【感想・ネタバレ】断章のグリムVIII なでしこ・上のレビュー

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Posted by ブクログ

断章のグリム8巻目。今回はグリム童話の中でもマイナーな「なでしこ」という話を題材にしております。
私もなでしこという話は知らなかったので、発売リストを見た時から「なんじゃこりゃ!」と思ったのですが。
いやはや、絵本向きではないので仕方ないかもですねw
なでしこのあらすじは本編でも2回ほど出ておりますので、問題はありません!
でもちょっと悔しかったので青空文庫で探してみたのですが、やはりありませんでした…。

さて、今回のなでしこという物語。舞台は以前登場した「人魚姫」の舞台になります。
やはりというか、あの話での生存者になる千恵ちゃんは、保持者となってしまいましたねぇ。
とはいえ、まだ騎士にはなっていませんので、次の巻でもそんなに活躍することはなさそうですw
本人は騎士になるのもかまわないみたいですけどね。どうなるんでしょうか。

それにしても、今回も結構グロいシーンがありました。
鳥葬ですか…orz
それに電車への飛込みとか…。実際にやると遺体の処理を遺族がやるのって本当なんでしょうか…(汗
また、ダイヤが乱れることに対する損害賠償責任が発生するんでしたっけ?

例のごとくで配役予想

王子→臣くん
少女→琴里
王妃→梢枝
王→?
御殿の料理番→雪乃
犬→犠牲者

これだと一真が入んないんだよなぁ。多分配役に含まれると思うんですけど…。
王様の配役かしら。
今回の潜有者は臣くんじゃないかなぁ、という気がします。
犠牲者は死体が犬に変化するようなので、多分確定かな、と思うのですが。

王妃は鳥と係わり合いがあるようなので、梢枝じゃないかな、という予想。
犬になりませんでしたしね。物語中でも王妃は2羽の鳩に迎えられているようなので。

またしても外れていそうですw

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2010年05月11日

Posted by ブクログ

七月初め。金森琴里が自殺した。恋人の石田臣は、その理由について自分を責めていた。琴里の机の上に置かれた花瓶の前で落ち込み悩む臣。やがて、無言のまま乱暴に一本の白いユリを引き抜き、立ち去っていく。机の上にこぼれた水が広がり、その上に人間の足跡が浮かび上がったことに気づくこともなく―――。
人魚姫の<泡禍>事故から二ケ月。一人残された海部野千恵を見舞いに、蒼衣は雪乃と離れ、再び海辺の町を訪れる。そして、蒼衣の目の前で繰り広げられたのは、琴里の母親の惨劇。彼女の死を悼み臣が持ち帰った白いユリは、決して枯れることもなく静かに風に揺れていた―――。

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2012年08月21日

Posted by ブクログ

シリーズも9冊目。
グリム童話の「なでしこ」は原作を知らないんですが、本文中に載せてくれてるので概要はすぐに解りました。っていうか、グリム童話って200話以上あるんや!?
ちびっこの頃に読んだ有名どころしか知らないのでそんなに沢山あるとは思わんかった。
今回も誰が元凶なのかさっぱり解らないまま上下巻を一気に読み終えてしまいました。今回はなんというか、お爺ちゃん一人が可哀想すぎなんじゃ…。

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2011年01月15日

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<内容>
恋人の琴里を自殺で亡くした石田臣。琴里の机の上に置かれた花瓶の前で落ち込み悩んだすえ、無言のまま乱暴に供えられた百合の花を一本引き抜いて、持ち去っていく。
しかし、その花は決して枯れない花だった―――

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2009年10月26日

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シチュエーション的な不気味さや怖さではなく、ビジュアル的な恐ろしさが際立ってきているような。昔からこんなんだったかな?

