西田佳子のレビュー一覧

  • アルバート、故郷に帰る 両親と1匹のワニがぼくに教えてくれた、大切なこと

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    若くして結婚した二人が旅で様々な出来事に遭遇し、自分のいるべきところを見つけ出すロードムービー物。

    かなり面白く読めたが、遭遇するたくさんの奇想天外なエピソードに興醒めすることもあった。やり過ぎじゃないかなと。

    それにめげさせずに最後までぐいぐい読ませたのは、ワニ、雄鶏、旦那さん、奥さんの描写が秀逸で、それぞれが物語に欠かせない役割を持っていることにあると思う。

    子供だけどいざという時助けてくれたワニ、神のように俯瞰して世界を見ているかのような雄鶏、真面目で誠実でたくましい夫(作者の父)、何より奥さん(作者の母)の生き生きとした描写には、読んでいて何度も笑顔になることができたし、頭の中に

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    2018年02月18日
  • アルバート、故郷に帰る 両親と1匹のワニがぼくに教えてくれた、大切なこと

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    1930年代の米国。炭鉱の鉱夫のホーマーと妻のエルシーは、ペットのワニ、アルバートが大きくなったので故郷の川に帰してあげる旅にでます。
    銀行強盗や労働紛争に巻き込まれたり、野球選手や看護婦になったり、スタインベックやヘミングウェイと知り合ったり、まさに波乱万丈。アルバートの帰る先はどこ?

    なんとも奇想天外なお話。楽しめます。

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    2017年01月19日
  • ぼくがスカートをはく日

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    ネタバレ

    ラストが、それまでの『ぼく』から『わたし』になっている。けど、これ……英語だと同じなのでは?と思ってしまった。いや。違うのか?うーん。よくわからない。

    でも、この最後の訳がすごくいいなと思った。



    いくつか女子トイレに入りたいというシーンがある。結局は入らないけれども。

    これがよく分からない。ただ『女の子の場所に入って、自分が女の子である』と確かめたいという事にしか見えない。しかし、大半の女性にとって、別にトイレは『自分が女の子と自覚するための場所』ではない。ただの『排泄場所』であり、男性用と分かれていることで『安全に』使える場所であるというだけでしかない。

    つまり女性であるという事

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    2024年03月08日
  • 警視の慟哭

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    シリーズ毎に人物が増えて覚えきれないよ
    今回チャールズ警視正の章は読みづらかった
    それと、夫婦間って仕事のことでも秘密はタブーなのかな

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    2024年01月12日
  • わたしはマララ~教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女~

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    強い信念を持った少女と伝統を重んじ娘を思いやる母親。母親が読み書きができないのも驚きですし、子どもを思いやる気持ちはどこでも一緒ですね。

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    2023年09月30日
  • 男の子は強くなきゃだめ?

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    男の子らしくならなくても、君らしくいればいい。
    人と違うからこそ、君が君なんだよ。
    そんなメッセージは、今のままのままの自分でいることを肯定してくれます。
    息子に、どんな本だった?と聞いたら、「う〜ん、強くなくてもいいって!」と、とりあえずタイトルに対しての答えはわかった様子。
    あれこれ書いてあった具体例は自分の悩みと合致しなければ印象に残らずさらっと読んでしまうかもしれませんが、らしさに縛られなくていいことが少しでも残ってくれればいいなと思います。

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    2023年07月01日
  • 男の子は強くなきゃだめ?

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    ジェンダーの絵本。男の子らしさとか女の子らしさとかをこどもにはあまり押し付けないようにしたいなと思う。

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    2022年09月13日
  • 男の子は強くなきゃだめ?

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    ジェンダーに関する絵本。「そのままでいいんだよ」って言うけど、それは周りがそう思わないと結局 差別される。昔に比べて「男だから、女だから」とならないけど、こういう絵本を誰に向けて作っているのだろう…大人?子供? 難しい問題。本当に難しい。

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    2022年09月05日
  • 警視の謀略

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    ジェマとダンカンが気になって止められません
    私にとっては理想的ファミリーなんだけど〜
    人物の描き方が上手いなぁと思う
    毎回安定した面白さで満足感あります
    ラストが気になって、シリーズ次刊早く読みたい

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    2022年05月26日
  • ぼくがスカートをはく日

