、ガーデニングが好き。政治や社会への関心が強く、圧倒的にリベラル寄り。自己表現の一環として音楽やアートを嗜み、価値観は主
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Posted by ブクログ
こういう時代に自分はどう生きればいいのか、という問題が常に自分の頭の片隅にあった。ライフスタイルやファッション、ものづくり、旅といったテーマを追いかける職業の中で、時流に流されないで本物をよりすぐる、つまり、簡単に消費されたり捨てられたりしないものを伝えようという気持ちでやっていたとしても、「消費」によって廻り続ける巨大な資本主義システムの中で歯車のひとつとして働いていることは否定しようもない事実だった。だからこそ、生活と仕事の両面で「責任あるやり方」を追求して「ゼロ・ウェイスト」にも挑戦したし、サステイナビリティの最前線や地球環境に配慮したものづくりをさがしては取材し、懺悔の気持ちを込めて、
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Posted by ブクログ
ネタバレ講演会で豆塚エリさんが紹介されてた本です。面白かったです。
前作「ヒップな生活革命」より後のアメリカを舞台に、作者がご自身や周りの女性たちについて書かれたこちらの本のほうがわたしは好みでした。前作は違う世界の話の印象を強く持ってしまったので…。
「自分の進む道は自分で選ぶ」、当たり前のようで難しくて、今でも(これが正しいのかわからん)と思ってしまいます。でもこう進むと決めたので全うするしかないです。進みたい道やりたいことが変わったら、軌道修正かければよいです。あの時ああすれば〜みたいなのは考えても仕方ないのでそれはしないし。
「コミットするシングル生活」、大事。幸福も継続しないなら不幸も継続し -
Posted by ブクログ
世の中が、限られた少数の人々にとってどんどん便利になる中、その代償として賃金格差や環境破壊が急速に進んでいることを改めて思い知らされた。消費者の1人としてできること、「買うものを選ぶ」ということをすぐに実践するとともに、オーガニックやサステイナビリティという言葉が、単なるマーケティングのツールとして使われていないかまで、しっかりと見る必要があると感じた。パンデミックによって顕在化した問題に向き合い、人類が大事な学びを得るきっかけとなるパンデミック期間にできるように、ステークホルダーの1人として責任を持って行動したいと思わせてくれる本だった。