辻内智貴のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2つのある人を中心に物語るお話。さらさら〜と読めるけれど、何ともいえない深い部分がある。
1話目はセイジさんという、旅先でお世話になった喫茶店の一応店長の話で、生きること、の意味をあらかじめ知ってしまっているような人の話。事故に巻き込まれた女の子を自らを悲惨なことに追い込むコトで救う。。結末は自分で想像できる感じ。
2話目は幼馴染の兄との深い兄弟愛を母の死を軸につづった話。話の中で、親の死、別れの悲しみを乗り越えるため、人は家庭を持ち、その悲しみを自分全てで受け止めない、クッションのようなそんな役割を、新しく自分の家庭を築くことでできているんだ。というような記述があった。
なんか心に深く突き刺 -
Posted by ブクログ
昔、単行本の方を読んだのでまた読んでみたいと思い、文庫版を手にとってみた次第なんですけれども、結果はうーん…どうですかね…確かに表題作は良かったものの、もう一個の方は何だか…小説として拙い感じが致しましたけれども、元々シンガーだった作者、ま、この作品以降、きっと上手くなっていることでせう!!
ヽ(・ω・)/ズコー
二編入っていましたけれども、どちらも社会に適応できない男の話でしたねぇ…あんまり悲惨な感じはしなくて、かといって必至に社会に適応しようともしていなくて…なんというかアレですね…社会の外側に居て、社会のことをジッと観ていると言いますか…ま、観察者みたいな男が仰山出てきますね! ←