作品一覧

  • 編むことは力 ひび割れた世界のなかで、私たちの生をつなぎあわせる
    3.9
    1巻2,970円 (税込)
    編み物は,フェミニズムや社会運動を支えるツールでもあった.フランス革命時のトリコテウス,アメリカ革命時のスピニング・ビーズ,大戦時のニッティング・スパイ,トランプ政権時のプッシーハット・プロジェクト…….個人と政治,愛と経済を結びつけ,社会を幾度となく編み直してきたパワーの歴史をたどるエッセイ.

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  • 「イスラム国」はよみがえる
    5.0
    1巻968円 (税込)
    地図上では勢力が弱まったかに見える「イスラム国(IS)」。だが、その思想は全世界にウイルスのごとく広がり、彼らはテロリストの盟主として空爆の廃墟からよみがえる――ISの本質が「国家建設」にあると独自の視点で看破したベストセラー『イスラム国 テロリストが国家をつくる時』に、新章6章を書き下ろし改題。解説・池上彰
  • 人質の経済学
    4.2
    1巻1,833円 (税込)
    ◆トランプ後の世界に必読の一冊◆ 「恐ろしい本。人間が、単なる商品として取引される実態を克明に描く」 解説:池上彰(ジャーナリスト・名城大学教授) ベストセラー『イスラム国 テロリストが国家をつくる時』の著者が、 次なるテーマに選んだのは「人質ビジネス」。 交渉人、誘拐専門の警備会社、囚われた人質、難民らに取材を重ね、 「テロリズムの経済」を明らかにする! ・一番金払いが良いのはイタリア政府。 それゆえここ15年ほどの間に大量のイタリア人が誘拐されている ・助けたければ誘拐直後の48時間以内に交渉せよ ・武力による救出の3回に1回は失敗に終わり、人質または救出部隊に死者が出る ・10年前、200万ドル払えばイラクで人質は解放された。 今日ではシリアでの誘拐で1000万ドル以上支払う ・誘拐された外国人は出身国によって、助かる人質と助からない人質に分けられる ・誘拐組織は難民たちの密入国斡旋に手を拡げ、 毎週数万人をヨーロッパの海岸に運び、毎月一億ドル近い利益を上げている

ユーザーレビュー

  • 編むことは力 ひび割れた世界のなかで、私たちの生をつなぎあわせる

    Posted by ブクログ

    編み物が抵抗のツールとして多くの場で使われてきたということにとても驚いたけど、実際に自分もプロテストグッズを編んでみたりしていくと、確かにこの行為は抵抗であり、ケアであると実感する。
    編み物をやらない人には読みづらい部分があるかもしれない。でも「抵抗の社会史」としてぜひ読んでみてほしい1冊。

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    2025年08月02日
  • 編むことは力 ひび割れた世界のなかで、私たちの生をつなぎあわせる

    Posted by ブクログ

    フェミニズムも色々。幅があるのはそれだけの厚みになってきたということ。おばあちゃん、素敵。そういう語り方もあるよね。

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    2025年04月30日
  • 人質の経済学

    Posted by ブクログ

    【誘拐ビジネスを繁栄させる要素として、無政府状態、経済発展、そしてもちろん、強欲を挙げることができる】(文中より引用)

    外国人の誘拐や難民の密入国といったテロ組織や犯罪集団が生業とする「ビジネス」に光を当てた作品。数々の犯罪の裏で資金がどのように動いているかを明らかにしていきます。著者は、マネーロンダリングに関する研究の第一人者として知られるロレッタ・ナポリオーニ。訳者は、上智大学を卒業し翻訳家として活躍する村井章子。原題は、『Merchants of Men: How Jihadists and ISIS Turned Kidnapping and Refugee Trafficking

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    2020年02月05日
  • 「イスラム国」はよみがえる

    Posted by ブクログ

    2014年ごろ、シリア、イラクの国境周辺で勢力を拡大したイスラム国。巧みなプロパガンダと人質を利用した交渉で多くの国を翻弄しました。それまでに数多く存在したテロ組織とは別次元の勢力になぜ成長できたのか、イスラム国とはそもそもどいういう存在なのかを解説しています。
    「イスラム国建国はユダヤ人にとってのイスラエル建国と同じ位置づけである」、「永続的な国家建設が究極の目的であるので、被支配者を恐怖で押さえつけるのではなく、人民からの支持を優先させる」、「人民からの搾取ではなく石油産業などの経済活動から収入を得て、それを再分配することで戦闘員や被支配者の不満をそぐ」等々、彼らが単に暴力に頼って自らの要

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    2018年02月16日
  • 人質の経済学

    Posted by ブクログ

    メディア情報をいかに高度な技術で検証しようとも、しょせん我々は中東諸問題の上辺しか見れていないし、本質を理解することはできない。難民から搾取するために斡旋業者と国家がグルになる。オークションのように吊り上った身代金は、犯罪者の街を潤すばかりか流通する貨幣すらも変えてしまう。ジャーナリストにとって同志だと思われていた反政府組織が、金のために簡単に寝返る。想像するのも悍ましいぐらいだが、これが中東諸問題の実態なのである。冷戦が終わり、グローバリゼーションがもたらした世界を著者は「新世界無秩序」と表現する。海賊で悩むソマリアも、イスラム国のテロによる被害者も、シリア政府に弾圧されている人々も、人道支

    0
    2017年07月30日

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