白い巨塔(一)

白い巨塔(一)

649円 (税込)

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国立大学の医学部第一外科助教授・財前五郎。華麗なるメスさばきでマスコミでも脚光を浴びる彼は、当然、次期教授に納まるものと自他ともに認めていた。しかし現教授の東は、財前の傲慢な性格を嫌悪し、他大学からの招聘を画策。産婦人科医院を営み医師会の役員でもある岳父の財力とOB会の後押しを受けた財前は、あらゆる術策をもって熾烈な教授選に勝ち抜こうとするが…。教授選挙に絡む利権をめぐり蠢く人間模様を描いた医療サスペンスの傑作!

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白い巨塔 のシリーズ作品

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  • 白い巨塔(一)
    649円 (税込)
    国立大学の医学部第一外科助教授・財前五郎。華麗なるメスさばきでマスコミでも脚光を浴びる彼は、当然、次期教授に納まるものと自他ともに認めていた。しかし現教授の東は、財前の傲慢な性格を嫌悪し、他大学からの招聘を画策。産婦人科医院を営み医師会の役員でもある岳父の財力とOB会の後押しを受けた財前は、あらゆる術策をもって熾烈な教授選に勝ち抜こうとするが…。教授選挙に絡む利権をめぐり蠢く人間模様を描いた医療サスペンスの傑作!
  • 白い巨塔(二)
    649円 (税込)
    現教授の東は、学会のボスから学外候補の推薦をうけ財前にぶつける。政界まがいの生臭い多数派工作のすえ、かろうじて勝利した財前に、国際学会から招聘状が届く。栄光に満ち多忙をきわめる日々のなかで、財前は、同僚の第一内科助教授・里見脩二から相談された患者の早期噴門癌を発見し、見事手術を成功させる。だが、財前がドイツに出発する日、その患者は呼吸困難に陥っていた。
  • 白い巨塔(三)
    649円 (税込)
    財前が手術をした噴門癌の患者は、財前が外遊中に死亡。死因に疑問を抱き、手術後に一度も患者を診察しなかった財前の不誠実な態度に怒った遺族は、裁判に訴える。そして、術前・術後に親身になって症状や死因の究明にあたってくれた第一内科助教授の里見に原告側証人になってくれるよう依頼する。里見は、それを受けることで学内の立場が危うくなることも省みず、証人台に立つ。
  • 白い巨塔(四)
    781円 (税込)
    浪花大学教授・財前五郎の医療ミスを訴えた民事裁判は、原告側の敗訴に終わる。同じ大学の助教授の身で原告側に立った里見は、大学を去る。他方、裁判に勝訴した財前のもとに、学術会議出馬の誘いがもたらされる。学会人事がらみの危険な罠をかんじながらも財前は、開始された医事裁判控訴審と学術会議選挙をシーソーのように操り、両者ともに勝利することに野望をたぎらす。
  • 白い巨塔(五)
    649円 (税込)
    開始された医事裁判の控訴審は、原告側弁護人や里見たちの献身的努力によって、予断を許さない展開に。そして、財前自身の体に不吉な病魔の影が…。厳正であるべき“白い巨塔”大学病院の赤裸々な実態と、今日ますます重要性を増している医事裁判に題材をとり、徹底した取材によって、人間の尊厳と、二人の男の対照的生き方とを劇的に描ききった、社会派小説の金字塔の最終巻。

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白い巨塔(一) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年01月17日

    かなり以前にテレビドラマでやっていたので、なんとなく手を出さずにいた本。
    己の欲望によくもまぁこんなにも正直になれるものだと半ば呆れてしまうくらい濃いキャラクターが続々と出てきます。
    改めて顔をしかめるとともに、著者のリアリティへのこだわりに心底感心してしまいます。
    いや、すごい小説です。

    0

    Posted by ブクログ 2023年08月15日

    国立浪速大学医学部の第一外科助教授・財前五郎。
    彼は食道噴門癌(エソファーグス・クレプス)の手術(オペ)を得意とし、マスコミでも脚光を浴びていた。
    (胃の噴門部に癌が広がっている場合、その部分を切除したあと食道に繋がねばならず、財前がこの難しい食道・胃吻合手術に特に長けているという説明が、ドラマに比...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年08月01日

    他の本と並行しながらですが、2ヶ月弱もかかって読みました!もう全ての語彙力を圧倒的という言葉に置き換えたい所存でございます。去年五話連続でやってたドラマのキャストでイメージして読んだので、財前は岡田くん。里見は松山ケンイチ。ケイ子は沢尻エリカ。東佐枝子は飯豊まりえちゃん。などなどが頭の中で物語を展開...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年05月06日

    10代の時に読んだのですが、再読。
    先ず一巻は、登場人物の紹介と同時に教授選という、人間の嫌な好奇心が擽られる描写で巧みに翻弄させられる。
    ドラマを観て再読したくなったけれど、迫力のある作品です。
    医師の世界に時折蔓延っている人間模様が生々しいです。

    0

    Posted by ブクログ 2020年01月25日

    偉い人は出世どころか退職するのも大変なんだな。(じゃ偉くならなくていいや)

    山崎豊子さんによる、大学の医学部の生々しい出世争いを描いたドクター小説の金字塔です(白い巨塔だけに)。

    TVドラマなんかでは若手外科助教授の財前先生が主役を張りますが、小説版である本書で一番存在感があるのはその上司たる東...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年11月26日

    派閥を経験したことがないので、内部に対してこれだけの力量を使う事が無駄に感じてしまうのが、率直な感想です。その分外部に使えば、どれだけ世の中に貢献できるのかと考えられるのは、今が恵まれた環境で働いているからかもしれませんが。
    しかし、こういったドロドロ感満載のテーマを緻密な取材をされた上で筆を取られ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年06月01日

    岡田准一のドラマ観たら、また読みたくなって再読。3回目?やっぱり山崎豊子の小説の中でも圧倒的に面白い。やはり原作は濃い!!

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    Posted by ブクログ 2019年03月30日

    山崎豊子(やまさき とよこ)氏著書『白い巨塔(一)』です。

    主人公の財前五郎(ざいぜんごろう)は、食道手術を得意とする国立大学の第一外科助教授で、第一外科の東(あずま)教授の定年に伴い、次期教授の椅子を狙っています。
    婿養子として財前家に迎えられ、義父が大学教授になれなかった経緯や自身が苦学生を経...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年04月08日

    家族からの勧めで読み始めました。
    内容をほとんど知らず、なんとなく医療の話かと思っていたら、教授選!なんて煩わしい世界なんだとうんざりしましたが、その反面、皆が画策している様子は確かに面白い…とりあえず1巻だけ、と思いましたが早く続きが読みたいです。

    0

    Posted by ブクログ 2023年08月14日

    国立浪速大学医学部第1外科助教授・財前五郎。
    食道癌の専門家として、マスコミからも脚光を浴び、次期第1外科教授として、自他ともに認めていた…

    現教授・東は財前を嫌い、自身の出身大学・東都大出身者を自身の後継者として、推薦するのだった。

    何としても、教授選に勝ち抜こうとする財前は、義父・財前又一の...続きを読む

    0

白い巨塔(一) の詳細情報

  • ドラマ化

    「白い巨塔」

    2019年5月22日~26日 テレビ朝日系
    出演:岡田准一、松山ケンイチ、沢尻エリカ

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