佐久間裕美子のレビュー一覧
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ミレニアルやジェネレーションZ世代を中心としたアメリカの市民運動を紹介。「私が」から「私たちが」に変化することでより強くなれる、ということなのでしょう。企業も積極的に発言することで市民からの支持を得たり拒否されたりするわけで、分断の進むアメリカでその立ち位置は難しそうですね。SNSに影響され右寄りの意見が多い日本の若者達と比べるとかなり空気感は違うようです。
消費活動がある意味積極的な社会発言になる、ということでしょうが、そもそもその消費は必要なのか?、単に企業のプロパガンダに踊らされているだけではないのか?、など疑問を感じたところもちらほら。 -
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犯罪加害者の家族に向けられる差別的な視線や、それを避けるために繰り返される引っ越しなど、「犯人」その人だけでなくその配偶者や両親・子どもにも多大な影響があります。
とりわけ、その犯罪が「テロ」であればなおさらです。
著者の父親は、アメリカ史上初のイスラム過激派による暗殺テロの実行犯である他、その後の爆破テロにもかかわったとして、終身刑を宣告されているアラブ生まれの男。
彼がどのような経験をしてイスラム過激派の思想に共鳴していったのか、またそれによって家族がどのように壊れていったのか、そしてまたその息子である著者がどのような経緯で非暴力と平和を訴えるようになったのか、赤裸々に描かれています。
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マリファナ?大麻?
幻覚とか見ちゃう系のやつ??知らんけど。
…って程度の認識しかない私が通りますよ。
かの自由の国、アメリカでも違法とされていたマリファナが、なぜ、どうやって合法化の流れに乗ったか、なぜ危険ドラッグとして、厳しい取り締まりの対象になっていたのか、著者の取材を時系列で追う形でまとめられていました。
面白かったかと言われれば…?うーん、別にそんなに愉快な本ではない。でも、興味深い内容ではありました。
最終的な感想は、違法にしたり合法化したり、忙しいなぁ、政治家は勝手やで、かな(笑)
とりあえず、ネットの聞きかじりで「大麻はさぁ、覚醒剤とかとは違うし。ある意味酒よりも安全な嗜 -
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ネタバレ国外で大量生産・国内で大量消費の社会から、身近なところで作られたものを買う社会へと変わっていくアメリカが紹介されていました。
地産地消は直売所あるし、旬のものを食べることも日本はやってたので目新しい所ではありません。この本が10年前くらいの出版だし。。ファーマーズマーケットとなると横文字だけれど、直売所というと途端に道の駅に。
でも、服飾やカルチャーも地産地消(?)というのはアメリカからのムーブメントなのだなと思いました。今でこそminneやBASEみたいなのあるし、ZINEも増えたけれど。
でもなんかこう…この企業理念が素晴らしい、に時折息が詰まる感じがしました。ビジネスなので成功しなければ -
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アメリカ、特にニューヨークにおける社会の変化、ミレニアル世代の考え方などが理解できる本。
ミレニアル世代は世代別購買力で年間6千億ドルと高い購買力を持つ。その後に続くZ世代と合わせ共通するのは圧倒的にリベラルでプログレッシブな価値観。人権尊重、姓のアイデンティティが流動的で、格差是正、福祉や環境問題において政府がより役割を担うべきと考えている。
ギクワーク経済で恩恵を受けて所得を増やしたのは、副業タイプだった。独立の夢を買った人々は正社員並みの忙しさでまた保証なしの搾取される構図になった。
BLMが大きく異なっていたのは、白人の活動参加率が非常に高かったこと、白人が黒人のために立ち上がっ -
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マリファナの歴史と知識を知るための本。
アメリカでマリファナが合法化されるまでのこと。解禁・合法化されてからのこと。そして、経済が大きく動いたマリファナ・バブル。
日本とアメリカでは、マリファナに対するイメージが全然違う。
本当にマリファナは、危険ドラッグ=悪なのか?
マリファナは「麻薬」なのか「奇跡の薬」なのか。
現在では、エイズ・緑内障・MS(多発性硬化症)・ガン、アルツハイマー病、パーキンソン病、てんかん、関節リュウマチ、統合失調症、PTSD、双極性障害、トレットシンドローム、糖尿病などの疾患に効果があると発表されている。
私的には、日本で、お酒とタバコが良くて、マリファナがダメと -
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ニューヨーク在住の日本人女性ジャーナリストによる女性の生き方に視点をおいたエッセイ。著者の周りの素敵な女性たちについて書いてある。「素敵」と簡単に前述してしまったけど、優雅で素敵というわけじゃない。紹介されている多くの人がもがき、闘い、苦しみ、それでも自分らしく生きようとしている素敵さを感じることができる。
色眼鏡かもしれないけど、やっぱり日本の一般的な女性たちとは違うなと思う。それは、著者が題材になるだけど女傑を集めたからだろうか。いや、むしろそれよりもニューヨークがそういう街でそういう女性たちがわりかしそこかしこにいるのではないかしらん。
以前、著者のブログを読んでいた時期があって、そのと -
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テロリストの息子という名のとおり、アメリカでテロを実行した父を持つザック・エブラヒムによる本。TEDがベースにあるためか、シンプルであっさりと読めてしまうが、彼の信念や目指す世界が感じられてとても良かった。
印象に残った言葉を引用する。
『争いを解決するために非暴力を示すことは 、受動的であることを意味しない 。被害者意識に甘んじたり 、侵略者の猛威を受け入れたりすることを意味しない 。必ずしも戦いを諦めるわけでもない 。その代わり 、敵対者をちゃんと人間と見なし 、彼らのニ ーズや恐怖を認識して共有し 、報復ではなく 、和解に向けて働きかけること 。』