佐久間裕美子のレビュー一覧

  • 編むことは力 ひび割れた世界のなかで、私たちの生をつなぎあわせる

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    すごく好きな本になった
    編み物と、男女を問わず編みながら小さな世界をいつの時代も変えているという事実や、戦時下、産業革命中の革命の武器にもなりつつある希望などを知り、編み物がしたくなる。
    好きなフレーズは、
    優れた編み手は大きな間違いを治すために自分がした作業をほどく勇気をもっている というフレーズ。

    これは日々の生活においても通ずるものがあると思っている。過ぎたものも間違えと思えば引き返し、やり直す力、間違いを認めてやり直す力は本当になかなか身につかないし、それでも大切なこと。またこの本を読みたいと思った

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    2025年08月13日
  • 編むことは力 ひび割れた世界のなかで、私たちの生をつなぎあわせる

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    とても興味深い内容だった。編み物がもたらす良い効果をたくさん知ることができて良かった。また、編み物を再開しようと思った。

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    2025年06月16日
  • 編むことは力 ひび割れた世界のなかで、私たちの生をつなぎあわせる

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    ウール・イズ・クール
    編み物、ヘヴィメタル、カンフーは密接な関係らしい

    「優れた編み手は、大きな間違いを直すために自分がした作業をほどく勇気を持っている。糸と針が手の中にあり、後戻りしたり、やり直す勇気が心にありさえすれば、何だって直すことができると知っている。」(p.8)
    「糸は絶対に切らない、ほどく時には、一本ずつ解放することを目指しなさい。結び目があまりに硬く、糸が細すぎて切れ始めている例外的な状況の時だけ、切ってもよい。けれど、一本だけではなくて何本か切らなければならない。」(p.93)

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    2025年02月15日
  • 編むことは力 ひび割れた世界のなかで、私たちの生をつなぎあわせる

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    マフラーを編みながら、針休めの合間に読みました。
    こんなにも編み物が歴史と寄り添い、結びついていたとは。編み物をする私にはとても読みやすい文章でした。

    編み物が趣味ということに誇りをもてた気がします。

    <好きな一文を書き留めておきます>
    まず編み物というものが、時として孤立した個人の趣味である以上に、より大きな善のために人々を結びつける動機力なのだ

    今の編み物ブームもなにかの前向きな働きなのかと未来に期待したい。

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    2025年01月22日
  • 編むことは力 ひび割れた世界のなかで、私たちの生をつなぎあわせる

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    編み物について知らないことがたくさんあった。
    特に、ヨーロッパで戦時中に戦地の家族などに靴下などのニットを女性たちが編んでいたことや、ニットスパイの存在など編み物にそんな過去があったのかと驚いた。
    戦地にいる家族や恋人にニットを編むのはどんな気持ちだったのか、平和な現代日本において趣味として編み物を編んでいる私からしたらそれは想像もできない。
    それから、編み物を編みながらその編み地を暗号に使ってスパイ活動をした当時のニッターはどんな気持ちで編んでいたのだろうかと思う。命を懸けて編み物をするなんて言うのも想像すらできない。
    他にも、数学的方程式を視覚化するためにかぎ針編みで模型を編んだりと、私が

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    2024年12月22日
  • 編むことは力 ひび割れた世界のなかで、私たちの生をつなぎあわせる

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    感想
    女性が作る歴史。編み物は個人の趣味ではない。自己表現の、自己主張の強力なツール。断絶が叫ばれる現代。個人を結びつけ世界を動かすその力。

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    2024年12月11日
  • ヒップな生活革命 ideaink 〈アイデアインク〉

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    2008年ごろ、危機を迎えたアメリカでその後起きたオルタナティブな文化の潮流について、背景とともに説明している本。
    ヒップ、サードウェーブなど、言葉だけは聞いたことがあるような事柄を、丁寧に紐解いている。特にアメリカの食の変化、ポートランドのコミュニティの成立についてが面白かった。

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    2024年08月08日
  • ヒップな生活革命 ideaink 〈アイデアインク〉

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    hip hipster 珈琲を飲むにも、買い物するにも、スターバックスやウォルマートのような大手チェーン店や量販店は避け、地元の個人経営の店を好み、健康志向で、添加物や保存料が入った食料を嫌う。服装も、大量生産された商品でなく、古着や個人経営のブランドの商品を好む。ネルシャツ、ヴィンテージ風味の鼈甲縁のメガネ、タトゥー、コンバースまたはバンズのスニーカー。ヘアスタイルは床屋カットが優勢。電話はiPhone、コンピュータは必ずMac、テクノロジーの恩恵は享受しながら、アウトドア、ガーデニングが好き。政治や社会への関心が強く、圧倒的にリベラル寄り。自己表現の一環として音楽やアートを嗜み、価値観は主

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    2024年05月14日
  • Weの市民革命

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    こういう時代に自分はどう生きればいいのか、という問題が常に自分の頭の片隅にあった。ライフスタイルやファッション、ものづくり、旅といったテーマを追いかける職業の中で、時流に流されないで本物をよりすぐる、つまり、簡単に消費されたり捨てられたりしないものを伝えようという気持ちでやっていたとしても、「消費」によって廻り続ける巨大な資本主義システムの中で歯車のひとつとして働いていることは否定しようもない事実だった。だからこそ、生活と仕事の両面で「責任あるやり方」を追求して「ゼロ・ウェイスト」にも挑戦したし、サステイナビリティの最前線や地球環境に配慮したものづくりをさがしては取材し、懺悔の気持ちを込めて、

