西田佳子のレビュー一覧

  • ぼくがスカートをはく日
    『むらさきのスカートの女』(今村夏子)を思い出すために読もうと、キーワードで選んだ『ぼくがスカートをはく日』(エイミ・ポランスキー)。

    今回は【トランスジェンダーの小学生6年生が持つ苦悩の話】でした。

    偶然ハトシェプスト興味で選んだ『碧いホルスの眼』(犬童千絵)を並行して読んでいる事もあって、
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  • ニュージーランド アーダーン首相 世界を動かす共感力(集英社インターナショナル)
    女性としても、首相としても思いやりと決断力がある。自分も一人の女としても、仕事でも何か意義と結果を見出したいと思いながらどうしていいかわからない。そんな中ですごく勇気をもらえた。
  • 静かな力 内向型の人が自分らしく生きるための本
    「内向型は、発言するよりは、黙って流れを見守る方が好きです。発言すべきときがあれば、そのときだけ発言します。」p.9

    「内向型の多くは、親しい友達と一緒にいるときや、自分が関心を持っているテーマで話しあっているときは、そうでないときよりも外交的にふるまうと言います。また、たくさんの人に囲まれている...続きを読む
  • ぼくがスカートをはく日
    まだまだ心と体の性について理解されない世の中。
    もっと自由に生きられるようになるのはいつになるんだろうか。
    12歳の主人公の気持ちが苦しかった。
    最後は良かった。
  • ぼくがスカートをはく日
    トランスジェンダーの女の子が家族やクラスメートの無理解に悩まされながら、信頼できる先生と出会って成長していく物語。希望を持てる前向きなストーリーなのがとてもよいです。
  • ニュージーランド アーダーン首相 世界を動かす共感力(集英社インターナショナル)
    とってもかっこいい首相だったし、経歴を知ってなるべくしてなった首相なんだなと納得がいった。これからの動向にも期待したい。
  • ニュージーランド アーダーン首相 世界を動かす共感力(集英社インターナショナル)
    一般的に女性は男性よりも優れていないと同等の役職やチャンスを手に入れられないといわれる。
    30余年生きてきた私も、そのとおりであると思う。

    総合職の男女比は厚労省“職種別正社員・正職員の状況”によると
    平成28年(2016年)、男女ともに採用する企業は約4割しかなく、約2割は女性のみ、約4割は男性...続きを読む
  • ぼくがスカートをはく日
    自分は立場や年齢的にサリーおばさんが一番近い立場なんだけど。この本の登場人物の中でサリーおばさんが一番理解できなかった。
    「どうしてこんなにもグレイソンを否定するんだろう?」「なぜ、グレイソンのチクチクしている気持ちに気がつかないのだろう?」「自分の価値観を押し付けて振り回し、グレイソンの世界をメチ...続きを読む
  • ぼくがスカートをはく日
    クライマックスには演劇のシーン。主役のペルセポネを演じるグレイソン。
    この本のストーリー構成から、映画「ボヘミアン・ラプソディ」を連想した。

    フレディ・マーキュリーの半生が描かれた後、クライマックスのライブエイドのステージで「エィヨ、イーヨ、オールライト!」と観客にコールするフレディ。「ありのまま...続きを読む
  • ぼくがスカートをはく日
    この話自体は決して幸せなことばかりではないが、この本を皆が読んで知ることで、主人公のような人が幸せに一歩ずつ近づくのだと思う。私も自然に受け入れられるようになりたい。
  • ぼくがスカートをはく日
    まず一言…
    ペイジごめんなさい。
    最後まで疑ってました…

    LGBTへの見方が変わった1冊。
    今までもLGBTには特に偏見は無かったがこの本を読んでより理解を深めることが出来た。
    読んでいて途中凄く心苦しくなるところがあるが、その場面を乗り越えてこそこの本の意味があるし、得るものがある。
    グレイソン...続きを読む
  • ぼくがスカートをはく日
    子どもが借りた本。表紙の絵とタイトルに惹かれて手に取った。
    これは、トランスジェンダーと思われる12歳の少年の目線で、彼の学校での日々や心に降り積もる思いが書かれた物語だ。
    日本では、多感な中高生時代にLGBTの当事者がカミングアウトするということは、ほとんどないだろう。その多くはきっと誰にも心の内...続きを読む
  • 警視の哀歌
    警視とタイトルにあるシリーズというか、ジェマとキンケイドのシリーズというか。
    長い間、高水準を保っている英国の警察もの。
    最近のでは「警視の因縁」「警視の挑戦」に続く15作目。

    かっては同僚で良き相棒だったジェマ・ジェイムズとダンカン・キンケイド。今は結婚して違う署にいます。
    幼い娘のための育児休...続きを読む
  • アルバート、故郷に帰る 両親と1匹のワニがぼくに教えてくれた、大切なこと
    読み終わるのがさみしい、と久々に思えた作品。

    ペットのワニ、アルバートとさよならする旅のはずが、破天荒な脱線の連続...アルバートは球団のマスコットになったり、映画に出演したり...で、湿っぽい別れの予感はどこへやら。ヒッカム夫妻の思惑も(それに職業も)刻々と移ろって落ち着かず。アルバートを本当に...続きを読む
  • わたしはマララ
  • わたしはマララ

    良本中の良本

    私は恥ずかしながら、マララという女性をノーベル平和賞を受賞するまで知らなかった。でもこれは日本が教育については世界的に見て相当恵まれており、表面上の記事だけ読んでも何も伝わらないから、メディアもそこまで取り上げなかったのではないかと、自分の弁明も含め思う。
    ノーベル平和賞と新聞広告をきっかけに本を手...続きを読む
  • わたしはマララ

    The chosen one.

    16歳の女の子が(共著者はいるにせよ)、言葉にこれだけの力を込められるというのがすごい。しかも、決してそれを傲ることもなく、「教育と平和を全世界の人に訴える」という自分の目的を終始一貫ぶれることなく、訴えてくる。「彼女は選ばれた子」だと、言ったのは、私にこの本を勧めてくれた同僚だが、本当にそういうこ...続きを読む
  • ニュージーランド アーダーン首相 世界を動かす共感力(集英社インターナショナル)
    やはり国のトップは人格者でなくてはならない。
    それに性別や年齢は関係無い。
    そしてアーダーンの様な、本人に国のトップになりたいという野心が無かったとしても、性別や年齢に関係無く国のトップに選んだ、そして何よりその様な人物を育んだニュージーランドという国を尊敬する。
    勿論、女性蔑視などの様々な障害はあ...続きを読む
  • 男の子は強くなきゃだめ?
    ジェンダーフリーの内容。
    男の子はこうあるべき!はおかしいことで、それぞれ強さも好きなことも、得意なことも違っていいんだ。
    と、男の子に向けて語りかけています。
    男の子、女の子って、決めつけはまだまだあるように思うけれど、みんな違うのが当たり前、それはいいこと!の考えが当たり前の世界になりますように...続きを読む
  • ぼくがスカートをはく日
    体と心の性が一致しないLGBTの男の子の話。
    グレイソンは丈の長い服を着て女の子のスカート姿を空想していたが、思春期になり、自分が変わっていく姿に、空想が出来なくなってきた。
    だれにも言えず悩み、ドレスを着るお姫様を描いたりして空想を続ける。
    ある日、学校の劇のキャストオーディションを知り、応募、そ...続きを読む