中野康司のレビュー一覧
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まさにロマンティックコメディですごーくおもしろかった。そして新訳だからか、すごく読みやすかった。登場人物の人となりの説明とか、考えていることの説明とかが本当に細かくておもしろい。ここまで書いてくれる小説ってそうないのでは。主人公のエマが好き。先に映画「エマ」を見て、グィネス・パルトロウのイメージで読んでいるからかもしれず、本だけ読んだらすごくいやな女と思いそうな気もするけれど。それでも、エマのじーーっと人や人間関係を観察しているところ、鋭すぎて意地悪なところが好き。未熟なところも含めて。でも、根は素直でときどきものすごく反省するし。父親をはじめ、まわりにすごく気を遣っていて、でもあくまで明るい
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Posted by ブクログ
「自負と偏見」が素晴らしかったので、オースティン作品読破したいと思いこちらを読み始めた。
「エマ」はグウィネス主演の映画を視聴済。エマがチャーミングでとても可愛いくて円盤も買ったほど好きな映画だったのでウキウキで読み始めたら…
映画とはだいぶエマの印象が違う。
階級意識、自惚れ、思い込みが強いエマにかなりハラハラ。しかもエマ視点で語られるので彼女の心情が嫌でもこちらに丸分かりになるので読んでてツラい…。
しかもエマかなり鈍感なのに人の話を聞かないから暴走しまくってイライラ。上巻読むのに1週間以上かかってしまった…!とりあえず下巻に進みます。 -
Posted by ブクログ
2019.12.12
【感想】
全員が当たり前に身分を重んじていた
エマの性格がなんというか、すごい…
自分の考えが正しく、自分がいちばん恵まれていると信じ切っている姿
エマの発言の中には周り(特にハリエット)を見下している言葉が多いけれど、悪気なんて一切ないんだろうなあ
もし身近にエマのような人がいたら、私も信仰してしまいそう
ミス・ベイツが喋りすぎ笑う
【印象に残った言葉】
エマ・ウッドハウスは美人で、頭が良くて、お金持ちで、明るい性格と温かい家庭にも恵まれ、この世の幸せを一身に集めたような女性だった。もうすぐ二十一歳になるが、人生の悲しみや苦しみをほとんど知らずに生きてきた。
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Posted by ブクログ
ネタバレう~ん、ハマらんかったな。恋愛小説と呼ばれるものでグッときた本ってパッとは思いつかんけど。
時代背景とかぶっこ抜いてそもそもダーシー氏が高慢だなんだとなじられる意味がハナからわからん。ダンスパーティーで女と踊らないからいけ好かないだと?黙れ小娘。
これはもう同じ男として言わせてもらえば、女なら誰にでも等しく愛想をばらまく(それこそウィッカムのような)男なんぞよかよっぽど見どころがあるではないか。
エリザベスは頭の空っぽの妹たちとは違って血のめぐりのいい娘という設定ではあるけど、そう大差ないんじゃないかって僕としては思う。
人の噂話ばかり真に受けてあっちへふらふらこっちへふらふら、それでいて