辻内智貴のレビュー一覧
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なんだか読み終わって甘酸っぱい気分になる作品だった。
清々しい気持ちだけじゃなくて、社会の厳しさとかも感じさせてくれる本。
あぁ、いるんだろうな、こういうやつ。奥田みたいな悪役。
ホワイトカラーの人間が立派ってどこかで私も思ってしまってるけど、夢を追いかけ続けることも格好良いなぁ。
私も悔いのないように生きたいと思った。
たきこちゃんも読んでいて幸せな気分に。
そうだよなぁ、思春期の子供の気持ちって大人はわかってくれないよなぁ、なんて思いながら。
お母さんになったら読み直したい作品。
まさかあの爽やかで幸の薄い男の子が死んじゃうと思わなかったから、新幹線で読みながら泣きそうになってしまった。 -
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映画を観てから原作を読みました。
原作は思っていたより短くて、あっという間でした。
短編だからか、映画の中の核の部分があっさりしてて、ちょっと残念。
小説では、あっさりしてるのに映画ではあれだけの表現が出来るのはやっぱり映像ならではなのかも。
所々、映画と異なる部分アリ。
もう一つの話。「竜二」。
竜二は、兄弟の想いを描いた作品。
こっちも、生きるとは何か…というようなモノをテーマにしている。
お互いが一生懸命で思いやりを持ってるのに。お互いを理解してるのに。上手く表現できない。
思いやるって、素敵なことだけど、伝わらないのは辛いだろうなーと強く感じました。
★新しく築いてゆく何かがあれば -
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ネタバレ本書を知ったのは、俳優としても実績のある伊勢谷友介さんが監督を務め、西島秀俊さんと森山未來さんが主演した同書原作の「セイジ〜陸の魚〜」という映画を見たのがきっかけでした。
先に、映画について書くと、二度観ました。
二度目に見に行ったとき、一緒に行った連れには、この映画をよく二回観ようと思ったね、と意味深なことを言われましたが。
いいとか、悪いとか、面白いとか、つまらないとか、そんな単純な言葉では割り切れないものがあって、とにかくよくは分からないけれどもかき乱されるような、引きつけられるような、そんな何かがある映画でした。
好みで分かれると思うので、人にお薦めできるかどうかは分かりませんが -
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ネタバレ併せて収録されている「竜二」は未読。
伊勢谷友介監督、西島英俊、森山未來出演、2月18日公開の原作ということで、本当は読まずに作品を見ようと思っていたが、本屋で出会ってしまったそれが、すでに映画版の表紙になっていたので思わず手にとってしまった。
原作はえらく短い。しかしながら、確かに、映像にするのはなかなか興味深い。原作を生かすか、殺すか。伊勢谷君のお手並み拝見。
気になっていた「ある出来事」を、知ることとなるが、
これをどうやって映像にしてくるのか、
いろんな意味で気になる。
本当は☆☆☆☆☆でもいいくらい、
わたしは「あり」
なぜだろう。すごく共感してしまうのは、わたしもある種の
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ネタバレ今かなり見に行きたい映画、
『セイジ 陸の魚』の原作。
映画記念特別カバーも勿論いいんだけど、
やっぱり通常版の方が
セイジ にしっくり来る気がします。
一部抜粋
わしが思うに、そういう奴は頭が良すぎるのかも知れんなーーー」
「そういう奴って、誰よ?」とカズオさん。
「そういう、何もせん奴よ」
(略)
「わかんねえな。何で頭が良いと何もしなくなるんだよ。東大を卒た奴が皆んなグータラになっちまったらニッポンはエライ事だぞ、先生」
というカズオさんの言葉に、
「いや。そういうんじゃ無いんだ」
先生は、またプカリと煙を吐いた。
「わしの言うのは、つまりものごとが、見えすぎる、わかりす