作品一覧

  • テロリストの息子(TEDブックス)
    3.6
    憎しみの中に育っても、「選択」することはできる。 ジハードを唱えるようになった父親が殺人を犯したとき、その息子はまだ7歳だった。 1993年、投獄中の父はNY世界貿易センターの爆破に手を染める 。家族を襲う、迫害と差別と分裂の危機。 しかし、狂気と憎悪が連鎖するテロリズムの道を、彼は選ばなかった。 共感と平和と非暴力の道を自ら選択した、テロリストの息子の実話。全米図書館協会アレックス賞受賞。
  • テロリストの息子(TEDブックス)

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    ネタバレ

    テロリストの息子として、周囲からの偏見やいじめに会い、継父からは暴力を受け、実の父親を信じることもできなかった作者が、誰かを恨むのではなく、平和を伝えようとしている。誰もがこうなれるわけではないと思うが、彼は自分をキング牧師やガンジーにはなれないが、敵対者と対話していこうとする努力を続けていることには感嘆する。
    「あらゆる種類の信仰者に対して僕は敬意を持っているし、異教徒間の対話を推奨しているけれど、これまでの人生、宗教が武器として使われるのをずっと見てきたから、すべての武器を置くことにした」

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    2016年06月28日
  • テロリストの息子(TEDブックス)

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    非常に過酷な人生を、このように語れるようになるには、想像を絶する困難が伴ったに違いない。読むべき一冊。
    随分前の職場で、当時の同僚が弟をテロで亡くしているという事実を知った時、この事実が別の世界で起きていると他人事のように考えた自分に気づいた。もう、いつ何が起きてもおかしくない世の中になったのだと、その時思った。
    「親ガチャ」という言葉がいつのまにか蔓延る昨今、著者は親ガチャの最たるものに当たってしまったのだ。

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    2022年12月12日
  • テロリストの息子(TEDブックス)

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    著者の父はユダヤ人指導者を殺害し逮捕された後、刑務所の中から計画・指導して93年の世界貿易センターの爆破テロを起こした人物。著者は憎しみの連鎖を断ち切るために、現在反テロリズムの活動をしている。

    アメリカ国内最初の大規模テロの犯人となった父親。愛情深かった父が、イスラム教徒への差別、憎悪により陥れられてダークサイドに堕ち変貌していく過程が非常に辛い。父親への愛情と憎悪に揺れる少年時代の著者。テロリストの家族への差別、憎悪。憎しみの連鎖を断ち切るのは容易では無い。

    著者は今でこそ反テロリズムの活動をし、支持されているけれど、当局のマークは一生消えることはないんだろうな。彼の子供時代はどこに行

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    2016年04月09日
  • テロリストの息子(TEDブックス)

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    来日公演聴きにいきましたがとてもよかった。
    また本もパラ読みしかできてないので、じっくり読みたいです

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    2016年01月30日
  • テロリストの息子(TEDブックス)

    Posted by ブクログ

    こういう生き方をしてる人もいるんだ。
    なんでこうなってしまったかを他人について考えるより、自分がどう生きるかだよなー

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    2015年12月24日

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