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    2024年05月13日
  • ピンヒールははかない

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    ネタバレ

    講演会で豆塚エリさんが紹介されてた本です。面白かったです。
    前作「ヒップな生活革命」より後のアメリカを舞台に、作者がご自身や周りの女性たちについて書かれたこちらの本のほうがわたしは好みでした。前作は違う世界の話の印象を強く持ってしまったので…。
    「自分の進む道は自分で選ぶ」、当たり前のようで難しくて、今でも(これが正しいのかわからん)と思ってしまいます。でもこう進むと決めたので全うするしかないです。進みたい道やりたいことが変わったら、軌道修正かければよいです。あの時ああすれば〜みたいなのは考えても仕方ないのでそれはしないし。
    「コミットするシングル生活」、大事。幸福も継続しないなら不幸も継続し

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    2023年04月08日
  • テロリストの息子(TEDブックス)

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    非常に過酷な人生を、このように語れるようになるには、想像を絶する困難が伴ったに違いない。読むべき一冊。
    随分前の職場で、当時の同僚が弟をテロで亡くしているという事実を知った時、この事実が別の世界で起きていると他人事のように考えた自分に気づいた。もう、いつ何が起きてもおかしくない世の中になったのだと、その時思った。
    「親ガチャ」という言葉がいつのまにか蔓延る昨今、著者は親ガチャの最たるものに当たってしまったのだ。

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    2022年12月12日
  • Weの市民革命

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    アメリカの社会問題を中心として、著者の身近な街の変化や国家、世界の環境、貧困など、様々な視点での問題提起と具体的な取組みについて学ぶことができた。
    自分自身、これからできる事について考えさせられる一冊だった。

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    2022年11月10日
  • ピンヒールははかない

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    ニューヨークで生きる女性たちを描いたノンフィクション。
    著者もその周辺の人たちもばりばり生きてる感じ。
    もちろん悩むことも辛いこともあるんだけど、前を向く力がある。
    みんないろんな立場にいながらもそれぞれが深く結びついている感じ。

    スキーで怪我して恐怖を乗り越える話が印象的。
    回復したてのら人をまたやろう、って背中押してくれるのってありがたい。
    恐怖は先延ばしにするほど大きくなるってなにかでも言ってたけど、実際に行動に移すのは難しいから。

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    2022年09月23日
  • ピンヒールははかない

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    タフに生きている女性たちの様子は、
    助け合える柔軟さがあり、自分の弱さや後悔とうまく向き合っているように思えた。

    うまく...じゃないな。
    目を逸らさず、それはそれで少しずつ進んていくというか。
    うまいも下手もないですが。

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    2022年04月17日
  • Weの市民革命

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    とうとうきたな、この時が…。
    こうなりそうだね、なんて会社のワークショップってやってたような未来が、事実目の前で起きている。
    この話を誰かにして、「そんなの意識高い系のマイノリティでしょ」なんて言う人とは将来を話せない。現実を見るしか無いのだなぁ。

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    2021年09月14日
  • Weの市民革命

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    世の中が、限られた少数の人々にとってどんどん便利になる中、その代償として賃金格差や環境破壊が急速に進んでいることを改めて思い知らされた。消費者の1人としてできること、「買うものを選ぶ」ということをすぐに実践するとともに、オーガニックやサステイナビリティという言葉が、単なるマーケティングのツールとして使われていないかまで、しっかりと見る必要があると感じた。パンデミックによって顕在化した問題に向き合い、人類が大事な学びを得るきっかけとなるパンデミック期間にできるように、ステークホルダーの1人として責任を持って行動したいと思わせてくれる本だった。

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    2021年05月01日
  • Weの市民革命

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    2019〜2020年頃におけるアメリカの変化を綴ったジャーナリズム本。様々な革命が、一市民の声をきっかけに起こっていること。weの強さを思い知り、自分に何が出来るかと考える。

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    2021年04月26日
  • 真面目にマリファナの話をしよう

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    アメリカでカンナビスが合法化されていく歴史と、カンナビスの効能について。
    《麻薬》は社会的に好ましく無いから禁止されたのではなく、法で禁止されたから《麻薬》なのである。

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    2021年04月09日
  • Weの市民革命

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    最近至る所で企業の社会的責任だとか、コーズマーケティングだとか、資本主義経済の限界だとかって言葉を見聞きするようになってきた。

    その発端というか、エネルギーの源泉は一人一人の言動や消費活動から社会を変えるんだというミレニアル世代やジェネレーションZ特有の「Me」や「We」による革命なのだと。

    今まで自分のアンテナがそこになかっただけかもだが、知らないアメリカ事情なども多く例として取り上げられており、大変面白かった。

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    2021年04月06日
  • 真面目にマリファナの話をしよう

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    先日ニューヨーク州でも合法化が知事・議会において合意されたマリファナ。既に食品や化粧品などにおいてもCBDなど大麻由来成分が数年前から話題、ブームですが、いまいちよく分かっていなかった過去の経緯や今なぜ合法化なのか、といった背景について随分と勉強になりました。医療分野においてさえ強い規制がかかっている日本の感覚で「ダメ・絶対!」と覚醒剤などと一緒くたのイメージを持っていると世界での動きに大きく遅れる…というか、隔絶されてしまいますね。

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    2021年03月31日