丸尾末広のレビュー一覧

  • 芋虫

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    流石丸尾末広!芋虫を完全再現してます!
    すごいとしか言いようがないです…
    彼程に乱歩を表現できるものがいるのか
    いや、いない。

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    2009年10月25日
  • トミノの地獄 3

    購入済み

    戦後すぐらへんの時代背景7日だと思った。主人公の双子たちのことが気になります。ラストがどうなるのか気になります。

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    2024年11月23日
  • 芋虫

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    芋虫に絵をつけたらこんな感じなんだろうなと思えるほど私の中ではしっくりくる漫画でした。ハマる人にはどハマりするタッグ!

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    2024年09月29日
  • HOLY ホラーコミック傑作選第1集

    匿名

    購入済み

    バリエーション色々

    一口にホラーといっても、色んなタイプの作品が集まっていて面白かった。王道からエロに重点置いたもの、ホラーというより心理サスペンス風なものなど。昭和っぽい雰囲気。

    #怖い #シュール #ドキドキハラハラ

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    2023年08月22日
  • アン・グラ

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    ネタバレ

    これは面白かった……!
    帯に「地下潜行的マンガ道」とあるから、え、丸尾先生が自伝を? と思いきや、たぶんフィクションに思い切り振っている。
    というのも、ご本人と比べると約10年くらい年上の文化が中心に来ているのだ。
    おそらくご自身の思春期の精神的彷徨も交えつつ、少し上の世代の文化への郷愁(グロ入り)を交えつつ、構築された世界だろう。
    藤子不二雄Aよりは、水木しげる。
    そしておそらく、林静一「赤色エレジー」も。
    押井守ですら学生運動はパロディにしたのだから、丸尾先生の世代ならより高度なパロディになるのだ。
    たった一巻でこの密度。
    "ロンパリ"のサチコ、実に丸尾的でいい。

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    2023年06月02日
  • HOLY ホラーコミック傑作選第1集

    購入済み

    ホラー短編集

    ホラー短編集。ホラーといってもオカルト、モンスターもの、人の心の闇を描いたものなど様々。個人的には手塚、萩尾の作品が印象的だった。

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    2022年02月09日
  • 天國 パライゾ

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    第二次大戦敗戦後の戦災孤児のエピソードから、少しずつ時間をさかのぼって、長崎の被曝、そしてアウシュビッツのコルベ神父のエピソードに到る、ゆるやかにつながった連作。コルベ神父のエピソードは二つの視点から二度描かれている。掲載誌も異なるが、掲載時期は近い。丸尾末広的な露悪趣味がメインではなく、コルベ神父のエピソードに収束するところが興味深い。考えてみたらアングラ的な題材の多い丸尾末広が、これほど有名なコルベ神父のエピソードを中心に据えるというのも珍しいのではないか。

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    2021年01月02日
  • 瓶詰の地獄

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    大正・昭和の雰囲気を耽美的に描ける絵師の短編集。
    落語やオリジナルの姉弟の話もインパクトあるが、やはり表題作が凄い。原作を再読してもこの絵柄が脳内のイメージを上書きするほど強力。

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    2020年01月12日
  • トミノの地獄 4

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    ネタバレ

    つげ義春の目玉の看板だらけの町、が戦争で荒廃していく……丸尾先生にしか作れないマッシュアップ。

    悲劇に翻弄されるのは相変わらずだが、しかし悪人は悪人らしく。
    そして清く生きようとしたものにはそれなりの。
    意外にヒューマニスティックでびっくりした。

    長崎での戦争といえば……。

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    2019年02月23日
  • トミノの地獄 4

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    物心がつく前に母の親類に預けられた二卵性双生児は、
    浅草の見世物小屋に売り飛ばされたが、
    そこに集まっていたのは疎外された優しい人たちで、
    束の間、安らぎを覚えたものの、
    悪意ある大人の目論見によって引き裂かれ……。

    トミノはカルト教団の巫女として祭り上げられたエリーゼの
    付き人にされ、
    カタンは孤島で身体改造を施されそうになったが、辛くも脱出。
    一方、双子の母である元女優・歌川唄子こと松田昌江は、
    見世物小屋を焼け出された一同を引き取って、
    郊外で平凡な暮らしを始めた。
    トミノとカタンがそこに合流できれば
    ハッピーエンド、だったのだが――。