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2011年07月17日

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かつて泡禍に巻き込まれ、家族をうしないながらも生還した海部野千恵のお見舞いに、蒼衣と神狩屋がやってきます。そこで彼らの身に、新たな泡禍が降りかかります。

石田臣(いしだ・しん)の恋人の金森琴里(かなもり・ことり)が自殺します。臣の親友で千恵とおなじく泡禍から生還した木之崎一真(きのさき・かずま)は、「雪の女王」の名をもつ著名な騎士である雪乃に、臣を救ってほしいと依頼しますが、琴里の家族にさらなる被害者が出てしまいます。

再登場を果たした千恵ですが、今回のストーリーの前編にあたるこの巻では、それほどめだった動きはありません。今後の展開にどのように彼女がからんでくるのか、すこし気になります。

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2021年06月29日

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 最後の最後になんて爆弾持ってきやがったんだ…。しかも超弩級の爆弾を……。

 筆者も書いているように『なでしこ』という話は相当マイナーなようで、ネットでちょっと調べてみても全くヒットしなかった。だから『なでしこ』を知るのは本書が最初だったりする。『なでしこ』の内容は、最後にお妃が死んでしまいそれに釣られるように王様まで死んだというのに、王子はそれに動揺する事無く自ら創りだした美しい女の子と楽しく暮らしたという描写が酷く空恐ろしさを感じさせる。いったい今度の話がどのような結末を迎えることになるのか、今から恐さを感じつつ楽しみに待ちたい。

 しかし、今回の話はまだ上巻と言うこともあるのかそれほど恐ろしい描写も無かったのだが、最後のアレだけは駄目だった。最近の『断章のグリム』には恐怖の法則性が少し見えたような気がしたため慣れてきたつもりだったのに、最後のあの情景だけは本を読んでいるだけで寒気を感じてしまった。もし夢に出てしまったらどうしてくれよう。

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2016年08月27日

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ネタバレ

なでしこ、と言われて『撫子』かと思ったら
カーネーションの事、だそうで。

一体どんな童話なのかと思っていたら、知ってます。
あれはそういう題名だったのか、と。
単純に考えれば、花になった少女そのまま、だと思いますが
どうなのでしょう?
そこは予想通りで…という事にもなりそうですし
まったく違う方向にもなりそうで。

同じ地域再び。
そして断章持ちとなってしまった、再登場少女。
潔癖症=泡、はどうなるのでしょうか?
泡で肌が…は、描写がないので大丈夫ですが
むしろグロはまったくなく大丈夫w とか思っていたら…。
そうですよね、結局ちらちら出てくるか、がっしり出てくるか。
中身がないって…。

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2013年05月28日

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《購入済》グロさ控えめ、今巻は普通のホラー小説のようなテイストだった。過去に出て来たキャラクターも登場し、なんとなく番外編のような雰囲気もあり、一味違う楽しみがあった。
上下巻なので、次巻での加速が待ち遠しい。

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2012年04月26日

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神の悪夢に関わった人には幸せはこない。新たな悪夢のかけらを持った人が登場しても、やはり不幸だった。まぁ、物語上仕方ないけど、そろそろ主人公二人がもう少し近づけばいいのになぁ。誰がどう悪夢と絡んでいくのかを楽しみにしつつ下巻へ。

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2010年06月29日

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自殺した琴理の机から持ち帰った一厘の白いユリ。そのユリはいつまでも枯れるコトなく、白いままの姿を保っていた。 誰のモノか分からない<なでしこ>の童話をモチーフにした泡渦。悲劇は何処に続いていくのか・・・


今回の童話は<なでしこ>です。私も始めて聞くお話しでした。上巻だけですが、相変わらず描写がグロイです。でも面白い・・・誰の泡渦なのかスゴク気になるトコロです。

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2010年12月09日

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今回の泡渦は「なでしこ」。
私も読んだ事はありますが、
他の物に比べて矢張りお目にかかる機会はぐっと少ない童話ですね。

大切な人が、突然もう2度と会えなくなってしまったら、
きっととても動揺するでしょうね。
自殺した琴里の恋人である臣は其れでも気丈に対応していました。
そうしなければ、どうしていいか分からないと云うのもあったでしょうけれど。
恋人であったにも拘らず、彼女の気持ちを解れない臣と
友達でだったけれど彼女のした事が
只の衝動でしかない事を解ってしまう一真。
琴里の死をきっかけに巻き起こる泡渦は展開がスピーディでハラハラしました。

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2010年02月16日

Posted by ブクログ

断グリってやっぱミッシングには劣るとやっぱり思ってしまう。
でも甲田学人さんは大好きだ><
夜魔みたいなのまた出して欲しい。

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2009年10月04日

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