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    『ぼくと秘密のメリッサ』も演劇が使われていましたので、イメージがダブってしまいました。
    LGBTQテーマの物語。
    生まれつき女の子と思っていた男の子。想像の世界で自分の洋服をスカートだと思って過ごしていたが、その空想の力が追いつかないのを感じ始めていた。でもやっぱりスカートに憧れる。女の子の着ている明るい色の服や長い髪にも目がいってしまう。
    この話では、主人公グレイソンのありのままを支持する人と、自分の価値観・信念を主張してしまう人もいます。それはきっと、現実の世の中を楽観視せず、それでも勇気を持って自分らしく生きて欲しいというメッセージを送っています。
    読んだ皆が、何かしら考えたり印象に残っ

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    2021年12月26日
  • ぼくがスカートをはく日

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    ネタバレ

    読書会の課題本となったため、読む。
    いろいろまだるっこしかった。そんなん、言っちゃえーとか、平気だよーとか、負けるなーとか。
    でもやっぱり10代は戸惑うよね。

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    2021年12月21日
  • ぼくがスカートをはく日

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    途中、読むのつらかったなぁ
    特におばさんがダメ
    でもこういうひとは現代の日本にもまだまだたくさんいるのだろうし、当事者が周りにいなかったり知識が足りないこともあって、理解がないよなあ
    そもそもこれまで生きてきた価値観の刷り込みによって嫌悪感や拒否反応に繋がるわけだろうけど、宗教上の理由がある場合を除いてむしろ理解ができない…
    一歩を踏み出すことは怖いしリスクが伴うし不安だし、人は現状維持を望んでしまうものだけど、でも自分をなかったことにする、見ないふりをする、考えないように感じないようにしたって、主張は湧き上がってくるものなのだろうな
    ちかくにそっと寄り添ってくれる人がいるかいないか、環境がそ

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    2020年11月07日
  • ぼくがスカートをはく日

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    4歳のとき両親を交通事故で亡くしてから、シカゴで、伯父の家族と暮らす12歳のグレイソンは、鏡の中の自分が日に日に女の子らしさを失っていくことに落胆していた。学校でも孤立している彼は、近くに引っ越してきた転校生のアミリアと親しくなり、一緒に古着屋に行く。しかし、彼が欲しいのは女の子の服だった。アミリアとの仲も長続きしないと落ち込んだ彼は、たまたま演劇の出演者の募集チラシを見てオーディションに申し込むが、チャレンジした役はヒロインのペルセポネ役だった。素晴らしい演技をした彼に、先生はペルセポネ役を与えるが、伯母やその子どもジャックの大反対、学校内のいじめに遭う。

    自分は女の子だと思う少年(少女?

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    2020年05月06日
  • 静かな力 内向型の人が自分らしく生きるための本

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    なにかとネガティブなイメージを持たれがちな内向型をポジティブにとらえたメッセージを発してくださることがうれしい。

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    2019年01月20日
  • ぼくがスカートをはく日

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    主人公がスカート(に象徴される女性)に憧れる気持ち、自分の性に違和感を感じている様子がよく伝わってきた。
    理解ある先生に出会い、演劇を通して自分を表現できるようになってよかったと思った。

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    2018年11月15日
  • 静かな力 内向型の人が自分らしく生きるための本

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    ネタバレ

    「内向型人間の力」の中~高校生辺りのティーン向けバージョン。

    内容はかなりの部分で重複しており、ティーンの体験談が多いのは我慢するとして、どれも似たり寄ったりの話しで読んでて退屈。
    エッセンスとしては前作と同じでも、こちらは表面を撫でた感じで、大人はこちらを読む必要は無いだろう。

    一方で、子供には読ませてみたい。

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    2018年10月03日
  • ぼくがスカートをはく日

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    以前読んだ『パンツ・プロジェクト』とは逆で、心が女の子の男の子が主人公。幼少時代の両親がとても素敵な人。『パンツ・プロジェクト』よりは見劣りするかな。

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    2018年09月03日
  • アルバート、故郷に帰る 両親と1匹のワニがぼくに教えてくれた、大切なこと

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    偶然手にした一冊。奇妙なタイトルと表紙の絵が気になって読んでみた。著者(知らなかったが著名な作家らしい)の両親の若い頃の破天荒なエピソードで、どこまで本当でどこからが作り話なのか分からないが、スタインベックやヘミングウェイも出てくる。大恐慌の6年後の1935年に自動車で1000kmの旅をするというのは、相当の大冒険だったのだろう。長編のロードムービーのようで、(アメリカ小説をそれほど読んでいないにも関わらず)いかにもアメリカ小説という感じがする。「両親と1匹のワニがぼくに教えてくれた、大切なこと」というのがサブタイトルだが、その「大切なこと」をどう理解するかは読み手次第といったところか。かなり

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    2016年10月10日