丸尾末広のレビュー一覧

  • 瓶詰の地獄

    Posted by ブクログ

    表題作、「青い珊瑚礁」みたいなネタなのだが、丸尾末広の絵柄で描かれると、肉体に妙に肉塊的な生々しさが宿っている・・・。

    0
    2012年07月09日
  • 瓶詰の地獄

    Posted by ブクログ

    夢野久作×丸尾末広 夢の競演でした。
    昔、文庫本で読んだはずなのですが、忘れてしまっていて
    こんな話だったかなぁと、思いながら読みました。
    相変わらず丸尾先生の絵はとてもきれいで、うっとりします。

    0
    2012年07月07日
  • 芋虫

    Posted by ブクログ

    漫画と呼ぶのが躊躇われるほど綿密な絵。
    乱歩の世界を表現できるのはこの人だけだと
    思わせることのできる仕上がりです。さすが丸尾末広。

    原作よりもエロ描写がきつかったなあ・・・。
    原作にないバナナのシーンは思わずこみ上げてしまいました。
    それ以外はどこまでも原作に忠実な描写でした。
    忠実だからこそ、ラストにはまた泣かされてしまいました。
    乱歩も丸尾もどっちもすごい。
    エログロ苦手な方にはお勧めしません。

    0
    2011年12月24日
  • 芋虫

    Posted by ブクログ

    江戸川乱歩の短編「芋虫」を丸尾末広が漫画化。原作よりもエロ要素がドギツい印象。
    緻密な絵柄でグロテスクなモノを克明に描写する丸尾の作風は、確かに江戸川乱歩と表現のベクトルが似てるかもしれない。

    0
    2011年06月05日
  • 芋虫

    Posted by ブクログ

    はじめに芸術的です。人間の醜さの終極が美にあるように、これはすごいとおもいました。乱歩と丸尾さんの組み合わせは怖いです。いろいろな意味で。

    0
    2011年03月02日
  • 芋虫

    Posted by ブクログ

    エグい。グロイ。

    丸尾末広、という名前は
    某女装ロリィタさんのトコロでしばしば聞いていたのだけど
    こういう絵柄の人なのね、
    昭和を想起させるような。
    アレだね、
    メリーのインディーズ時代のジャケイラスト描いてたんじゃないかな。
    知らないけどそんな感じ。

    話は元々乱歩原作のもので読んでいたので
    話自体は知ってた。
    それが絵になるとこんな感じですよーっていう。
    最近の萌え絵なんかじゃ表わせないと言って良いのか
    ……嗚呼、芋虫は描けないだろうな。
    絵に表すのはこれだけなんだろうか、
    他の作品にも手を伸ばしてみて欲しい。
    映像化が出来たんだから絵化も出来るだろう、ということで
    暗黒星を期待していま

    0
    2010年06月10日
  • 芋虫

    Posted by ブクログ

     うー、丸尾末広しゃんは、これでもかってくらいおぞましさやら醜さやらから目をそむけずに見せつけてくれるから、

     読むのに覚悟がいる。

     カネコアツシさんの、乱歩地獄くらいのグロテスクさの方が、後々残らなくて、今の心理状態には心地よい。

     後に残らないのが、必ずしもいいってわけじゃなくて、
     それほどまでに強烈に印象付けて作品を魅せられるものに仕上げてる力量に脱帽。

    0
    2009年11月08日
  • HOLY ホラーコミック傑作選第1集

    Posted by ブクログ

    <収録作品>
    手塚治虫「バイパスの夜」、美内すずえ「白い影法師」、諸星大二郎「小人怪」、日野日出志「はつかねずみ」、丸尾末広「電気蟻」、内田春菊「雨の日は嫌い」、花輪和一「怨焰」、永井豪「霧の扉」、萩尾望都「かわいそうなママ」

    0
    2009年10月04日
  • HOLY ホラーコミック傑作選第1集

    怖すぎて買えない

    白い影法師がトラウマレベルに怖いのよ
    分かってても怖い

    0
    2025年09月23日
  • 天國 パライゾ

    Posted by ブクログ

    「漫画界の魔人が拓く新境地」とオビにはありますが、とにかくずっと待ち望んでいた一冊です。ようやっと読めました。
    そしていざ読み始めてみて、思わずびっくりしてしまいました。なるほど、これは新境地と言えるかも知れない…。エログロからは確実に遠ざかり、新しく丸尾末広の世界が創られている…! なかんずく『オランダさん』や『童貞マリア』なんかめちゃめちゃいい話じゃないか…! フィクションとはいえ戦時中や戦後の長崎・東京、アウシュヴィッツの凄惨な描写には圧倒的な力があるし、絵画の構図にインスピレーションされた各コマの芸術性もますます洗練されているような気がして、ひたすらに圧巻、満足の一冊でした。好きなお話

    0
    2023年01月03日
  • 笑う吸血鬼 2

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2/2
    大判で既読だが読みやすいサイズで再読してみた。

    20年前に丸尾末広を知ったときは「これが正解だ! 極北だ!(何の、かはわからないけど)」と驚いたものだが、
    今では丸尾すら何かのバリエーションの一部でしかなく、というか積極的にパッチワークを行うことで逆説的に独自の世界を構築しているのだ、と判るようになった。
    築かれるのは、ノスタルジックでリリカルな嗜虐と被虐の塔。
    もちろんこの塔は古びた廃墟か、あるいは屹立する肉棒で、全体が汗と性欲と反吐でぎとぎとしている。

    すべてがそうだから、この作品だけ取り出してどうということもないのだが、敢えてつらつら書くなら。

    ・吸血鬼界隈以外の辺見という

    0
    2021年11月30日
  • 芋虫

    Posted by ブクログ

    絵が美しく、どうしようもないこのお話と丸尾末広の描き方の相性が良いと思った。
    突然のグロテスクなシーンには驚いたが、虚しさ、切なさが独特のタッチで助長されていて非常によい。

    0
    2019年05月07日
  • HOLY ホラーコミック傑作選第1集

    Posted by ブクログ

    今夜は重いモノ避けたかったので、久々のコミック。

    文庫版コミックの漢字が読みにくい年齢になってきたかな(苦笑)。

    初版は20年以上前。初出は1969~1989年であるが古臭さはほとんど感じない。

    今回のお気に入りは、日野日出志「はつかねずみ」、花輪和一「怨焔」、次点が諸星大二郎「小人怪」、大御所手塚治虫「バイパスの夜」って感じかな……?!なお、丸尾末広「電気蟻」は単行本『新ナショナルキッド』収録で何度も読んでいるので、対象外としました。

    他の作家陣も豪華だし、一括りで「ホラー」と言っても方向性は様々。個人的には一作を除いて、全て及第点超え。

    今回、BOOK・OFFの¥108コーナー、

    1
    2015年05月13日
  • トミノの地獄 1

    Posted by ブクログ

    丸尾末広
    双子の物語
    はじまり、はじまり~っ!

    連載では収録の数話は読んだ記憶はあるが、まるで馴染めなかった気がするが、単行本もまだ、序章といった感じ。

    今後の展開を暗示、予感させる、序章的①巻。

    ★★★☆☆は仮にということで……。

    0
    2014年11月27日
  • 芋虫

    Posted by ブクログ

    原作は1年以上前に読んでいたが、あの怪しい(かなりエログロそうな)作品の印象が気になり、漫画でも読んでみた。かなりエログロだった。乱歩はこの作品を通じて、夫婦の間の愛の形(最後は衝撃的)や戦争批判をしていたのか?

    0
    2013年08月19日