    地獄巡りの果ては空襲。
    犠牲になるのは、いつも

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    2019年02月13日
  • 瓶詰の地獄

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    この人の作品は、原作付きのものはみんな出来がいいように思う。正直、オリジナル作品は微妙だ。「かわいそうな姉」だけいらない。薄気味悪い耽美的な絵は美しいけれど話がつまらない。この中で1番好きなのは落語の噺「黄金餅」最後の按摩さんがゾロゾロ黄金餅買いに来るシーンはゾッとするより可笑しくて笑ってしまう。よくみるとそれぞれ体型が違って芸が細かい。珍しく軽妙な話「聖アントワーヌの誘惑」も、悲惨さがコメディタッチで描かれ面白かった。

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    2017年06月11日
  • 芋虫

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    あの乱歩の短編を、これ以上ないほどに濃く煮詰めたエッセンスのような。須永中尉の表情の微妙な変化が見事。あの3文字が迫ってきて目にはりつく。

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    2015年11月28日
  • トミノの地獄 1

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    20代の頃、JUNEで知り、どうにかコミックスを読みたい、と地元の本屋を探しまくり、男性向けエロ漫画のコーナーからしれっと『少女椿』とか『DDT―僕、耳なし芳一です』など買ってエロ本読む感覚で読んでいた。なんと言うか、昭和初期テイストと不潔マニア向け、と言う印象が非常に強くて、今でも絵が脳内に収納されてまる、印象が焼き付いている…その丸尾先生の新作。

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    2014年12月22日
  • トミノの地獄 1

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    姉は血を吐く、妹は火吐く、可愛いトミノは宝玉を吐く。

    蛸娘エリーゼの造形にくらくら。
    大期待。

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    2014年11月28日
  • 芋虫

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    『パノラマ島綺譚』に続いての江戸川乱歩×丸山末広コラボ。
    前作よりも、エロ・グロ・ナンセンスが強くなっています。

    時代はロシア戦争を経てのシベリア出兵の後、
    戦傷で両手両足と、声を失った兵士とその妻が主人公。

    貞淑な妻の中に潜む嗜虐的な性癖、、
    不具となった夫のやるせなさと、抑えきれない欲望、

    それぞれが徐々に“壊れながら”つまびらかにしていく、
    そんな人の“欲望”の描きようが、なんとも衝撃的です。

    原作自体が、いろいろと衝撃的な内容ですが、
    なんとも上手く表現されているなぁ、、と。

    原作を初めて読んだ時にゾッと感じたその世界観、
    それがそのまま伝わってきたと感じています。

    冒頭の

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    2014年05月12日
  • 芋虫

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    知っていたけどなんとなくスルーしていた一冊を不意に思い立って購入。
    江戸川乱歩「芋虫」漫画版。
    短いのでパッと一気に読んで、軽い吐き気に襲われた(笑)
    ストーリーは、ほぼそのまま原作どおり。
    もちろん――というかなんというか、
    小説のイメージよりも妻・時子が美しく描かれているけれど、
    それは丸尾作品だから当然と言えば当然で。
    時子の外見があくまで美しいことが「事件」の醜悪さを引き立てるわけですね。
    セリフもモノローグも控えめで、グロテスクだけど幻想的。
    一幕のグラン=ギニョル劇のような。

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    2013年11月27日
  • 芋虫

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    江戸川乱歩『芋虫』のコミカライズ

    活字を読まれた方、あらすじを知っている方はわかると思いますがストーリーの決め手となる三文字の言葉、またその光景が冒頭に描かれています。これは活字でなく、絵で魅せる漫画ならではの表現で個人的にとてもよかったです(活字はさらっとした印象でしたが、漫画は冒頭からそれを持ってくることによってより印象深くなりました)

    登場人物の表情が痛いほど美しく、切ないです。(特に其ノ参からラストにかけて、夫である須永中尉の表情。活字と同様、ストーリーは妻である時子がメインで描かれていますがこちらも絵で表現されているぶん活字ではわからなかった須永中尉の心情、表情がわかりやすく描か

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    2013年11月13日
  • 芋虫

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    江戸川乱歩の原作も読み、映画の『キャタピラー』も鑑賞した上で漫画を読んだ。
    エログロではあるが、切ない。

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    2013年02月16日
  • 瓶詰の地獄

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    短編4作収録。
    表題作は夢野久作の同名小説コミカライズ。
    成長した兄・太郎の顔が、どことなく写真で見る夢野久作に似ている気が。
    「かわいそうな姉」は、
    渡辺温の同名作品を元にしているのかと思ったが、読んでみたら違った。
    でも、やっぱりかわいそう(泣)

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    2013年09月19日
  • 芋虫

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    お友達にお勧めされて購入。江戸川乱歩と丸尾末広の異色のコラボ作品。醜く美しく儚い。エログロな作風が強いので、苦手な方注意ですが、是非ラストまで読んでください。

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    2016年01月02日