辻内智貴のレビュー一覧

  • セイジ

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    2つのある人を中心に物語るお話。さらさら〜と読めるけれど、何ともいえない深い部分がある。
    1話目はセイジさんという、旅先でお世話になった喫茶店の一応店長の話で、生きること、の意味をあらかじめ知ってしまっているような人の話。事故に巻き込まれた女の子を自らを悲惨なことに追い込むコトで救う。。結末は自分で想像できる感じ。
    2話目は幼馴染の兄との深い兄弟愛を母の死を軸につづった話。話の中で、親の死、別れの悲しみを乗り越えるため、人は家庭を持ち、その悲しみを自分全てで受け止めない、クッションのようなそんな役割を、新しく自分の家庭を築くことでできているんだ。というような記述があった。
    なんか心に深く突き刺

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    2009年10月04日
  • セイジ

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    不器用にしか生きられないセイジの最後の行動は、衝撃的かつ非現実的。
    10代で読めてよかった。
    生き方を考えるきっかけになる。

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    2009年10月04日
  • 青空のルーレット

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     初読みの作家さん。
    タイトルに惹かれて手に取った。
     
     ビルの窓ガラスを清掃する「高所窓硝子特殊清掃作業員」という危険と紙一重の仕事をしながら、小説家やバンドマン、劇団員の男たちの熱い友情物語。
     
    「夢を叶える事よりも、夢を見る事で、人間は人間になれるんだっ」
    この言葉が印象的だった。

     2作目の「多輝子ちゃん」は、
    一発屋どころかデビューのチャンスさえ失ってしまったひとりのシンガーが歌う曲に救われた少女多輝子ちゃんの成長記。
     特別華やかでも、特別残酷でもないが、
    夢や幸せを求め、噛み締めながら人生を歩んでいく姿が温かかった。

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    2025年09月04日
  • ラスト シネマ

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    ネタバレ

    哲太少年と町に戻ってきて入院している田村雄治をめぐるラストシネマと中村正太郎さんのことの二編。
    ラストシネマははいゆうをめざして東京に出たが、あきらめて戻ってきた雄治と映画好きの哲太は映画の話でつながっているが、哲太は、雄治がかつて一度だけセリフをもらったという映画を探して、雄治に見てもらおうとする話。年の離れた哲太の雄治のためにという思いと、支える周囲の人々の助けに心あたためられる。

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    2024年05月19日
  • ラスト シネマ

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    シンプルに良い話ではあるが、主人公が小学校3年の時の記憶の回想にしては人間観察や状態描写が普通に大人で、違和感あり過ぎだった。

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    2019年07月07日
  • セイジ

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    昔、単行本の方を読んだのでまた読んでみたいと思い、文庫版を手にとってみた次第なんですけれども、結果はうーん…どうですかね…確かに表題作は良かったものの、もう一個の方は何だか…小説として拙い感じが致しましたけれども、元々シンガーだった作者、ま、この作品以降、きっと上手くなっていることでせう!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    二編入っていましたけれども、どちらも社会に適応できない男の話でしたねぇ…あんまり悲惨な感じはしなくて、かといって必至に社会に適応しようともしていなくて…なんというかアレですね…社会の外側に居て、社会のことをジッと観ていると言いますか…ま、観察者みたいな男が仰山出てきますね! ←

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    2015年07月31日
  • 青空のルーレット

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    青空のルーレットと多輝子ちゃんの2編からなる文庫本。
    青空のルーレットは夢を追いかける窓拭きの話。
    多輝子ちゃんは主人公多輝子ちゃんの高校生のときの話。
    共感はあまりなかったけど読みやすくはあったー、

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    2014年12月20日
  • セイジ

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    i was surprised at 'PART TWO' in Seiji(the ground on a fish or the god's name). the story like a jet coaster. maybe, these stories become from him and his dreams.

