甲田学人のレビュー一覧

  • 断章のグリムIX なでしこ・下

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    世界を救う為に親友を殺す事が出来るか。あやふやな世間の為に自分に関わりのある者を見捨てる事が出来ると言い切る人がいたら、その人とは友人に離れそうもない。でも、きっとそんな人が世界を救うんだろうなぁ…それはそれとして、悪夢が重なり合うパターンは今後も出てきそうでますます酷い悪夢が出てきそうだなぁ…

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    2010年07月03日
  • 断章のグリムVIII なでしこ・上

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    神の悪夢に関わった人には幸せはこない。新たな悪夢のかけらを持った人が登場しても、やはり不幸だった。まぁ、物語上仕方ないけど、そろそろ主人公二人がもう少し近づけばいいのになぁ。誰がどう悪夢と絡んでいくのかを楽しみにしつつ下巻へ。

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    2010年06月29日
  • 断章のグリムI 灰かぶり

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    最初の1冊目だから言っておこう。
    「いわゆるゴシックロリータな服装」という表現が私は嫌いである。
    である。
    イラストに任せりゃ良い、そんなもの。
    それよりもレースやらフリルやらスカートのボリュームやら、
    そういった細かい部分の表現に重きを置いて頂きたいものである。
    とか言ってみた。

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    2010年06月10日
  • 断章のグリムXI いばら姫・下

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    今回の<泡渦>も辛かった・・・

    何だか下巻では描写力に凄い力が入ってたような気がします。
    只でさえ今回の<泡渦>はちょっと想像もしやすかったのに、それに加えてこの描写力。今までで一番ゾワゾワしながら読みました。

    話的にも結構綺麗に纏まったとは思います。
    結局リカの断章ってどんなんなんやろ??

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    2010年12月09日
  • 断章のグリムX いばら姫・上

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    断章のグリムも遂に10巻目です。

    今回はお話しが始まった瞬間、結構<泡渦>が進んでいます。
    殺せない<異端>を前に歯噛みする雪乃。それを助けに行く蒼衣。
    外界と隔絶された状態で、蒼衣が<異端>の気持ちを理解出来るのか、
    読み応えはありました。

    最後の方の描写がとてもグロイです・・・思わず肌が粟だった;

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    2010年12月09日
  • 断章のグリムVIII なでしこ・上

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    自殺した琴理の机から持ち帰った一厘の白いユリ。そのユリはいつまでも枯れるコトなく、白いままの姿を保っていた。 誰のモノか分からない<なでしこ>の童話をモチーフにした泡渦。悲劇は何処に続いていくのか・・・


    今回の童話は<なでしこ>です。私も始めて聞くお話しでした。上巻だけですが、相変わらず描写がグロイです。でも面白い・・・誰の泡渦なのかスゴク気になるトコロです。

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    2010年12月09日
  • 夜魔 -怪-

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    ハードカバーから思っていたけれど、熊の人形の話が本当に怖い……。作品全体に通じるけれど、この、どうしようもない救いのなさが魅力的。ファンタジーでホラー、良いなあ。

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    2010年02月22日
  • 夜魔 -怪-

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    「接鬼奇譚」のみ読みました。こちらも、「桜下奇譚」と同じく桜の木のお話です。("左手のひら"が痛くなります)それ以外はハードカバー版で読んでいたので省略。ちなみに、「現魔女奇譚」は-奇- にも収録されていてかぶってました。あと、MW文庫になって文字が大きくなり読みやすくなり、振り仮名もほとんどありませんでした。

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    2010年02月22日
  • 夜魔 -奇-

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    ハードカバーでほぼ読んでいたので抜き読み。田中学人がリストカットを書くと本当に痛々しくてぞっとする。詠子さんの話がお気に入り。

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    2010年02月20日
  • 夜魔 -怪-

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    ハードカバー版夜魔を分冊した内の一冊。

    書き下ろし目当てで買ったけれど、んー。痛さはあいかわらず最初から最後までクライマックスでしたが、MW文庫(一般文芸文庫)での出版のためか、読んでいてどうにも中途半端な印象。
    これだと『Missingの番外編』ということ目当てで買った人はともかく、初めて甲田さんの本を買う一般読者層(ラノベ読者層以外)にはあんまり受けないんじゃなかろうか。

    ちょっと期待はずれだったかも。

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    2010年01月26日
  • 夜魔 -奇-

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    missing・断章のグリムの甲田先生の作品です。
    missingの番外のような短編集でメディアワークスの夜魔-奇-との同時刊行です!!

