ショーペンハウアーのレビュー一覧

  • 幸福について

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    ショーペンハウアーならではのシニカルな幸福論。だが芯を食っている感じもする。何より自分の価値観を後押ししてもらえるのが良い。

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    2018年06月26日
  • 意志と表象としての世界I

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    『意志と表象としての世界』の構成 p37
    第一巻=認識論、第二巻=自然哲学、第三巻=芸術哲学、第四巻=倫理学

    《第一巻 表象としての世界の第一考察―根拠の原理に従う表象、すなわち経験と科学との客観》

    冒頭 p5
    「世界はわたしの表象である」―これは、生きて、認識をいとなむものすべてに関して当てはまるひとつの真理である。
    (解説)わたしの意識の外に世界が実在する、と主張してみても、そのことを確信するのもまたわたしの意識である。この言葉は、外から押しつけられるいかなる既成の価値をも疑う、という態度表明でもある。

    継続こそ時間の全本質である。p20

    理性によって正しく認識されたものが真理 W

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    2014年03月15日
  • 意志と表象としての世界II

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    課題で使っただけなので詩の章と音楽の章しか読んでません笑
    ほかはパラパラと見ただけです。
    でも面白かったです。

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    2012年07月10日
  • 意志と表象としての世界I

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    読む前の世界と
    読んだ後の世界が
    違って見える可能性のある本

    何度も読みたい、というか読まなければ理解できない

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    2012年06月29日
  • 幸福について

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    他の本と並行しながら読んでいたら3ヶ月も経っていた。光文社の古典新訳シリーズは訳も読みやすいのでおすすめです。
    いかに厄災にあわないように生きるか
    自分とは何者なのかについて、また他者の評価に振り回されない、自分の意思を知性によってコントロールしながら生きる大切さを本書は説いています。

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    2025年11月14日
  • 読書について

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    ショーペンハウアーの『余録と補遺』から、読書に関する3篇、「自分の頭で考える(思索)」、「著述と文体について(著作と文体)」、「読書について」を収録したもの。上記カッコ内のタイトルは岩波文庫版の訳である。


    3篇のうち、「著述と文体について」が一番ボリュームがある。そこではまず、お金のために書かれた本だと気付いたら、その本をすぐに投げ捨てなさいと促している。その部分を引用しよう。

    まず物書きには二種類ある。テーマがあるから書くタイプと、書くために書くタイプだ。第一のタイプは思想や経験があり、それらは伝えるに値するものだと考えている。第二のタイプはお金が要るので、お金のために書く。書くために

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    2024年11月23日
  • 自殺について

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    ショーペンハウアーの生まれ変わりである大城春亜とエリザベート・ネイの生まれ変わりである新垣エリが再び現代の沖縄で出会い、師弟関係を結ぶ。
    ショーペンハウアーの哲学って結構好きかも、と思った。

    『楽しい思い出も/苦悩も全て己の脳が/映し出した幻想/世界は全て/表象に/すぎない』
    『人が「死にたい!」と思った時/生きようとする「意思」が/はっきりと姿を表す/正常な判断を狂わせて/思い切った行動へ導いてしまう/それが自殺/それを未然に/防ぐ手段として/「意思の存在を知る」事が/最も適した方法だ』

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    2024年08月23日
  • 幸福について

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    ショーペンハウアーの生涯と『幸福について』を照らし合わせる歴史マンガ的な位置。
    日本ではあまり情報がない女性彫刻家のエリザベート・ネイとの出会いから始まる。『幸福について』は要素をなぞるような程度で、学術マンガというよりは歴史マンガの印象が強い。でも面白かった。

    『孤独を愛しなさい』
    『孤独に耐えられない者が社交的になり、余計な悩みを増やしてしまう』

    『日記は役に立つ』
    『頭でっかちな知識だけで経験がないのは注釈だらけの本に似ている。経験だけで知識がないのは難しすぎてどう読んでいいかわからない古典と同じ。知識と経験をバランスよく身につけるには、毎晩寝る前に一日を振り返ると良い』

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    2024年08月04日
  • 幸福について

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    幸福とは自分自身で自分の享楽を見いだし、実行していくこと。それに夢中になれば、外部の享楽に関心がいかなくなる。外部に関心がいかなくなると、孤独になるが、孤独が最も自由に生きれる。そのためには孤独に耐えれるようになり、孤独を愛することが必要となる

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    2024年08月01日
  • 読書について

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    偏屈なおじさんではあるけれど、言ってることはまぁまぁ共感。学びて思わざれば則ちくらし、思うて学ばざれば則ち危うしってね。

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    2024年07月07日
  • 読書について

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    想像していたような、積極的な読書をすすめる本ではなかった。
    というかぼーっと読んでいたら途中から「本を読むこと」というより「文章を書くこと」の話になっていて、ドイツ語の批判と文法解説になってきたので途中読み飛ばしてたらまた最後に読書の話に戻っていた。