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    2014年10月27日
  • 青空のルーレット

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    星4つにしようか迷ったけど
    今後に期待をこめての星3つ

    芥川賞をとった2話目より
    1話目のほうがよかった
    「こうなってほしい」って思うとおりのラストで
    ちょっとできすぎかなぁ?とも思うけど
    正直、ぐっときた

    感想書きながら思い返すと
    2話目も途中まではよかったなー
    歌手のくだりが無理やりっぽくていらないかなと思うけど
    2話目もよかったなー

    星、4つ・・・いや、やっぱり期待をこめて3つにしとく

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    2013年11月30日
  • セイジ

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    人生の生き辛さみたいなのと真っ直ぐに生きることの大切さみたいな?

    映像観てたので内容理解は早かったかな〜

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    2013年11月02日
  • 青空のルーレット

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    夢しかないタツオと夢みる気力を亡くした多輝子ちゃんのカップリングの妙が効いた。誰かを助けたり誰かに助けられたり、知らないうちに僕等はどこかで干渉している。なぁんだ、さみしくないじゃん。

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    2013年09月28日
  • セイジ

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    ハタチくらいまでに出会いたかったなーと思う本。
    でも今読めて良かった。私の周りに"陸の魚"が多い。
    内容は、生きるとはどういうことかがテーマ。哲学的。
    後半のセイジの行動にビックリして、その流れを三度くらい読み返してしまった。

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    2013年03月12日
  • セイジ

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    いつのまにか感性が鈍くなり、だいぶ生きやすくなってきたのだけれど、昔はずいぶんといろいろぶつかった。大人になってもぶつかり続けているセイジと竜二の話。ちょっと疲れた。

    ストーリーとは関係ないが、「そう」「そんな」「その」みたいな指示語が多すぎて、気になった。半分ぐらい不必要だと思う。

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    2012年09月29日
  • セイジ

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     書店で何度か気になっていた作品を購入。辻内智貴は初めてかな。

     映画化され公開されるということで表紙に載っている西島秀俊の表情が気になって買ったというのもある。

     淡々と情景が進む作品で、読後時間が空いてしまったこともあり、この手の作品は大きな事件以外に詳細をあまり覚えてないというか・・・何と言ったら良いのかわからないところもある。もう1つ収録されている「竜二」の方が心に響いていた気がする・・・

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    2012年07月22日
  • セイジ

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    映画を観た後読んだが、思ったよりもあっさりとし過ぎだった。
    想像の余地がありすぎて満足に想像できないと言うか。

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    2012年03月26日
  • セイジ

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    こういう小説って意見が分かれるな〜わたしはあんまり吸いこまれなかった。。セイジについて、もうちょい説明あっても良かったよぅな?いきなりの顛末に感応性の高さは感じても、なんかそれまでのテンションや情報うすいような。

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    2012年03月21日
  • いつでも夢を

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    『セイジ』を読んだ時も思ったけど、頭の中で、映像が浮かびやすい。
    シンプルなんだけど、その分登場人物の心情に入り込みやすい。

    最後はずいぶん無理やりだったけどww
    面白かったです。

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    2012年03月18日
  • セイジ

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    映画がとても良かったので、読んでみました。
    すごく詩的な雰囲気なんだけど、その反面、とても淡泊だと思う。
    なるほど、音楽や映像をくっつけてみたくなる作品だなあ、と。

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    2012年03月14日
  • セイジ

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    映画を見て読みたくなったので買いました。
    映画版の表紙がほしかったと言うのもありますが・・・

    映画とは細部が異なっているし、ある意味別の作品として
    読めなくもない。
    ただ、生きることとはなんぞやってことや
    セイジのもつ諦めとか心に刺さるものがある。

    映画を見てから見たけれど、
    本の僕もセイジは森山未来と西島秀俊ではなかった。
    作品によっては映画の俳優さんのイメージでいけるけど
    コレはまったく違って見えた。

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    2012年03月12日
  • セイジ

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    映画化されているそうで読みました。

    セイジという不思議な人間が織り成す奇跡の数々。

    僕自身はあまり共感できませんでした。

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    2012年03月08日