皆川博子のレビュー一覧

  • 死の泉

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    コワイ話を書く作家だと思って読み始めたのに、なんだ〜、ナチスの時代を書いた時代小説だと思ったら、じわじわと怖さが増してきた。
    ナチスに限らず、軍部は存在自体でホラーなのかもしれない。

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    2021年02月20日
  • 恋紅

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    花魁や遊女の話は切なくて好きなので、
    裏表紙に「吉原」とか「遊女」の文字を見つけると、
    つい読みたくなる。
    しかし、このお話の主人公は、遊女屋の1人娘でお嬢様。
    本来なら黙っていても、将来は遊女屋の女将になれたはずなのに、
    すべてを捨て、好いた役者の元に行く。
    結婚というカタチにとらわれないままの夫婦生活(?)は、
    この時代にしては勇気のいる選択だったのではないかと思う。
    物語の中では色々な対比をモチーフにしているのがわかりやすい。
    裕福vs貧困、芸達者vs大根役者、などなど。

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    2010年10月04日
  • 恋紅

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    第95回直木賞。
    江戸末期から明治にかけての、遊郭と芝居の世界を描いた時代小説。
    主人公は遊女屋の娘・ゆう。たまたま見かけた三流役者による芝居に魅せられ、遊女屋のおかみとして生きる道を捨てて、旅芸人と結ばれる。
    本筋は、ゆうの恋愛、成長の記録であるが、他に裏テーマというか、さまざまな対立の構図が描かれている。遊女屋の娘・ゆう(使用人)と花魁(雇用人)、ゆうときつ(かむろ)、三流役者・福之助と大名題役者・田之助、吉原と深川、劇場と旅芝居などなど。みなそれぞれに自分の立場を理解し、また、自分の立場をあきらめ嘆き、それでも意地を張って生きていく。

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    2010年08月10日
  • たまご猫

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    短編集。怖い。ぞくぞくする、とか、血の気が引く、とかじゃなくて。なんでだろう。すごく怖いお話だった・・・。でも癖になりそう。

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    2009年10月04日
  • 聖女の島

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    しかし、何も変わったようには思えなかった。良心の痛みが訪れぬことに、私は絶望的な苦痛を覚えるのみであった。
    (P.165)

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    2009年10月04日
  • たまご猫

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    タイトルに惹かれて読んだ一冊。たまご猫と書くとかわいいイメージですが、作品自体は怖いです。(2003.2.14)

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    2009年10月04日