    読書は他人の知識を自分に刷り込むような行為だと著者は批判していましたが、まさに私が、自分の思考を本を読むことで上書きしてしまおうという目的で読書をしているので、ちょっと自分とは考え方が合わないもようです。
    もちろん自分の頭で考えることは重要だけど、自分で考えるにも限界があるわけで。
    他人の頭で考えた代表的なものが哲学だったりするし。
    「自分の頭

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    2024年05月21日
  • 読書について

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    読書よりも自分の思考の方が価値高いでしょって話。その考えもわかるが、その話のレベル感が違う気がする。ショーペンハウアーは1788-1860の人。その当時と比べて現代人は圧倒的に読書量が足りなさすぎて、思考しようにも①思考体力がない②思考する題材がない(ないものは考えようがない)から、読書はあまりするなという主張はあまり現代には適切でないかも。って思います。
    でもその自分の思考が最高価値だよって主張自体は間違いなく、これまでの「読書系」の本とは別角度の意見で参考になった。読書マニアになりすぎず、そこからどう生かすかを軸にしようと思った。

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    2024年05月19日
  • 読書について

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    思索と読書のバランスについて書かれた本です。いわゆる、学びて思わざれなすなわちくらしと言う事について書かれた本です。

    ただ、これを真に受けて読書を怠れば、思いて学ばざればい即ち殆うしと言う事になりかねない。

    この時代の人たちは、我々より圧倒的に読書していた事を忘れてはいけない。
    要は友人同様、読む本は選びなさいという事。


    ヘッセの読書術より訳文が平易で読みやすく、同様の主旨で書かれているのでおすすめ。
    ただヘッセと違って、それなら何を読めばいいのかと言うリストはない。

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    2024年02月19日
  • 読書について

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    確か友人に勧められて買ってあった。「読書について」10「反復は勉学の母である」は耳の痛い話しだった。「重要な本はどれもみな、続けて2度読むべきだ。」ああ、そうなんだなぁと思う。8「古人の書いたものを熱心に読みなさい。まことの大家を。」かの出口治明さんもそうおっしゃっていた。でも古典難しいもんなぁ。

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    2024年01月07日
  • 読書について

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    「読書をすると頭が悪くなる?」
    なるほど、、、と思いつつ、自分も前から思ってたことを昔の人も同じように思っていたことに感銘しました。

    本読んで、感想をまとめて、もしくは線を引いたところを書き出して、そして読み返して、よく思索する、というプロセスは物凄く大事だと思いました

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    2023年07月13日
  • 読書について

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    「悪書から被るものはどんなに少なくとも、少なすぎることはなく、良書はどんなに頻繁に読んでも、読みすぎることはない。悪書は知性を毒し、精神をそこなう。
     良書を読むための条件は、悪書を読まないことだ。なにしろ人生は短く、時間とエネルギーには限りがあるのだから」(ショーペンハウアー『読書について』鈴木芳子訳、光文社古典新訳文庫 pp.145-146)

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    2023年07月12日
  • 幸福について

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    「その人は何者であるか」
      人品、人柄、個性、人間性、
      健康、力、美、気質、徳性、知性
    「その人は何を持っているか」
      所有物や財産
    「その人はいかなるイメージ、表象・印象を与えるか」
      他人の目にどう映るか
    訓話と金言
    年齢による違いについて

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    2021年10月13日
  • 意志と表象としての世界I

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    ニーチェやワーグナーに大きな影響を与えたショーペンハウーの代表的著作。最初の鎌田康男氏の当時の時代背景の解説や彼の簡単な一生の紹介があってそのあとに本文が始まる。「世界は私の表象である」という文章から始まるのが興味深い(さてそれはどういうことですか?ということになる)。
    本書は1巻から4巻に至るその前半の1巻と2巻を収めており、1巻で表象、2巻で意思の説明、そして3巻で表象の第2考察としての芸術、4巻で意思の第2考察としてのペシミズムが展開される。

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    2019年07月08日
  • 幸福について

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    初めてのショーペンハウアー。思ったほど厭世的じゃないなと思っていたら、解説にも彼の「生の否定者」というような一般的なイメージは誤解の色が強いということが書かれていた。それどころか「生の哲学」の系譜の始祖であるらしい。驚いた。まあでも、あくまで思ったほど厭世的でないというだけで、かなりのひねくれ者という印象は免れ得なかったが。

    中身は概ね同意したい内容であったけれど、無能な人に対する当たり方が天分は生まれで決まると言いながら異常にキツイのは気になった。もう少し詳しい論拠が知りたいと思う箇所も結構あった。「意志と表象としての世界」がさらに読みたくなったが、、読み切れる自信なし。

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    2018年03月03日
  • 意志と表象としての世界II

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    謙虚というものは、卑劣な嫉妬に満ち満ちたこの世の中で、長所や功績をもっているものがそれを持たない者に赦しを乞い求めようとするときの手段として用いる卑下の装い以外の何であろうか。

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    2014年03月01日