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    2011年11月05日
  • 断章のグリムVII 金の卵をうむめんどり

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    断章のグリム初の短編集。

    今まではグリム童話をモチーフにした大きな断章のお話しばかりでしたが、
    今回はイソップ童話をモチーフにした、割合小さめの断章のお話しです。
    なので3つのお話しが入っています。

    2つは雪乃と蒼衣のお話し。
    最後の1つは風乃を雪乃のお友達・翔花の過去のお話しとなってます。

    何故、風乃が断章を起こしたのか。
    その理由が少しだけ見えるお話しになってました。
    いつか、風乃の断章のお話しも読みたいなぁと思わせる作品でした。

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    2011年09月29日
  • 断章のグリムI 灰かぶり

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    「トラウマ使い」のメルヘン。よくある一人一個特殊能力もの、ただし悪戦につぐ悪戦。

    「自分にとって怖いこと」が現実になるという現象がひっそりと、わりと頻繁に起きているという設定。
    ゴスロリでリストカッターな特殊能力持ちツンツン美少女+おっとりした平凡な少年って・・・・無理して普通のラノベっぽくしなくていいよ!と思ったが、蓋を開けてみれば、これでもかと甲田学人。

    ゴツゴツしてて決して上手くはないのに引き込まれる文体は健在だし。
    「傷」の話っていうのはいいな。もっと突っ込んでもいいのに。読みづらくなるだろうけど。
    「あかずきん」あたりまでの妙な日常っぽさが気持ち悪くていい。

    うんちくと解釈が書

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    2009年12月06日
  • 断章のグリムIV 人魚姫・下

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    神狩屋の婚約者の七回忌前夜、人魚姫の物語をなぞる惨劇は、
    蒼衣達が訪れた海辺の町全体に広がっていく。そして、
    大量の泡に押し潰されるかのように、徐々に泡禍に巻き込まれていく蒼衣と雪乃。
    彼らが死の連鎖を誘う人魚姫の真相を知るとき・・・


    上巻よりグロイ描写も多いです。
    最後が切ないのはいつものコトですが、今回のは
    またちょっと切なさ倍増ですね・・・(´Д`)

    どんどん目が離せなくなっていく!!

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    2010年05月08日
  • 断章のグリムIII 人魚姫・上

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    泡禍解決の要請を受け、蒼衣達はかつて神狩屋が暮らしていたという
    海辺の町を訪れた。過去に例をみないほど町中に溢れ出す泡禍の匂いの中、彼らは神狩屋の婚約者だった女性の妹・海部野千恵に出会う。
    奇しくも婚約者の七回忌を明日に控え、悪夢の泡は静かに浮かび上がる・・・


    今回は『人魚姫』。
    重度の潔癖症の千恵が見る泡の中のお姉ちゃん。
    溶解してしまった大叔母に、7人の親戚達と
    今回も不思議と怪奇がいっぱいの上巻です。

    途中で止めれなくて今回も怒涛の勢いで
    読み進めてしまいました(^ω^)/

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    2010年05月08日
  • 断章のグリムII ヘンゼルとグレーテル

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    断章のグリム 二巻。

    媛沢遥火は雪乃のクラスの委員長で
    唯一雪乃に喋りかける存在。
    あるトラウマで止まっている車に恐怖を感じる遥火。

    そんな遥火を中心に今回は『ヘンゼルとグレーテル』の
    予言が蒼衣に下されたっ!!


    一巻も面白かったですが、二巻もまた面白かった!
    人物紹介や現象の説明などが簡単になった分、
    よりお話しに引き込まれて読めました。

    でも今回も痛々しい描写が多い上に
    かなり残酷な表現が・・・切なさもアップです(T-T)

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    2010年05月08日
  • 断章のグリムI 灰かぶり

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    普通であることが信条の白野蒼衣と
    過去を引きずりつつ悪夢と戦う時槻雪乃。
    人間の狂気が生み出した灰かぶりの悪夢の中で
    出会った二人が辿る物語とは・・・!?


    グリム童話をベースにした事件が起こる
    お話しなので、ある程度の血腥さは覚悟してましたが
    思ってた以上にグロイ表現が多かったです(>Ⅱ<)
    あと、結末がかなり可哀想です・・・

    元々グリム童話は好きなので、
    面白さと読みやすさで一気に読めました♪♪

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    2010年05月08日
  • 断章のグリムIII 人魚姫・上

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    最後グロすぎて飛ばしながら読んでしまった^^;
    雪乃の戦う場面も毎回「うっ・・・」となってしまう。
    泡禍に関する神狩屋さんと蒼衣のやりとりが毎回興味深いです。

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    2009年10月18日
  • 断章のグリムX いばら姫・上

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    相変わらず、群を抜いてグロいし怖いです。
    五感を使った表現ってこういうのなんだなぁと実感します。
    夜読んだらトイレに行けない…((一д一;))

    しかしながら10冊も読んだのでそろそろこのやり取りにも飽きてきたなぁというのも。
    悪夢が象徴学やなんやらである意味ミステリ的に解読?されていく様は快感ですけれども。
    一つ一つのお話にしか出てこない単発のキャラがメインだと感情移入もにしくいですしね;
    そろそろ核心をついたお話が欲しいなぁと思ってみたり。


    とりあえず、これは上巻なので下巻に期待です☆

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    2009年10月07日
  • 断章のグリムX いばら姫・上

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    つむの糸に指を突いて死んでしまう。いいえ、百年の眠りに付くだけです。
    そして百年後に訪れた王子の口付けで姫は目覚める。

    眠り姫と同じ流れの、いばら姫。恐怖が溢れる閉ざされた空間。おぞましく、おそろしく、おどろおどろしく。そして鮮烈で凄烈。この物語は、どんな「おしまい」を見せてくれるのか。続きが待ち遠しい!

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    2009年10月07日