【感想・ネタバレ】トミノの地獄 4のレビュー

あらすじ

日本漫画界が誇る魔神、丸尾末広、キャリア最大の長篇作、世界待望の第4巻。戦争、そして日本に落とされた新型爆弾による悲劇…激動の時代を、トミノとカタンは生きる。渾身のロマネスク復讐譚、堂々の完結。

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購入済み

この作家さんけっこうグロいシーンや過激なシーンも多いなか今回はマイルドだと思う。読み応えのあるストーリーでした。

0
2024年11月23日

購入済み

丸尾末広の歴史に残る傑作!

少女椿と同等いやそれ以上の名作になる傑作。
丸尾にしてはソフトな表現の中にも哀しくも美しい
物語が溢れいる。こんな漫画を描ける日本人がいる事を
誇りに思う。ページをめくるごとに凝視してしまう
美しい絵、もはや芸術ですね。
丸尾の作品はほぼ全部持ってますが、今後の新作も楽しみで
仕方無い。

0
2019年02月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

つげ義春の目玉の看板だらけの町、が戦争で荒廃していく……丸尾先生にしか作れないマッシュアップ。

悲劇に翻弄されるのは相変わらずだが、しかし悪人は悪人らしく。
そして清く生きようとしたものにはそれなりの。
意外にヒューマニスティックでびっくりした。

長崎での戦争といえば……。

1
2019年02月23日

Posted by ブクログ

物心がつく前に母の親類に預けられた二卵性双生児は、
浅草の見世物小屋に売り飛ばされたが、
そこに集まっていたのは疎外された優しい人たちで、
束の間、安らぎを覚えたものの、
悪意ある大人の目論見によって引き裂かれ……。

トミノはカルト教団の巫女として祭り上げられたエリーゼの
付き人にされ、
カタンは孤島で身体改造を施されそうになったが、辛くも脱出。
一方、双子の母である元女優・歌川唄子こと松田昌江は、
見世物小屋を焼け出された一同を引き取って、
郊外で平凡な暮らしを始めた。
トミノとカタンがそこに合流できれば
ハッピーエンド、だったのだが――。

地獄巡りの果ては空襲。
犠牲になるのは、いつも無垢で非力な者たち。

何しろ“あの”丸尾先生の作品なので(笑)
どんなヒドイ結末になるのかとハラハラしていたが、
予想外にヒューマニズムに溢れていて感動した。
昌江ママが時間の経過と共に
穏やかで柔らかい顔つきになっていったのが一層、
悲しみを際立たせる。

0
2019年02月13日

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